オータムリーフの部屋

残された人生で一番若い今日を生きる。

人生はパラドックス

2011-07-21 | 日記

幻世の祈り(家族狩1巻)は重い。暗い。辛い。最後まで読み進めるのが大変だった。何度も中断した。
 
提示された問題は深刻なだけで解決策はない。結局、何の意味もなく失われていく命を悼むために全国行脚を続けるしかないのだろうか?「悼む人」がまた別の意味を持って私の心に迫ってくる。
 
なでしこジャパンが快挙を成し遂げた。ピースボートのボランティア志願者は若者が多いらしく、高齢者は断られるそうだ。近所に住まう人、身近にいる人達は誠実で善意に溢れた人たちだ。その方たちに「貴方の豊かな生活は恵まれない人や貧しい国の犠牲の下に成り立っているのです。その状況を時々は思い起こしなさい。」そんな風には言えないし、そんな考えが浮かんだこともない。
 
なるべく、辛い状況には目を背け、忘れて日々の生活を楽しんでいるのが実情だ。考えてもどうしようもないし、かえって心が不健康になるだけだとも思う。周りの世界だけでも、せめて思いやりに満ちて和気藹々と過ごせるよう努力していく、そう言う世界を広げていく・・・・それしか生きる道はないだろう。
 
台風6号のせいで今日はとても涼しい。昨日久しぶりにジムに行って体を動かしてきた。体脂肪率19%。一時は15%を切っていたが、随分脂肪がついたものだ。少年たちが仲間と遊びに来ていた。近頃、若さがまぶしい。若者を見るだけで楽しい気分になる。若さと言う素晴らしい財産を大事にして幸せになって欲しい。気分が鬱々としたときはとにかく体を動かして欲しい。人間関係にストレスを感じたときは自然の中に身を投げ出してみよう。宇宙に目を馳せれば人生は一瞬、人間はバクテリアのようなもの。しかし、人生は短いようで長い。人間は虫けらのようで偉大だ。この素晴らしいパラドックスを時に思い起こし、一歩一歩進んでいこう。

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