さよなら三角 また来て四角...日本編☆第二章☆

オーストラリアから10年ぶりに帰国。特別支援教育に携わりながら
市民農園・家庭菜園に励んでいます。

獅子舞と太陽暦

2011年02月17日 07時22分38秒 | Web log
アジアでは、太陰暦が長い間使われていたわけですが

日本で太陽暦が初めて採用されたのは、なんと 明治6年 1827年 だそうで。

太陽暦が使われてから200年も経っていないんですね。

太陰暦から、太陽暦に変わったときの違和感は、かなりのものだったのではないでしょうかね?

そして、調べましたよ。旧暦では

節分とは「大晦日」で
その翌日が「立春」=「新年」

だったそうです。

長い冬に別れを告げて、春を迎える 新春 が

太陽暦では、若干、早まったわけですからね。

巷の人々は 「まだまだ寒いのに、新春かよ!!!! やってらんねーよ、まったくよ!!!」とでも
言っていたのでしょうか。

獅子舞を踊る人々も、春はまだちょっと先なのになぁなんて思いながら

でも、獅子舞は新年に踊るものだしなぁと言いながら、シフトしちゃったんでしょうか。

考えてみたら、節分に鬼を追い出し、そして新年を迎えて獅子の登場で、最後のダメ押しで
盛大に春、新しい一年を迎える という 流れだったものが

太陽暦の1月1日に獅子舞が登場し

太陰暦の大晦日(節分)はそのまま残して、豆まきをする ということになってしまったようです。

太陰暦の論理から 逸脱したことを さらっとクリアして、両方を柔軟に取り入れちゃって、受容してしまうのが、
日本人の柔軟さのような気もします。

こちらに住む中国人に

「日本人は Chinese New year を お祝いしないの???」とかなりおどろかれたのですが
(それは、旧暦の正月を意味してのことで、中華思想からきているわけではないかと思いますけど)

太陽暦を採用してもなお、太陰暦の新年はそれはそれで残し続ける、中国人のメンタリティとの
違いのようなものを 感じたのでありました。

ま、それはそれでいいと思います。

それが日本の独自性だろうし、文化なんだろうから。

で、そういうところが 面白いなぁ と思ったりするのでした。

署名

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