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『スターダスト☆レビュー 40周年 ライブツアー 「年中模索」 ~しばらくは、コール&ノーレスポンスで~』

2021-02-28 | Weblog

『スターダストレビュー 40周年 ライブツアー 「年中模索」 ~しばらくは、コール&ノーレスポンスで~』@中野サンプラザ

 

先日、文化放送斉藤一美ニュースワイドサキドリに根本要さんをお招きした時、

要さんに、いたずらっ子のような表情で

「今回のライブは、できれば最初から見てね」と言われた。

実は、これまでにはあまり無い驚きの演出が用意されている。

「配信ライブをしたことで、確かに可能性は広がったけれど、お客さんの前で演奏するのとはやはり違うよね」と語る要さん。

配信を楽しみはしたが、確かに、拍手がないことがこんなにも寂しいとは。

 

一方、今回のツアーは

これでもかというぐらいの感染対策が施され、万全の体制、

お客さんの数も必然的に半分になってしまうのだが、演奏に対する拍手や熱気は通常のライブと変わらない。曲によってはそれ以上の圧を感じるほど。

100箇所以上にのぼるツアーのまだ序盤なので詳しくは書かないが、今回のライブは観光もままならない日常を忘れ「壮大な冒険旅行」に連れていってくれる。荒波を乗り越え、暗い空を突き抜ける。そして、まさかの結末が!

 

音楽の演奏を「不要不急」と言う人がいる。でもそれは違う。

 

説明のできない不安や、のしかかるような苦しみの中で、どんな文字の羅列よりも心を救うのが、音楽だ。

今すぐにでも必要とする人がいる。

 

40周年を迎えたライブバンド、スターダストレビューは

誰よりもそれを知っている。

 

その決意にも似た強い思いは、それぞれの曲のブレイクや

エンディングの音の処理にも感じられる。

ニューアルバム「年中模索」からの曲も豊富に演奏されるが、それぞれのファンが大切にしている歌もたくさん。まさにスタレビらしいライブ。

この歌詞が、皆んなの心に残ることだろう。

 

 

「僕らの歌は君を、守るから」

 

 

(画像のアップロードは承諾済)


シリーズ被災地の真実「10年前の僕へ」南三陸 高橋家のラジオ

2021-02-21 | Weblog

「10年前の僕へ」
南三陸 高橋家のラジオ 

東日本大震災の発生から今年の3月11日で10年を迎えます。
宮城県南三陸町の防災庁舎を襲った大津波でお父さんを亡くした高橋知輝さん(21歳)は、

この10年、被災地の若者の主体性を高めるための動画制作などに取り組んできました。

震災当時小学生だった知輝さんは
プロ野球選手になりたいという夢を断たれ
故郷に帰ってきた時、
新たな姿に変わりゆく町の景色の中で、
「この町にいい影響を与えられる人間になりたい」と決意しました。

一方、お母さんの吏佳さんも、知輝君を含めた3兄妹を育てながら
社会福祉協議会の職員として被災者自身が被災者を助ける仕組みづくりや、
新しい地域コミュニティづくりに取り組んできました。
 
お父さんを亡くしたことはとても悲しい出来事でしたが
家族にはこの10年、嬉しいこともあればお祝い事もありました。
「被災者」といいますと気の毒、可哀想というイメージを持たれがちですが
普通の家族とかわらない日常も、確かにあったのです。
そして吏佳さんのように
暮らしの節々で空を見上げ、大切な人々に語りかけてきたのです。

そこでこの番組では
高橋さんのご自宅をラジオ局に見立て、
知輝さんをメインMCに、お母さんの吏佳さんとともに
この10年を振り返ります。
また、ほかの被災者や町の関係者にもインタビューし
こう語りかけます。

「10年前、瓦礫が広がる町を見渡していた自分に
今ならどんな言葉をかけたいですか」

被災者自身が語るほんとうの気持ちを
お聴きいただければと思います。

放送は2021年3月13日土曜日

18:00から。