さそりのらびりんす~ヅカへのつぶやき~

気が向いたときにヅカのことを書いてます。
劇団に物申したいことはたくさんありますが、宝塚ファンは今後も続けます。

『誰がために鐘はなる』

2010-12-10 14:19:47 | 宙組
久々に宝塚に行ってきました~。
久々の宝塚はやはり楽しい。
というか、私。
ゆうひくんのことは結構好きなのよね、
と見ていて改めて気づきました。
トップになるまでより、
トップになってからのゆうひくんのが断然好きです。
今の堂々としたトップスターぶりを見ていると
なんでこの人がずーっと微妙路線だったのか
そっちのほうがわからなくなります。
(本人のやる気と自覚の問題も大きいのかな。)

『誰がために鐘が鳴る』
大昔に映画だけは見たことがあります。
当時はこれのどこが名作なのやら?
なんとも救いのない話だわという感想でした。
時を経てから見ても。
まるで特攻隊のようなお話だなあと思いました。
宝塚でするには役が少ないし地味。
といってあのラブストーリーを違和感なく出来るのは
宝塚しかなさそうではある。
でも、やっぱり。
演出が変わってはいても、古くささは否めないです。
ウサギさんという歌詞がどうにもこっ恥ずかしいし
あなたのために尽くしますってのが昭和だし。
同じ名作でも「カサブランカ」が古く思わなかったので
台詞が時代の流れについていってないということではないでしょうかね。
劇中で何度となくある幻想シーンは話の流れをぶった切っているけど
あれがないと宝塚じゃないし、下級生に出番もないし。
うーん。
やはり、何故今更「誰がために鐘が鳴る」なのか。
ってことですかね。

しかし。
ゆうひくんはかっこよかった。
ギリギリのところで生きている筋の通った男の生き方と
マリアを想う気持ちが矛盾なく表現されてました。
またもや当たり役ですね。
トップになってから当たり役ばかりでうらやましくもあります。
すみ花ちゃんはとにかくうまい。
最後の別れのシーンはすみ花ちゃんの号泣で
こっちまで号泣しちゃいました。
女優ですね。
スタイルに少々難ありだけど、
これだけの武器を持っていたら十分だわ。
やはりトップ娘役は最低でも1つは負けない武器を持っていてほしい。
もちろん、最低の美貌は必要ですが。

トップコンビ以外は出番が少なくてお気の毒でした。
らんとむも為所のない役だったし。
幻想シーンとフィナーレでつじつまがあわせてある感じでした。
というか。
このお芝居は、二番手星原さん、二番手娘役は京さんですね。(笑)
娘役はアリスちゃんがいなくなったせいか
純矢ちとせが二番手格?
上手い人なのだけど、ヒロイン系の役所はちょっと微妙。
うーん。
いつのまに宙組から美貌の娘役が消えたのだあ???