オータムリーフの部屋

残された人生で一番若い今日を生きる。

日本の人口は減っていい―今の半分6000万人が適正

2014-06-28 | 社会

日経ビジネス堀場雅夫氏(90歳 堀場製作所 最高顧問)の記事が面白かった。
 
 国立社会保障・人口問題研究所によれば、2048年に1億人を割り込み、2060年には8674万人に減るそうで、国力を維持できないと考えているらしい。女性に子供を産ませようとあの手この手、移民を受け入れる話も出てきた。
 国土から考えると、6000万人ぐらいが適正だ。そうすれば一人一人が豊かに生活できるようになる。電車のラッシュや車の渋滞も緩和される。エネルギー、環境、食料問題にも人口減少はプラスの要因だ。人口減少は内需が減るから、経済のパイが小さくなって貧乏になると言う人もいる。日本人はそれぐらいのことは知恵を出し合って乗り切ってしまうと思う。そうハイっても人口減少の過程で人手不足なような混乱は起こる。
 これを解決するには年寄りしかいない。人間は死ぬまで働いていた方が元気だ。年寄りとバカにするけれど、生産性は高い。僕だって新人より10倍は生産性が高い。
 ただ、年寄りがいつまでも幅を利かせていると組織が膠着する。そこで「ひつまぶし人生」だ。ウナ丼を3度おいしく食べるのがひつまぶし。50歳でそれまでの仕事を辞めて65歳まで次の仕事をする。その後はそれまで培ったノウハウを伝承、つまり教育だ。転職する必要はない。同じ職場でひつまぶしだ。
 
 脳みそをすべて絞りだしてコロッと死ぬ。医療負担や介護の問題もなくなる。死ぬまで所得税を払い続け、最後は相続税を払ってくれる。人口減のメリットをどう生かすか、考える方が建設的だ。
 
 
 
 人生が長くなり、退職後も新しい展開が可能となった。「労働力が不足する」「活力が無くなる」というマイナス面ばかりでなく、会社を辞めてから10年から15年、質の良い労働力とみなし、プラス思考で考えれば、少子高齢化は、団塊の世代に生きがいを与える、とても有り難いことなのかもしれない。
 
 
 解釈変更による「改憲」が国民投票も経ないまま、時の内閣の判断で決まってしまいそうだ。安倍政権は枝葉末節の細かい議論に持ち込み、国民をけむに巻く。自公がどこに妥協点を見いだすか、政局の話になっている。
 
 
 毎日新聞の記者が、若者の集まる場所に取材に出かけた。
 サッカーW杯の日本初戦、対コートジボワール戦が行われた15日、東京ドームのパブリックビューイングに約3万5000人が詰めかけた。 サムライブルーのユニホームを着た男性(23)は「集団的自衛権? もちろん関心があります。行使容認に賛成。平和憲法だ戦争放棄だと言っても中国が攻めてきたらどうするんですか」。閣議決定による解釈「改憲」という手続きに反対の人はいるが、行使容認には賛成が多い。
 別の日、今度は慶応大湘南藤沢キャンパスへ。3人の総合政策学部生に話を聞いた。行使容認にも解釈改憲にも賛成。「護憲派の上の世代の理想主義って既得権を守ろうとする人と同じにおいがする」という。
 3年生(20)は「このままじゃ自衛隊の人に申し訳ない。法整備のないまま手足を縛られて」と嘆く。いずれ徴兵制が必要になるかも、と話を向けると「こういう大学に通う僕が戦場に駆り出される可能性はないと思う。この国で徴兵制は無理。若者は竹やりより弱い。専門性の高い軍隊に国を守ってほしいから、戦闘員が足りないなら移民を。そのために相当のカネを投入し、法整備も必要」。
「正直、僕らの世代で行使容認に反対の人、ほとんどいないと思いますよ。W杯の時期で愛国心、すごいですから」。
 
 
 愛国心、すごい若者が傭兵を口にする???この国を守る気骨のある愛国青年など消滅して久しいのだ。
 別れ話のもつれで簡単に女性を殺す。AKBの投票権や握手券欲しさにCDを何百枚も買う。
 確かにマンガチックに迷彩服やコスプレで「愛国青年かっこいい」宣伝をしないと、今の若者は見向きもしないのだろう。でも、そんな子供だましで国を守る人材など育つわけもない・・・・・ 
 この話をすると、「国を守るのも70代以上がやればいい」と80歳の長老が喝破した。最新兵器や無人戦闘機によるゲーム感覚のボタン戦争になりつつあるから、確かに高齢者でも可能か・・・・と思ったが、そういう意味ではないらしい。老人が戦闘員として戦い、コロッと御国のために討ち死にするしか日本に選択肢がなくなりつつあると思っての発言のようだ。うーん、いいねえ。迷彩服で先頭に立って勇敢に戦う安倍首相や石破幹事長、若者も奮い立つことだろう。
 

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