
ロウバイは漢字で書くと「蝋梅」。
蝋梅の「蝋」は、花びらが蝋細工(蜜蝋)のようであることに由来すると言われてます。

しかし、陰暦12月の別名である「臘月」に梅に似た花を咲かせることから、蝋梅(臘梅)の名がついたとする説もあります。
私もこの説に一部 賛成です。
(ただ、「臘というのは、冬至後の第三の戌の日の中国の祭のこと」だそうで、「蝋梅」の「蝋」とはあまり関連はなさそうです)

ここのロウバイも毎年12月に花を咲かせ始め、正月の飾りに切り花として一部使われるそうです。
きょう写真を撮りに出かけたら、畑のオーナーの方がいらっしゃり、お話を伺うことが出来ました。

畑の縁に、何株か並んで植えてあるのですが、オーナーの奥様がロウバイの果実を採取して実生で育てたものなのだそうです。

写真を撮らせてくれと頼んだら、とても喜ばれて、撮っている途中、まだツボミの枝を選んで「生け花として使ってください」と分けてもらいました (^_-)-☆

さてロウバイの分布ですが、中国です。
「日本には江戸時代初期に朝鮮半島を経由して渡来し」ました(ガーデニングの図鑑「ロウバイ」)。

一概に中国大陸といっても広いのですが、上にはロウバイの分布域として13の省の名前が挙がっています。
それが、面白い順番なので、4つづつご披露しますと・・・

まず、最初の4つが

安徽省、福建省、貴州省、河南省
最初の4つの省はつながっていません。
次の4つが

そして残る5つが


以上の出現省順をGIFアニメにまとめますと 以下のようになります。

13省全部出てみると連続していますが、
出現順が東から西へとかでないのは 何らかの意味が込められているように思えてなりません(記事中に特に記載は無いのですが)。
生育環境が「海抜500~1100mの山地」(同上)とあるので、出現順は多い順かとも思いましたが、地形図と照らし合わせてみると

そういう関係ではなさそうですね
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