さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

ライナスな ベンジャミン・・・ タオルが好き

2011年02月09日 12時29分13秒 | Web log
スヌーピーが出てくる、ピーナッツという漫画に、ブランケットを手放せない
ライナスという男の子がでてくるのは、皆さんご存知かと思います。

さて、学校が始まりまして

ベンジャミンのクラスの先生から 「お手拭き用に 紐つきのタオルを持ってきてください」
と言われました。

で、持参したところ

ベンジャミンが うれしそうな顔で そのタオルをずっと抱きしめている。

「ぼく、タオル好き」と 言って話さない。

前から、そういう傾向があることは気付いていたのですが・・・

タオルケットが大好きで、夜寝るときは、絶対タオルケットだし、
眠いときは、バスタオルにくるまりながら、ゴロゴロするのが好きなのでした。

わたしもタオルの感触が好きでして、強烈に覚えているのは
たぶん、3歳ごろ、おむつが外れて初めて身につけたパンツが
タオルの生地でできた、パンツ。

色は 青いのと黄いろいので、2枚持っていました。

木綿のパンツより、絶対タオルのパンツが好きだった。

ので、ベンジャミンの気持ちがよく分かる。

昨日は、そのタオルをしっかりと握って、お持ち帰り。お店に出かけたときも
それを車の中で握り締めていた。

ジョナサンは 「ベンジャミン、変」と 非常に冷たい視線を送っていましたが。

今朝も、学校に持っていくタオルを握り締め、歯磨きと洗面のときも持っているので
「濡れちゃうから、置きなさい」と言ったら、泣きそうになっていました。

教えたわけでも何でもないのに、嗜好が似るっていうのは本当に面白いです。

遺伝子の仕業ですね。

おしゃべりしないと 生きていけない ・・・

2011年02月08日 13時34分05秒 | Web log
昨日は、わたしの友達が2人子どもを連れて遊びにきて、それは予定していたことだったので
よかったのだけれど。

途中、ベンジャミンの友達のお母さんが 「家の子がベンジャミンと遊びたいって言うから
連れてきて」というので、抜け出して ベンジャミンを お願いする。

お客さんが待っているから、と言うものの
あれこれ話しだすので、ちょっと立ち話をして帰ってきた。

そして、家で待っていた友達とおしゃべり三昧の後、夕飯の時間が近づいてきて
彼らが帰宅したので、急いで夕飯の支度をしていたら

近所の別の友達が 彼女の子どもをつれて 遊びにきて

『目の前の公園で子どもを遊ばせよう』というので

夕飯の準備ほったらかして、またおしゃべりに花を咲かせ

30分ほどして、帰っていった。

そして 「やっと ご飯の支度ができる」と思ったら

別な人から電話がかかってきて

その人、日ごろからマシンガントークな人なので

長くなるなぁと思ったら、案の定長くなって

子どもたちは 「 飢えそうだ 」と大騒ぎしまくり

マイクは 買い物にいったっきり 帰ってこないし

NO といえない おしゃべりな わたしが 一番悪いのだけれど。

なんという一日だ・・・(私は、くたびれ果てました)

そして、今日わたしが会った おしゃべり GIRLS はといいますと

日本人
中国人
オーストラリア人
香港人 

と、なんともまぁ、多国籍。これがオーストラリアの醍醐味でしょうね。

そして 国籍を問わず 女性というのは しゃべらないと 生きていけない種族なのだなぁ
ということを 実感したのでありました。

でも、みんないい人たちなので、本当に ありがたいんだけれど。

もう、今日はほんとに疲れたよ・・・ とマイクに八つ当たりしながら、4人のおしゃべりガールズと
しゃべりまくった私こそが、恐らく最強の おしゃべり魔 ということになるんだ・・・ と思って、
ちょっと落ち込む私でありました。

シンクロニシティ 不思議な話

2011年02月07日 11時46分59秒 | Web log
半年ほど前に、わたしの子宮頸部に異常が見つかった。

GPという一般医に内診してもらったときに「通常あるべきでないものがある」
と言われて、婦人科を友人に紹介してもらって行ったのだけれど。

前もお話したと思いますが、とにかくオーストラリアは専門医にたどりつくまで
時間がかかるのです。

1)GPに行く
2)診察してもらって、GPで手に負えない場合は、紹介状を書いてもらう
3)専門医に予約をする
4)専門医で診察

というプロセスをたどるので、時間がかかるのですよ。
で、専門医の人気が高い場合、予約待ち 数週間、最悪数ヶ月が当たり前なのです。

で、たまたま友達から電話がかかってきたので、『異常を指摘されたら不安になるし、
早く診てもらって結果を知りたいのに、この国は待たされるから、嫌!』と愚痴っていたら、
ちょうど同じ時期に、友人のお母さん(日本在住)も婦人科系の病気で、なにかが見つかったらしく、
癌かもしれないというので、精密検査を受けたら 筋腫だったらしい。

そしてそのときに、彼女が

「子宮に毛が生えるって知ってた?」と教えてくれた。

私「えぇぇぇぇぇ?????」

どうやらお母さんの検査で「毛」がみつかったらしい。

ホルモンの関係なのか、何なのか、どうして毛が子宮内でみつかるのか、当時、とっても不思議な現象だなぁと
思いました。

で、わたしは やっと専門医にみてもらって、子宮頚にポリープがみつかって、とってもらったのですけれど、
万が一のために超音波で子宮内も検査したほうがいいというので、別の超音波専門のお医者さんに行くことに
なりました。

ポリープを取ったら調子もいいし、遠いところに超音波しにいくのも面倒だなぁと思いながら、
でも婦人科の受付の人がとってもしつこいので、やっとの思いで予約をとり、不覚にもそれをすっぽかし、
私的にはもうどうでもよくなったのだけれど、再三の強迫(?)電話で、やっと超音波専門のお医者さんに
予約をとって、先日行ってまいりました。

で、超音波をしてもらっているときに、技師の人がとてもおしゃべりだったので、調子にのって
「子宮に毛が生えることがあるんですか?」と、質問して、友人から聞いた話をしてみました。

「いいえ。子宮に毛が生えることはないけれど、子宮のある部分に毛がみつかるときもあるのよ。
素人さんが話すときは、医学的な知識がないから、話が事実から若干離れたほうにいってしまうことが
あるから気をつけなければいけないけれど、子宮に毛が生えるのではなく、ある部分に毛がみつかる
ことがある、とは言えるわ」

と、丁寧に説明してくれました。

で、超音波が進んで、お医者さんが入ってきて、超音波技師となんだ、かんだと話して。

最後にお医者さんが「あなたのお友達のお母さんと同じものが見つかったわ。ま、癌とか
そういうものではないけれども、ほっといても自然には消えないし、大きくなって破裂したら
大変だから、きっと取り除かなければいけないと思う。あなたを見てくれている先生に結果を
送っておくから、きっとその先生から指示があるはずだから。その先生はとても腕のいい
先生だから、心配しなくても大丈夫よ」

とのこと。

で、お医者さんが去っていき、超音波技師と最後にしゃべったときに

「わたし、びっくりしちゃったわよ。

だって、あなたが「友達のお母さんの話」として話してくれていることが、実際、
目の前の画像で、あなたにも起こっていることを確認したから・・・ 
一体、何が起こっているの????? って 不気味になっちゃった」

と言われました。

「 ふぅ~ん 面白いことが起こるもんだね 」と思いました。

腫瘍どうこうよりも、ユングがいうところの「共時性」「シンクロニシティ」が起こったことに
とてもびっくりしました。

で、インターネットで調べたら、それは「卵巣のう腫」というものらしく、受精しないのに卵子が
何らかの理由で勝手に細胞分裂を起こし、毛、歯、つめ、脂肪などを形成して、こぶ状になってしまうもの
を言うらしいです。

で、大きくなれば破裂してしまうので、様子をみて切除するとのこと。

専門医から電話がかかってきてないので、手術するのか、様子をみるのか、まだ決まっておりませんが。

人体って本当に面白いことが起こるものですね。

どなたか「マニトウ」って映画、知ってます??

それ、思い出しちゃった。(笑)

館山のZENさん

2011年02月05日 21時23分37秒 | Web log
オーストラリアに来たのが 2005年の3月ですから、今年の3月で6年目に突入。

早いものです。

6年経ってやっと慣れてきた感じがしますが、それまではオーストラリアの
嫌なところばかり目について、

『日本に帰りたい』
『オーストラリアを脱出したい』

そればかりでした。

で、去年の初め頃、本当に日本に帰りたくなって、帰国先を考えた時期もありました。

地元に戻るのもいいけれど、心機一転、住んだことのない、新しい場所に 移住してみようか???

などど、1人妄想して、ネットで色々調べていたときに『館山』にめぐり会いました。

房総半島は 学生のときの友人と3人で旅行したことがある場所でした。

地元から茨城まで車を飛ばして、茨城の友人宅に私の車を置き、友人の車で千葉に住んでいる
友人宅までぶっとばし、千葉の柏市から房総半島へ向かったのでした。

房総半島を車で移動しながら、3日かけて泊まりながら廻ったのですが

東北の田舎とは全く違う風景でした。

とにかく植物が違う。目に付く木が、やしの木だったり、
トロピカルな感じで、景色もいいし、暖かいし、海も近いし
いい場所じゃないのぉ~と思った記憶があります。

そして、館山に住んでいる人は、どんな生活をしているんだろうと思って探し出し、偶然たどりついたのが
『ZENさんの毎日がスペシャル』というブログ。

湘南にお住まいだったZENさんが、早期退職をして館山に移住し、ふるさと体験ラボという
田舎暮らし体験宿泊施設を経営していらっしゃるのですが、そのZENさんの毎日がブログで
紹介されています。

最初に思ったのが『なんだか懐かしい』という感覚。

特にご近所の人とのかかわり方が、わたしが小さかったときと似ているなぁと思いました。

ご近所同士集まって、お茶のみをしたり、近所の子どもがZENさんのところに遊びに来たり
町内ぐるみで地元の小学校の運動会や文化祭に参加したり。

こちらは、隣の人と声を交わすこともあまりなく、誰が近所に住んでいるのかも
わからないような状態なので、そんなご近所づきあいがうらやましいなぁと思ったり。

(こちらでは、お隣に住んでいる人の名前も顔もよくわからないということが普通で、
近所に住んでいて、同じ学校に行っていても、ほとんど言葉を交わすこともなく、毎日が過ぎていきます。
助けを求めるにも、近所の人に頼むくらいなら、お金で解決したほうが気が楽というような感じです。
残念ながら。)

そして、紹介される食べ物がまた、私の食欲をそそります。
そしてZENさんもかなり、食にこだわりがあるらしく。

食べ物の記事が結構多いような・・・

ここ一ヶ月に取り上げられたものをあげてみますと

イシイ画伯のえぞ鹿のカルパッチョ、パエージャ(パエリア)
みんなで収穫した大豆とお手製味噌
たくあん漬け
鯨肉
キムチ

みんなでお団子作ったり、おもちをついたり

とっても、楽しそう。

わたしも仲間に入れていただきたい! そんな気分になります。

ZENさんを取り巻く周りの人々もとってもいい味をだしております。

ZENさんが経営するふるさとラボでも、五右衛門風呂が体験できたり、
とっても楽しそう。

わが息子たちも、行ったらきっと喜ぶだろうなぁなんて、想像しながら
いつか帰国するチャンスがあったら、是非ZENさんのふるさとラボにお邪魔したいわ~と思って、
メールさせていただいたのがきっけかで、ブログにコメントさせていただいたりして、
ZENさんがブログにコメントしてくださったり、ネットでの交流が、続いております。

まだ、一度もお会いしたことないんですけれどね。

少なくともZENさんのブログをみなさんに見ていただきたい!
ほのぼのした気持ちになれること間違いなし!

東京からも遠くない!

あなたもZENさんのふるさとラボに行ってみたくなること間違いなし!

興味のあるかたは是非どうぞ!!!!

ZENさんの毎日がスペシャル→ http://blog.furusatolabo.jp/

ZENさんにトラックバックをお願いしているので、そちらからも訪問できるようになるかと思います。

学校が始まった

2011年02月04日 13時51分54秒 | Web log
2月2日から、新学期が始まりました。

ジョナサンは3年生
ベンジャミンは Pre Primary(日本でいう年長さん)です。

ジョナサンは 大好きな先生が担任で、一年生のときから大好きな友達と一緒になれて
とてもハッピーだそうです。

ハッピーだから時間が過ぎるのも早いんだとか。

ベンジャミンも 知っている子と何人か一緒で、去年よりも しっかりしてきたなぁ
という感じです。

制服を着て、かばんを背負って歩く姿は 一丁前です。

でも、内心不安もあるらしく、一緒に家の中にいるのに、わたしが視野の中にいないと
泣き出したり、パニックになったりするようで・・・

仕方ありませんな

今週は 慣らし期間なので、昨日は午前中だけ、今日は午後だけ。
来週からは 毎日 8時50分から1時半まで。
再来週からは 8時50分から3時まで とフルタイムになります。

特に今週は休み明けということもあり、わたしもなんだか体が慣れないようで
ちょっと疲れを感じます。

子どもも親も 毎日のリズムを取り戻すまでちょっと大変です。

今からちょっと昼寝をしたい気分です。



市井の人々

2011年02月01日 15時37分56秒 | Web log
先週、用事があって Perth CBD(Central Business District)に行ってきました。
ビジネスの中心街。

東京などとは 比べ物になりませんが、それでも 高層ビルが立ち並び、田舎ものの私などは、
単純に『すごいなぁ』と思います。

身なりをびしっと決めた人が 闊歩していて、白人系の人は、体格からしてスーツとか
とっても映えるし、老若男女を問わず「カッコイイなぁ」と思うのです。

が、わたしは市井の人にどうも目が行ってしまうんですね。

フードコートで一生懸命掃除している人とか

路上で「Big Issue」を売っている ホームレスの人とか

真っ赤に日焼けしながら、道路工事をしている人とか

重い荷物を抱えている人とか。

身なりをびしっと決めた人の 一体、何分の1の 時給で働いているんだろう

なんて、考えてしまう。

生産性が高く、高い知識とスキルを身につけた人は 当然、沢山のお給料をもらい
結果、素敵な洋服を着て、みんなの羨望の対象となり、ある側面、人間としての価値が
高いかのように思える、『市場』の価値観でいうなら

みんながやりたがらない、退屈あるいは非常に肉体的にきつい、時給の低い仕事を
一生懸命する人は、特にみんなからうらやましがられるわけでもなく、誰でもできる、
代替可能な存在とみなされ、結果、価値が低いということになるのだろうか・・なんて
思いました。

そういう風には、思いたくないなぁ。

一生懸命働いている人は、一様に、仕事の内容がどうあれ、偉いよなぁと思います。

でも、高い知識とスキルを身につけた人は、それなりに 頑張ってきた人だとも思うので、
それを 努力の結果と言うならば、それもそうだと思うし、

『大変なストレス抱えながら、頑張ってるんですよ!』といわれれば、それもそうだよな
とも思う。

資本主義社会は、時間までお金に換算されてしまう価値観に支配されていますが

そうじゃない価値観を忘れたくないし、そうじゃない視点で考え、判断したいものだなぁと
思ったひと時でした。

でも、生きていくには お金は 必要ですけどね。

署名

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