アブリル - どこにでもあり、どこにもない

岡崎平野を中心とする 植物 と カメラの対話

グラジオラス、カンナ - 雨に濡れ

2021-06-22 16:23:42 | みんなの花図鑑
グラジオラス

アヤメ科のグラジオラス。
Gladiorus の名は ラテン語のgladius(剣)に由来し、葉(一説には つぼみ)が剣に似ているところから「小さな剣」の意で付けられたそうです。



雨滴を保持しやすい花とそうでない花とあるようで、グラジオラスは雨滴がいっぱい溜まってます。



横向きに咲くことが多いのも、保持しやすい理由のひとつなんでしょうかね




現在流通する多くの品種は、南アフリカと熱帯アフリカに自生する原種約10種を元に品種改良されたものだそうです。



グラジオラスの花は内側の内花被片3枚と、外側の外花被片3枚からなり、花被片ははらっぱ状に開きます。
花被片の中には 3本の雄しべと、雌しべが1本あります。



雄性先熟で、最初に雄しべが成熟し、その後雌しべが成熟します。



雨を貯めるととても重くなるらしく、何本か倒れてました。




カンナ

カンナ科のカンナ。「カンナ」はもともと英語で、canna です(^^)/



フランス語でも canna。
ドイツ語でも Kanna



スペイン語で cannas。
イタリア語で canna indica。
アラビア語で alqana(ある コ’ナ)

どうでもいいけど、インドネシア語では ganja(がんじゃ)と呼ぶらしいです。
オランダ語の canna がそう訛ったのでしょう(未確認)



では カンナの 和名は?



和蘭檀特(おらんだだんどく)とかいうらしいです。
それで カンナ科のことを ダンドク科ともいうということです。



「「カンナ(canna)」という名前は、茎が葦のように管状になっていることから、ギリシャ語の「葦」が語源とも、古代ケルト語の「つえ、足」が語源ともいわれている。
ミャンマーでは、ブッダの足から流れた血のあとに生えてきた花といわれている。」
(What's in a Name?「カンナ」より)
ちなみに ミャンマー語でカンナは goo翻訳によると ကင်နာ (kain nar けなぁん)と聞こえました (^^ゞ




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