石森則和のSEA SIDE RADIO

ラジオマンの
石森則和がお届けするブログです!

FAKE DOGEZAR

2013-10-09 | Weblog
国会議事堂で明日の取材の予習をしていたのだが
後ろのテレビでやっている
「土下座」についての報道特集が興味深くて。

「土下座」がニュースに登場するようになったのは
公共放送では薬害エイズ事件からなのか。
意外に最近。

それからは色々なニュースで色々な人が
頭を床に擦り付けてる。
なぜだろう。いつも後味が悪い。

専門家は「謝罪というより懲罰の意味が強い」と語った。
ならばそこに真心はないぢゃん。

番組では某社の謝罪会見マニュアルも紹介されていた。
様々な記者への「サービス」が記されていた。
模擬会見までして研究してる企業もあった。
その労力、ミスをおかさないために使えばいいのにと
思わず別の記者と苦笑い。
そんなんで懐柔される人がいるとは
思わないんだけど。

記者が求めるのは
そーゆーホスピタリティじゃなくて
事件の背景と核心に迫る言葉。責任の所在と補償。
そのホスピタリティは全て被害者のために使って欲しい。

ジャーナリストの中には
何が偉いのか怒号を発して追及する輩がいるが、
逆効果。相手が口を閉ざしちゃう。


記者になんか、頭さげなくていい。
償う相手はカメラやマイクの向こうで
苦しみに耐えているんさね。(´・_・`)