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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

やがて黒くなる実 - 安城デンパーク

2023-11-20 15:00:00 | みんなの花図鑑
(本日より旅行に付き予約投稿です)
安城デンパークで、やがて黒くなる木の実を順不同で集めてみました。

ハマヒサカキ

Google Lensで検索すると、「ヒサカキ」と「ハマヒサカキ」を候補に挙げてきます。


直感でヒサカキはこのような直線的な枝をしていないので2者択一なら「ハマヒサカキ」です。


両者の違いは
「ヒサカキは東北地方から琉球にかけての主として丘陵に、ハマヒサカキは本州中部から琉球の海岸の岩場に生えることが多く、どちらも高さ5mを超える小高木ともなるが、庭園などでは低木として育てられることが多い。」
(根津育英会武蔵学園「ヒサカキとハマヒサカキ (サカキ科)」より)



「どちらも光沢のある葉を密につけるが、ヒサカキの葉は先が鈍く尖るのに対して、ハマヒサカキの葉は先が丸くて時にはわずかに凹形となる」(同上)


「雌雄異株のため紫色を帯びた雌花は、咲き終わると5mmほどの実がなります。でき始めは緑ですが、徐々に赤から黒へ変化し、およそ1年かけて熟すのが特徴です。」
(ミツモアMedia「ハマヒサカキってどんな木?ヒサカキとの違いから育て方まで」)






シャリンバイ

葉が丸いのでマルバシャリンバイではないか、というご意見もあると思いますが、「葉が倒卵形のものをマルバシャリンバイ、狭倒卵形のものをシャリンバイ(タチシャリンバイ)というが、両者の間には中間型があって区別しがたい。」という説に従い、総称してシャリンバイとしておきます。



よく剪定されて、背はとても低く50cmくらいしかありません。





果実の頭に花の残骸がそのまま残っています。花柱が残っているのはよく見ますが、この木は花弁や萼片らしきものまで残っています。





ヒメユズリハ

「ヒメユズリハとユズリハの最大の違いは葉の大きさです。」(アルテデザインガーデンの植物図鑑「ヒメユズリハ」より)


「ヒメユズリハの葉が最大で長さ12センチ×幅5センチ程度であるのに対して、ユズリハの葉は長さ20センチ×幅7センチと葉の大きさが全然違います。」(同上)


ユズリハの大きな葉は垂れ下がりますが、ヒメユズリハの葉のほうは垂れ下がらないのも区別点です。





トウネズミモチ

ネズミモチとの区別では花期は1か月ほど遅く果実が実るのも1か月ほど遅くなります。


果実は「ネズミモチのほうが細長く色も黒い」のに対しトウネズミモチの果実のほうがより丸いようです。


またトウネズミモチの果実は熟すと粉白をおびます。



(11月17日撮影)
トウネズミモチ(もネズミモチ)は「モチ」が付きますがモチノキ科でなくモクセイ科の木です。
モチノキ科の果実は赤い実をつけますが、モチノキ科の果実は熟すと黒くなる実をつけます。





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