石森則和のSEA SIDE RADIO

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そして、光の中へ。

2007-07-10 | Weblog
内藤大助さんというプロボクサーがいる。

日本&OPBF東洋太平洋フライ級王者まで
のぼりつめた選手だ。
(東洋王者はその後返上)

34戦、30勝、2敗、2分(21KO)
この輝かしい成績の中の
わずか「2敗」

この「2敗」は同一人物に涙を飲んでいる。

WBC世界フライ級チャンピオンのポンサックレック選手。
つまり世界タイトルマッチだ、

2敗のうち1敗めは
2002年4月19日だった。
世界フライ級タイトルマッチ「史上最短」の
1R34秒KO負けを喫してしまう。

しかし彼の凄いところは
復帰戦をKOで飾り、
その後も勝ち続けたことだ。

決して心が折れることはなかった。

2004年10月、
日本王座の初防衛戦を行い、
日本タイトルマッチ「史上最短」となる
1R24秒KO勝ちを収める。

2005年10月、再びチャンスが巡ってくる。
2度目のポンサックレック戦。

このときは慎重な滑り出しながら
チャンピオンを圧倒する攻撃をしていく。

しかし。

姿勢を低くするチャンピオンに
何度もバッティング(頭をぶつけてくること)を受け
出血が止まらず「負傷敗退」を喫する。

「まだやれた」
この悔しい思いは彼を更に強くした。

翌年には
日本・東洋太平洋王座の2冠を達成するのである。

そして
3度目の世界タイトルマッチのチャンスを迎える。

相手はまた
ポンサックレック。



しかし
「意外な問題」が持ち上がるのだ。

地上波放映を決定していたTV局が
都合で放送を取りやめ、
スポンサーが集まらなくなって
開催が危ぶまれていたのだ。

世界戦には4000万円ほどがかかるのだが
このままでは資金が足りない。

その後ドンキホーテ、sankyoなどが名乗りを上げ
一般からもカンパがあった。
しかし現在までに必要な金額にいたっていない。
ジムは借金をしてでも
内藤選手をリングにあげるとしているが・・・





先日、
僕のマネージャーから一本の電話が入る。

「ボクシング詳しい?」

そう。

7月6日になって
TOKYO MX TVが
生放送で地上波での中継放送を行うことを
発表したのである。

なんと異例の
「中継テレビ局決定会見」まで行われた。

MXは、
「東京で開催される世界タイトルマッチが
中継されないのは・・・」 と
急遽、番組編成を都合して
放送を決定したのだ。

7月18日水曜日
試合実現!

午後7時30分から9時まで生放送される。
(地デジでも放送されワンセグでも。
一部CATVでも見られる)

いしもりは
レポーターを担当させていただく。(詳細未定)

その場でしかわからない生々しい情報を
臨場感を大切にしてお届けしようと思う。

1974年生まれ
愛妻家で、サラリーマンでもある内藤選手。


男と男の「人生をかけた戦い」を
目に焼き付けて欲しい。

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2 コメント

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ボクシングっ!! (メロン)
2007-07-17 22:09:31
わぁぁぁっ!!ボクシングの中継って、家中で盛り上がりますよねぇッ!!!!

と言いたいとこなんですが、家は基本格闘技観ちゃダメなんです…親が嫌いみたいで。私は大好きなんですけどねぇ???
でも、どうしても観たくて、観たくて、たまらなくなってしまった事があります。
その日は大晦日で、毎年恒例の格闘技イベントの日!あのド派手なCMを見てしまったのです!!ちょうどその日は友達の家に集まり、親は他の家に集まり、子供達だけで年越ししようって事になってたんで、幸運にも観れちゃいました☆あの日ほどスポーツで興奮したことはなかなかありませんよ!また観たいなぁ☆
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ひょー。 (いしもり)
2007-07-23 22:36:51
メロンさん、ありがとう。

・・・わかるねえ。
一人でじっくり楽しむのもいいけど
大勢でわいわい見るのも
スポーツの醍醐味だものね。

僕も友人たちと会場に見に行った時などは
みんなで盛り上がって何倍も楽しいです。

子供達だけで集まって、なんて
いい思い出ですねー!



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