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JA産直で、切り花で出回っています。面白い形をしています。
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ブプレウルムという学名(Bupleurum rotundifolium )由来の名前があるんですが、「ツキヌキサイコ」という和名のほうが分かりやすいです。「ツキヌキ」というのは、ツキヌキニンドウのように、茎が葉を突き抜けているからです。
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「ツキヌキサイコ」の「サイコ」とはまた聞いたことのない名前ですね。サイコバスとかサイキックとかサイコロジーのサイコでしょうか?
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調べると、全然違ってました(ToT)
「サイコ」は「柴胡」と書き、漢方の生薬のことでした。静岡県三島が良質な柴胡の大集荷地であったため、ミシマサイコと呼ばれるようになりました。本州から四国・九州の日当たりの良い山野に自生してましたが、乱獲により絶滅危惧種となっており、野生のミシマサイコはほとんど消滅しもっぱら栽培品が主となっています。(かわたペインクリニック「漢方の生薬⑤柴胡(さいこ)」より)
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私は何年か前はじめてこの生け花を見たとき、トウダイグサ科の植物ではないかと直感しました"(-""-)"
トウダイグサ科の植物を2、3 お見せしますと・・・
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杯状花序と言って、こういう風に杯(カップ)のなかに雄しべと雌しべがごちゃごちゃ入っているんですよ。ユーフォルビアも仲間です。
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そういうわけでトウダイグサ科の植物ではないかと思ったのですが、実際は予想に反してセリ科なのでした(ToT)
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「花は複散形花序である。一段目の花序には、花弁状に見える緑色をした数枚の小総苞がつき、その中心部から、黄緑色の小花が散形花序をなしている。」(wiki「ツキヌキサイコ」)
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さらに近くに寄ってみると、こんな風に黄色い花弁の中いっぱいに2つの柱頭をもった子房が出ているのが分かります。
セリ科と言われれば、たしかにフェンネルなど一部のセリ科の花にも似ています。
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フェンネル
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セリ科も結構変な草花有りますね。