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アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

ヒマワリ - 筒状花

2020-07-03 16:44:27 | みんなの花図鑑
ーー見出し画像はヒマワリです。
ーー えっ、これヒマワリですか?! よく見るヒマワリ(向日葵)と違うようですけど? ヒマワリって 2種類あるんですか?!
ーーいいえ、ヒマワリといったら、これしかありません。 どこにでもあるヒマワリです。キク科のヒマワリです(´∀`)


キク科の花は いくつかの小花が集まって頭状花序を作っています。 一般に 花はつぼみのとき 萼に包まれてますが、 キク科の花は小花の集合全体を まとめて 総苞という葉の変化した器官が包んでいます。
それで、この花弁のような部分(太陽でいうとコロナの部分)は 舌状花という小花の集合です。一枚一枚が 花です。




舌状花に取り囲まれた中央の盛り上がりが 筒状花(管状花)の集まりです。画像の一本一本が独立した花です。こういう構造を 「ヒマワリは、1,000個を超える小花からなる花序である」と表現します。
管状花は 外周(コロナ型の舌状花に近いほう)から内に向かって順に咲き進んでいきます。



筒状花はまず 雄しべを開花?させます。雄しべは合着して長い筒状になっていて、雄しべの先端にある葯には花粉が入っています。 花粉でいっぱいになると葯が裂けて花粉が出てきます。




雄しべの筒の内部には雌しべが蕾の状態で入っていて、 雄しべ筒が花粉を出すころ...




雄しべ筒の中の雌しべの花柱が伸びだし、 雄しべの葯の位置よりも高く伸びてから 柱頭(ヤギの角のような?)を開きます。




これは受粉が終わった終期の管状花の部分です。筒状の雄しべは枯れ落ち、 星形の萼部分と種子に成長した子房部分が残っています。





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