あちこちの低木生垣に、白い、小さな、ラッパ状の花々が、所々、いっぱい、咲いています。
若木部分には、赤い茎枝(くきえだ)と、赤い縁取りの葉っぱ、そして、赤い花がくに包まれた、緑の蕾(つぼみ)も、見られます。
アベリアです。
のびのび広場では、ムクドリの一団が、芝生の中で、何かを啄(ついば)んでいたかと思ったら、一斉に、飛び立ち、ケヤキ木立のてっぺんで、次々と、枝を揺らします。
その向こうでは、中学生のサッカー選手たちが、ボールを追いかけており、細い園路をはさんだ、向こうの芝生でも、同じく、サッカー選手たちの、ダッシュ練習が始まりました。
アルペン広場の上空には、嵩(かさ)を増した、分厚い、雲が、浮かんでいます。
陸上競技場のピッチでは、「軸刈り」にならないようにと、三日ごとの、小まめな、芝生の刈り込みが、今日も、行われており、ゲートには、涼やかな、風が、吹き抜けます。
フラワーポットの中では、センニチコウ(千日紅)が、ひときわ、長い首を伸ばして、赤い、丸い、花々を揺らし、前に植わっている、インパチェンスを、圧倒しています。
*「軸刈り」・・・成長著しい、この時期(夏場)の芝生の刈り込みは、芝生が成長し過ぎた段階で刈り込むと、20ミリの草丈にそろえる場合、葉の部分をすべて刈り込んで、茎の部分だけを残すことになるので、芝生が成長し過ぎない段階、すなわち、生長点(葉と茎の境目)が低い段階で、生長点と葉の一部を残しながら、「軸刈り(茎の部分だけを残すような刈り込み)」とならないよう、小まめに、伸びた葉を刈り込むことが、必要とされる。
アベリア
ムクドリとサッカー練習
分厚い、雲
芝生の刈り込み(ピッチ)
センニチコウ