新聞に見るオーストラリア

新聞から「オーストラリア関連記事・ニュース」をスクラップしてみました。

ローンボーリングで足腰健康

2009年06月30日 | 話題


 旧聞ですが、2009.02.12.讀賣新聞の記事です。
 オーストラリアの公園でローンボーリングをご覧になったことはありませんか。
 何度か拝見したことがありますし、プレーさせていただいたこともあります。白いユニフォームでお年寄りが楽しんでいるのはカッコウいいなぁと思わせられました。



 世界の高齢者 オーストラリア

芝ボウリングで足腰健康
 
 オーストラリア人は無類のスポーツ好き。「中でも高齢者のボウリング人気は群を抜く」と聞き、シドニー郊外の球技場に見に行くと、お年寄り13人が芝のコートで歓声を上げていた。「重い球は腰に負担かも」なんて心配は無用だった。10本のピンを倒す室内競技とは全く別の「ローン(芝)・ボウリング」だ。
 「ルールは簡単。運動量も適度。老若男女に関係なく誰でも勝てる」。競技歴30年、審判免許も持つケネス・クイックさん(75)がいう。1.5キロの球を転がし、25m離れた白球「ジャック」に近づけるのが基本ルールだ。
 13世紀の英国で始まり、植民地時代に普及した豪州の愛好者は約25万人。その7割が60歳以上で、「豪州版ゲートボール」とも言えそうだ。高齢者医療費削減を見込んだ政府も、2000か所のクラブ運営費を助成している。
 第2次大戦時、欧州戦線での従軍経験もあるパット・キャンフィールドさん(88)は「耳は遠くなったが、30年も続けたから足腰に間題ない」と話す。ただ、習熟には時間がかかる。特に、転がす球の重心が片方に偏っており、まっすぐに転がらないのが大きいが、それがまた熱中を呼ぶ理由でもある。1588年、スペインの無敵艦隊を破った英海軍提督ドレークが、敵艦隊接近の報告を受け、「試合の後で、と交戦を後回しにするほどハマった」との逸話も残る。
 タイやインドに海外遠征し、今度は「日本にも」と意欲を燃やすクイックさんの目は少年のように輝いている。何歳になっても没頭できるスポーツがあるから、心身ともに元気なのだ。(シドニー岡崎哲、写真も)


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