皆さんこんにちは。ウ・シニョンです。
休日の午後のひと時、素敵な音楽とおしゃべりでおくつろぎください。
今日のテーマは「届けられなかったラブレター」
忘れられない初恋の思い出はありませんか。
叶えられなかった、切ない恋の思い出はありませんか。
これは、大切な人への思いを綴った、でも、出すことのできなかったラブレターです。
ーーーーーーーーー
あなたは、私の希望の灯し火でした。
俯いていた私は、あなたに出会って頭を上げることができました。
あなたを見ていることができるだけでうれしくて、あなたと同じ空間にいられるだけで楽しくて、あなたにふさわしい女性になりたい、それが私の毎日の生きる張りになりました。
あなたが好きです。
大好きです。
この気持ちを、いつかあなたに伝えたい。
たとえ、叶わぬ想いだとしても・・・。
あなたの瞳には、いつも別の人が写っていることは、わかっていました。
それでも、好きでいることを止めることはできなかった。
どんどん大きくなっていくばかりだった。
叶わぬ恋に、いつまでもとらわれていることは、愚かでしょうか…。
--------
ここで音楽をお届けしましょう。
「あなたに会えて…」
歌詞付き 合唱 あなたに会えて・・・
-------
そのころ、バラ園では…
「えー、ではここで、僕たち春川第一高等学校放送部の後輩であるウ・シニョンさんからお祝いのメッセージと音楽が届いておりますので、ご紹介いたします。」
「キム・サンヒョク先輩、オ・チェリン先輩、ご婚約おめでとうございます。
長い間、お二人の姿をあるときは近くで、あるときは遠くで見させていただきました。どんな困難が襲ってきても臆することなく、励ましあい勝ち超えてこられたお二人の姿は私の憧れです。
お二人の後輩でいられたことに感謝いたします。ありがとうございました。
お幸せをお祈りいたします。 ウ・シニョン」
メッセージを読み終えると、ウォングクは腕時計で時間を確認しオーディオデッキのスイッチを入れラジオの周波数を合わせた。
すると、スピーカーから計ったかのように音楽が流れ始めた…。
(やれやれ、うまくいった…)
* * *
la la la la ......
……
あなたに会えてよかった
だから今の私がいる…
* * *
(シニョン、素敵なプレゼントをありがとう…。)
(今、ここにあることに感謝します…。)
「では、もう一曲お届けいたします。『ひとつ』」
ひとつ アンコール 作詞 作曲 編曲 指揮: 高橋晴美
「ここでリクエストにお答えしたいと思います。
キム・サンヒョクさんのリクエストで『母に贈る歌』です。
婚約式の日に、感謝を込めてお母様に贈ります。」
母に贈るうた 豊岡厚惠
* * *
音楽が終わると、ウォングクはスイッチを切った。
(? ウォングク、どうしたの?…)
何もしゃべらないウォングクをいぶかって、ジンスクはひじでこづいた。
「なんだよ…。ちょっと、胸が詰まっただけだよ…。
いや、なんだ…、なんつうか、ジンスク、ありがとうな。
これからも、よろしく。」
「ヤダ、こんなところで…ウォングクったら…。」(だから、好きよ…。旦那様!…)
「ほら、司会。司会…。」
「あ、そうだった…。(いかん、いかん。つい、思いにふけってしまった。)」
「大変失礼いたしました。
シニョンさん、素敵な音楽のプレゼント、ありがとうございました。」
…………
幸せって、なんでしょうか。
叶う恋ばかりが、幸福でしょうか。
あなたにこの想いが伝えられないからって、あなたに会わないほうが良かったとは思いません。
あなたが笑えば、私も笑います。私の心は、温かくなります。
あなたが泣けば、私も泣きます。悲しみを洗い流せるまで。
あなたに出会えて、本当に良かった。
あなたを好きになった自分が大好きです。
だから・・・、これからも好きでいさせてください。
あなたの幸せをいつも遠くの空からお祈りしています。
さようなら…。
書き終えて 出さない手紙 封緘す
青春の日を 思い出にする
きらきらと 輝いていた あの時を
宝物にして 明日も生きてく
この後も素敵な休日をお過ごしください。
お相手は、ウ・シニョンでした。それでは、また…。
………
シニョンは、手元のマイクを切った。
OKサインが出された。
(この手紙、どうしよう…。
やっぱり、卒業する時焼却場で燃やしてくるんだったわ…。
10年以上たって、いまさらだけど…。)
表書きに「キム・サンヒョク様」と書いた手紙を、シニョンはかばんにしまった。
その頬に翳りはなく、穏やかな微笑がたたえられていた。
あとがき
二人の婚約式の最中に、公共の電波を使って自分の思いを吐き出すってどうよ…、とは思ったのですが、なぜだかずっとこの場面が頭にあって、とうとう書いてしまいました。
チェリン、ごめん。
シニョンは、「お昼の校内放送」で登場させた人物です。
その中で、中一の時からサンヒョクに思いを寄せていたという設定にしています。
私の思い入れがかなり強い人物です。
どうやら、サンヒョクの後を追ってとうとうラジオ局のアナウンサーになってしまったようで、相当な初恋病重症患者です。
作中の三曲は、どれも所属しているコーラスサークルで歌った曲です。好きな曲はいっぱいあるのですが、今ご紹介したい曲を入れました。
3曲はちょっと欲張りすぎですが…。
休日の午後のひと時、素敵な音楽とおしゃべりでおくつろぎください。
今日のテーマは「届けられなかったラブレター」
忘れられない初恋の思い出はありませんか。
叶えられなかった、切ない恋の思い出はありませんか。
これは、大切な人への思いを綴った、でも、出すことのできなかったラブレターです。
ーーーーーーーーー
あなたは、私の希望の灯し火でした。
俯いていた私は、あなたに出会って頭を上げることができました。
あなたを見ていることができるだけでうれしくて、あなたと同じ空間にいられるだけで楽しくて、あなたにふさわしい女性になりたい、それが私の毎日の生きる張りになりました。
あなたが好きです。
大好きです。
この気持ちを、いつかあなたに伝えたい。
たとえ、叶わぬ想いだとしても・・・。
あなたの瞳には、いつも別の人が写っていることは、わかっていました。
それでも、好きでいることを止めることはできなかった。
どんどん大きくなっていくばかりだった。
叶わぬ恋に、いつまでもとらわれていることは、愚かでしょうか…。
--------
ここで音楽をお届けしましょう。
「あなたに会えて…」
歌詞付き 合唱 あなたに会えて・・・
-------
そのころ、バラ園では…
「えー、ではここで、僕たち春川第一高等学校放送部の後輩であるウ・シニョンさんからお祝いのメッセージと音楽が届いておりますので、ご紹介いたします。」
「キム・サンヒョク先輩、オ・チェリン先輩、ご婚約おめでとうございます。
長い間、お二人の姿をあるときは近くで、あるときは遠くで見させていただきました。どんな困難が襲ってきても臆することなく、励ましあい勝ち超えてこられたお二人の姿は私の憧れです。
お二人の後輩でいられたことに感謝いたします。ありがとうございました。
お幸せをお祈りいたします。 ウ・シニョン」
メッセージを読み終えると、ウォングクは腕時計で時間を確認しオーディオデッキのスイッチを入れラジオの周波数を合わせた。
すると、スピーカーから計ったかのように音楽が流れ始めた…。
(やれやれ、うまくいった…)
* * *
la la la la ......
……
あなたに会えてよかった
だから今の私がいる…
* * *
(シニョン、素敵なプレゼントをありがとう…。)
(今、ここにあることに感謝します…。)
「では、もう一曲お届けいたします。『ひとつ』」
ひとつ アンコール 作詞 作曲 編曲 指揮: 高橋晴美
「ここでリクエストにお答えしたいと思います。
キム・サンヒョクさんのリクエストで『母に贈る歌』です。
婚約式の日に、感謝を込めてお母様に贈ります。」
母に贈るうた 豊岡厚惠
* * *
音楽が終わると、ウォングクはスイッチを切った。
(? ウォングク、どうしたの?…)
何もしゃべらないウォングクをいぶかって、ジンスクはひじでこづいた。
「なんだよ…。ちょっと、胸が詰まっただけだよ…。
いや、なんだ…、なんつうか、ジンスク、ありがとうな。
これからも、よろしく。」
「ヤダ、こんなところで…ウォングクったら…。」(だから、好きよ…。旦那様!…)
「ほら、司会。司会…。」
「あ、そうだった…。(いかん、いかん。つい、思いにふけってしまった。)」
「大変失礼いたしました。
シニョンさん、素敵な音楽のプレゼント、ありがとうございました。」
…………
幸せって、なんでしょうか。
叶う恋ばかりが、幸福でしょうか。
あなたにこの想いが伝えられないからって、あなたに会わないほうが良かったとは思いません。
あなたが笑えば、私も笑います。私の心は、温かくなります。
あなたが泣けば、私も泣きます。悲しみを洗い流せるまで。
あなたに出会えて、本当に良かった。
あなたを好きになった自分が大好きです。
だから・・・、これからも好きでいさせてください。
あなたの幸せをいつも遠くの空からお祈りしています。
さようなら…。
書き終えて 出さない手紙 封緘す
青春の日を 思い出にする
きらきらと 輝いていた あの時を
宝物にして 明日も生きてく
この後も素敵な休日をお過ごしください。
お相手は、ウ・シニョンでした。それでは、また…。
………
シニョンは、手元のマイクを切った。
OKサインが出された。
(この手紙、どうしよう…。
やっぱり、卒業する時焼却場で燃やしてくるんだったわ…。
10年以上たって、いまさらだけど…。)
表書きに「キム・サンヒョク様」と書いた手紙を、シニョンはかばんにしまった。
その頬に翳りはなく、穏やかな微笑がたたえられていた。
あとがき
二人の婚約式の最中に、公共の電波を使って自分の思いを吐き出すってどうよ…、とは思ったのですが、なぜだかずっとこの場面が頭にあって、とうとう書いてしまいました。
チェリン、ごめん。
シニョンは、「お昼の校内放送」で登場させた人物です。
その中で、中一の時からサンヒョクに思いを寄せていたという設定にしています。
私の思い入れがかなり強い人物です。
どうやら、サンヒョクの後を追ってとうとうラジオ局のアナウンサーになってしまったようで、相当な初恋病重症患者です。
作中の三曲は、どれも所属しているコーラスサークルで歌った曲です。好きな曲はいっぱいあるのですが、今ご紹介したい曲を入れました。
3曲はちょっと欲張りすぎですが…。
ありがとうございます。
いろんな人達が 周りにいたんだって 改めて思いました。
あの頃 本当に楽しかったですね。
チュンサンとユジンの結婚式の後 サンヒョクとチェリンにも幸せになって欲しいですね。
私も久々に書いてみようかな…と思いました。
歌もいいですね~。
コンサートはいろんなグループの方がいらっしゃるんですか?衣装がいろいろあるようなので 参加グループ全員で歌っているのかな?と思いました。
歌詞もいいですね。
ヨンジュンさんを想い そして今の世の動きを想い…多くの人に聞いて欲しいなと思いました。
読んでいただき、ありがとうございました。
↑にupした画像は、2011年5月14日に杉並公会堂大ホールで行われた時の映像です。私はこれには参加していません。
このコンサートには、いろんなコーラス団体が参加していて、海外の方もいらっしゃったようです。
http://blogs.yahoo.co.jp/awanotubone/33875227.html
にそこのあたりのことを書いていますので、よろしかったらお読みください。