オータムリーフの部屋

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高齢者の働く意欲をそがないための年金減額縮小

2018-05-28 | 政治
政府は一定の収入がある高齢者の年金を減らす在職老齢年金制度を見直す方針を固めた。6月にまとめる経済財政運営の基本方針(骨太の方針)に明記する。将来的な廃止も視野に高所得者の年金減額の縮小を検討する。少子高齢化の進展で生産年齢人口の急激な減少が見込まれており、高齢者の就労意欲をそぐ同制度はふさわしくないと判断した。在職老齢年金は1965年に導入した制度で、働いていても厚生年金を受け取ることができる。国は年金を支給する代わりに保険料を負担する現役世代に配慮し、高齢者の給与と年金の合計額が一定の水準を超えると、厚生年金の一部を減額・支給停止する。対象は60~65歳未満が月28万円、65歳以上は46万円を超える人。65歳以上で見ると、給与に年金を足した年収が552万円を超える人が対象だ。
 支給停止の対象者は現在、約126万人にのぼり、計1兆円程度の年金が支給されずにとどまっている。
 
 受け取る年金が減らないように意図的に働く時間を短くする高齢者もいるため「就労意欲をそいでいる」との批判があったという。政府が在職老齢年金の大幅な見直しに着手するのは、少子高齢化に伴う人手不足が経済成長を抑える構造問題になってきたためだという。
しかし、17年度の失業率は2.7%と「完全雇用」状態で、15~64歳の生産年齢人口は減っていく。国立社会保障・人口問題研究所は生産年齢人口が15年の7728万人から50年後に4529万人に低下すると推計する。
 
高齢者を働かすために、何やらちんけな政策が検討されているようだ。パ-ト主婦が110万円の壁と言う奴で、その手前で働くのをやめるのは本当だ。しかし、高齢者も同じ発想で、年金が減額されるから働くのをやめると思う?どちらかというと、名誉職で定年過ぎても居座り、仕事が楽しくてたまらない高齢者の方が多いと思うよ。若年層から巻き上げて、老害をまき散らす高齢者を厚遇する。名誉職で働いている人にとって濡れ手に粟やないの?65歳以上で年収552万円以上と言うことは、生活費の足しにするために働いている高齢者は減額の対象にはなっていないものね。
 
やはり、富裕層を喜ばせることが一番のようだ。働いても年金はフルで出しますよ。そうしないと働く意欲が削がれるのだそうだ。一体どんな人間の発想だ???
でも、年金受給者の年齢引き上げや年金の減額は当然これから起こることだから、超高齢者へのご褒美と考えれば、それほど悪いことでもないかな。

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