■2012年8月5日 日経
肝臓や腎臓などの臓器の間をつなぐ思いもよらぬ情報伝達経路が存在することがわかってきた。調べればまだ未知の情報ネットワークが体内にある可能性がある。全体像を解きほぐす研究から病気の予防や治療に役立つ新しい考え方が生まれるかもしれない。
昨年秋に東京大学で開いたシンポジウム「多臓器円環のダイナミクス」。東北大学片桐秀樹教授は肝臓と体内の脂肪組織を結ぶ神経回路について紹介した。マウスの実験で肝臓に脂肪がたまるようにすると当然、脂肪肝になるが、なぜか内臓間にある脂肪組織は減った。肝臓から出た情報が脳を経て脂肪組織に伝わる神経回路があることがわかった。
肝臓が栄養の過剰摂取を検知すると、その情報が神経回路を伝わって脂肪の燃焼を促したのではないかとみられる。肥満を予防するため体内のエネルギー消費を調節し恒常性(ホメオスタシス)を保つ仕組みのひとつだと考えられる。
ほかにも膵臓(すいぞう)でインスリンを分泌するランゲルハンス島細胞と肝臓をつなぐ情報回路が見つかり、海外の研究ではマウスの脳の運動野と腎臓を結ぶルートも指摘されている。
「病は気からとか、気合で病気を治すとか一般にいわれてきたことに科学的裏付けを与えるかもしれない」と理化学研究所脳科学総合研究センターの入来篤史シニアチームリーダーは話す。
体の恒常性を維持する仕組みに、神経回路と内分泌(血中に分泌されるホルモン)の働きが知られるが、こうした伝統的な学問体系に基づいた見方からはみ出したネットワークがあるらしい。
シンポジウムの題名の「多臓器円環」とは研究者達が考えた造語だ。臓器同士が情報回路で結ばれたイメージを表わす。
「生命は全体(全身)と部分(臓器や組織)が相互に影響を及ぼし合う複雑系。部分を詳しく調べていくこれまでの要素還元的な手法だけでは理解しきれない」と自治医科大の永井良三学長はみる。
病気やストレスへの強さなどは一人ひとり違いがある。同じ人でも、体の様子は年齢によって変わり生老病死は人様々だ。
隠されたネットワークの研究は恒常性を保つ機能が個性や年齢でどう違うかを浮かび上がらせ、病気の予防や治療に新しい考え方をもたらす可能性が期待される。
☆ポイント
・体の恒常性を維持する神経回路と内分泌の働き以外の新しいネットワークが見つかった
・脂肪肝になると内臓間の脂肪組織は減る
・膵臓のランゲルハンス島細胞と肝臓をつなぐ情報回路がみつかった
・脳の運動野と腎臓を結ぶルートが指摘されている(マウスの脳において)
☆メモ
東洋医学やホメオパシーなど、多くの代替医療で言われている臓器ネットワークの考え方が現代医学の研究で(ようやく!)明確に解明されつつある状態だという事なのでしょうか。
なお、宇宙はホログラフィックである為に、一つの情報は宇宙全体にくまなく全面分布しています。
一粒の砂の中にも宇宙がある
上のごとく下もあり下のごとく上もあり
私達は皆一つ
神はあなたの中に・・・・・
宇宙の中の人もさにあらず、人体のたった一つの細胞にも全細胞の情報が含まれていますから、結果的には全部の細胞が緻密に影響を及ぼし合っているのが真相なのです。
お知らせ
自然体の幸せ地球人『フェリスライフコーチ』&
『ホリスティックヘルスプロデューサー』井元希です
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