稲葉らゴルフに笑顔

北海道新聞07.12.18.の記事
北海道日本ハムファイターズの優勝旅行


稲葉らゴルフに笑顔
　球団初のリーグ運覇を達成した日本ハムは冬の北海道を離れ、夏を迎えたオーストラリアのゴールドコーストに優勝旅行で18日まで滞在。打の中心として活躍した稲葉篤紀外野手も長いシーズンの疲れを癒やしている。14日に現地へ到着すると、本隊と離れてゴルフコースヘ直行した。気温約30度、強い日差しの中で毎日コースを回り「ゴルフざんまいだよ」と笑顔。今季は「思い出したくもない」と冗談交じりに振り返るほど充実したシーズンだったようだ。中心打者として重責を担い、初めて日の丸を背負っての戦いを経験した。巨人へ移籍した小笠原道大内野手に代わって３番を務めた。打率３割３分４厘、176安打で、13年目にして初の首位打者と最多安打のタイトルに輝いた。12月の北京五輸アジア予選ではレギュラーとして活躍。大一番となった韓国戦では貴重な適時打を放ち、五輪出場権獲得に貢献した。唯一の忘れ物は「日本一」。昨年の日本シリースは最高殊勲選手に輝いたが、今年の中日との対戦では５試合でわずか１安打だった。
　来年８月に36歳となる。「長い１年を過ごし、いい経験になった。来年はもっと良い年にしたい」。日本一奪回へ向け、打撃も意欲も健在のベテランはゆっくりと英気を養う。(ゴールドコースト共同)
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