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佐藤さとるさん新刊『コロボックルに出会うまで』

2016-04-20 08:52:59 | 三浦半島~っ!
横須賀日日新聞で6回連載させていただいた「佐藤さとるさん ファンタジーの世界」。

佐藤さんは横浜にお住まいが長いのですが、小学校5年生まで過ごした安針塚が原風景で、作品の舞台の多くは、横須賀時代の風景をイメージされて書かれていたそうです。

コロボックル小国も、安針塚、のようです。
自動車専用道路がその後できましたが、今も緑多い安針塚は、コロボックルにぴったりの場所かもしれないですね。

「ファンタジーの世界」の最終回(昨年3月)に、「創作意欲は現在進行形。」と書かせていただきましたが、その後も書き続けられています。



小説という形をとっている佐藤さんの自伝です。


amazonの内容紹介より

戦後まもない時代、青年は新しい長編童話を志し、やがて、日本を代表する児童文学作家となった。現代児童文学のはじまりの時代、創作と生活の日々をみずみずしくえがいた佐藤さとるの自伝小説。

学生時代から童話を書きはじめた主人公は、児童文学者 後藤楢根の紹介で長崎源之助と出会い、ふたりで『玉虫の厨子の物語』で知られる平塚武二に会いに行く。創作への気持ちをおおいに励まされたふたりは、平塚に師事することになり、そのすすめで、いぬいとみこや神戸淳吉らと、同人誌『豆の木』を創刊する。

同人誌『豆の木』にあつまった仲間たちは、のちに『だれも知らない小さな国』(佐藤さとる)や『木かげの家の小人たち』(いぬいとみこ)など、それまで日本になかった新しい児童文学を著すことになった。

童話『ふしぎな塔のものがたり』、『てのひら島はどこにある』のもとになった短編『てのひら島の物語』『井戸のある谷間』を収録。

出版社からのコメント

「もし書きたいと思っているテーマがあったら、決して離してはいけません。しっかりつかまえていて、作品にしなければなりません。あきらめたらおしまいです」
これは、作中にでてくる平塚武二さんの言葉です。
この言葉にはげまされた主人公たちは、やがて、日本の戦後の児童文学を代表する作家となっていきます。

作品の誕生秘話を知って佐藤さとる作品をより楽しみたい方や、児童文学に関心がある方にはもちろんおすすめですが、風変わりな師弟ものでもあり、仲間たちと志にむかって努力する青春ものでもあり、じつはボーイミーツガールものでもある本作、多くの人に読んでもらえたらと思います。



一昨日、やらなければならないことが目白押しだったのですが、本がポストに届いたらもうそんなことはすっかり忘れて、読み始めました。


出てくる作家さんたちのお名前は、本名です。
小説という形をとった自伝です。

そういえば、子どもの頃の自伝のようなファンタジー「わんぱく天国」の中に出てくる少年たちのお名前も本名でした。

実際に逸見を取材したときに、それを土地の方々からうかがいました。


愛妻の愛子夫人との出会いも書かれています。
愛子夫人はお父さまのお仕事の関係で、一時期横須賀に住んでいらっしゃいました。

インタビューの時に佐藤さんとのお話のキャッチボールがとてもかわいらしく、ステキなご夫婦像を見せていただきました。


本の中に横須賀の文字を見ると、思わずうれしくなってしまうわたし。

ぜひ、お読みになってください。
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