さそりのらびりんす~ヅカへのつぶやき~

宝塚ファン歴は40年近く。今は95期贔屓。中でも朝美絢さんに夢中。

月組「応天の門」「Deep Sea」

2023-02-07 23:57:59 | 月組

今日は月組公演を見に行ってました。

お芝居もショーも、ちなつちゃん、すげー!!!(下品で失礼)が第一印象です。

在原業平が面白すぎて、業平オンリーカメラ(orオペラ)が欲しいと思ってしまいました。

本当に、お芝居しても、歌っても、踊っても、上手いんですよね。

特に、笑わせる「間」の素晴らしさですよ。

新公は主役より鳳月杏さんの役の方が難しいと思います。

(ロマンス劇場もちなつちゃん俊藤のが難しかったよね)

それでいて、決して目立ちすぎないというか、きちんと主役をたてられる。

今の月組が充実しているのは、

色んな意味で強い、この二番手さんがいらっしゃるからですね。

宝塚は今も昔も、二番手の強い組は栄えるのです。

 

「応天の門」は菅原道真が主役で、百鬼夜行が事件の主題でしたが、

道真が「鬼などいない」というたびに

「アンタこそ、化けて都に飛んできたやんけ。」

と、ツッコミたくなったのはワタクシだけでしょうか。(笑)

(北野天神縁起絵巻のお話)

昔、物怪、今、神様か、

と、天満宮に行くたびになんとも微妙な気持ちになります。

最も、平安時代は何かあれば物怪のせいで、

対処法は加持祈祷でしかなく、すぐに祟りにされてしまうので、

「祟った覚えはない、濡れ衣だ」

と道真はあの世で思っていたのかもしれません。

菅原道真の将来を大半の観客は知っているでしょうから

あの言動からの左遷かと思うと、なんともやるせない気持ちになりつつ見ていました。

(実際に道真が左遷になったのは清和帝から3代後

 ー光孝帝ー宇多帝ー醍醐帝の醍醐時代のことだそーです。)

 

昔から宝塚で歴史物を見ると、ついつい色々と調べたくなるのは変わりませんね。

田渕先生はストーリー展開に難は少々(多少?かなり?)ありますが

いろんな組子に見せ場が作ってあって、これぞ座付と感心しました。

下級生のファン的には嬉しい先生じゃないんでしょうか。

月組は下級生に至るまで、お芝居が上手いですし、

今やすっかり「日本物の月組」状態になっているので、

みなさんお化粧も所作もバッチリでした。

れいこちゃんこそ、新源氏物語を見たいんだけどなあ・・・とふと思ったのでした。

風間柚乃ちゃんの藤原基経は「花の業平」での香寿たつきさんを彷彿させられる安定のうまさでしたし、

天紫珠季の藤原高子はいかにも高貴な姫という匂い立つ美しさがありました。

あましちゃん、上手くなりましたよね。

やはり、娘役も時間がかかるのだと思います。

そして、お芝居のMVPは大楠てらちゃんの大拙ですよ。

いやー、すごいわ。

あれ、原作のままですよね?

若手の男役さんがあそこまで吹っ切って出来ちゃうのは凄すぎます。

大拍手です。

 

お芝居の感想で長くなってしまいました。

ショーは主題歌の♪ディープシー♪がやけに耳に残るのと、

べサメムーチョのれいこちゃんが美しすぎるのと

(スチールが出たら絶対買う!)

れいこちゃん&ちなつちゃんのデュエダンがヨダレものでした。

フィナーレのデュエダンより時間の尺取ってましたよね?

私はちなつちゃんの美脚をガン見してしまいましたよ。(笑)

 

あ、そうそう。

一緒に見た友達が、

「初日を観た人がべサメムーチョぐらいしかわからんかったって言ってたけど、

 シボネーが懐かしって思ったわ。」

と言ってました。

さて、シボネーを友達はいつ聞いたのでしょうか?

私がすぐに思い出したのは「ラ・カンタータ」の紫苑ゆう様でしたが、

友達は「ラ・ノスタルジー」の方だったのでした。

1987年の作品でございます。

何年前よ。

計算したら、36年。。。(爆)

「ラ・ノスタルジー」はとっても良いショーだったのに映像に全く残ってないのです。

岡田先生、あれだけセルフ再演するのであれば、

「ラ・ノスタルジー」を是非とも全編再演してくださいませ。

・・・と最後は昔話で終わる。

歳をとった証拠じゃ。(笑)

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宙組次期トップコンビ

2023-02-07 22:57:53 | 宙組

今日はマチネ月組さんでした。

いつものように終演後に宝塚阪急によって、車で帰宅途中

携帯の音がピコンピコンと鳴るわ、鳴るわ。

高速だったので、降りてから見たらば、

宙組のトップコンビ発表でした。

 

キキちゃん、ここまで本当に長かったですよね。

トップ決定、おめでとうございます。👏

二番手になって8年?9年?

天海祐希さんだったら入団してから退団するまでの年月ですよ。

途中、無責任に退団の噂も流れていたし、

これだけの長期間、自分を信じて待つのは大変だったと思います。

で、問題?予想外?はトップ娘役の春乃さくらちゃんですよね。

ワタクシ自身はこの間スカステ録画のカルトワインを見て、

ようやく認識したばかりの娘役さんです。

スタイルが良くて、歌が上手い印象でした。

潤花ちゃんと同期の102期。

 

実は、昨日までに勝手に考えていたんですよ。

真偽のほどはさておき、今回の騒動を抑えるには

有沙瞳ちゃんしかないんじゃないかって。

スポンサーの顔も立つし、ファンも報われ人事的に納得できるし。

でも、今更組替えはということで、春乃さくらちゃんになったのかな。

それこそ、真相は闇の中ですが。

娘役はこれまでも、え??という人選がいっぱいあったので

そういう意味では全く驚きはありません。

というか、娘役は順当な方が少ないと思います。

さすがにトップ娘役決定時にスチールがまだ出ていない娘役は初めてな気がする。

・・・と、思ったけれど、神奈美帆ちゃんがそうだったのかな。

やっちゃんも花組ファン以外には誰!?だっただろうに、

たった研3で組替え落下傘トップ娘役に就任して

観客を「この子なら当然だ」と思わせましたからね。

舞台人は結果が全てだとワタクシは思っているので、

キキちゃん、さくらちゃんのトップコンビが素晴らしい舞台を作ってくれることを願っています。

とにもかくにも、お二人ともおめでとうございます。

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