U-9トーナメントは、OKUKITAが富山新庄を1対0で下し、決勝戦は、氷見FC対OKUKITAの試合となりました。
その結果が記載してある、トーナメント表を前に、氷見FCの選手の一人が、心ならずも、わざと、ちょっぴり、弱音を吐いて見せます。
そばでスコアを書き写していた、お母さんマネージャの一人が、すかさず、「そんなこと言っちゃ、だめ。」と、ぴしゃりと、喝を入れます。
ここ、多目的広場の芝生ゾーンでは、猛暑日の予報ながら、風が少し吹き渡る、曇り空のもと、タイムテーブルに従って、順調に、試合が進められています。
子供たちは、ボールのキープ、ドリブル、キック、足のさばき方など、小さな子供とは思えない程に、本当に、とても、上手です。
一方、園路を挟んだ、用水側の植込み付近では、サッカーボール消失事件が起きており、子供たちや、お父さん、お母さんたちが、ボールを捜しています。
植込みの向こうは、ちょっと、流れの早い用水ですが、それにしても、蹴り込んだボールぐらいは、どこかに見えそうなものです。
けれども、どうも、見当たりません。
あっという間に、流れに乗って、消え去ったのでしょうか。
それにしても、不思議です。
だいぶ、時間が経ってから、園路を歩いていると、お母さんの一人が、「ボールが見つかりました。」と声をかけてこられました。
遠く、田んぼの奥を見やると、ボールを見つけた、責任感の強い、お父さんたちが、縦方向に流れている用水から、ボールを引き上げています。
見つからなかったのは、横方向に流れている、もう一つの、用水ばかりを、主に、捜していたためのようです。
一人の男の子が、大事そうに、ボールを持って、こちらの方へ向かって来ます。
大会本部の小さなテントの中には、優勝、準優勝、3位、敢闘賞、最優秀選手賞のトロフィーが、今日の受賞チームを待つかのように並べてあり、最優秀選手は、優勝チームの監督さんが、決めることになるそうです。
氷見FCの選手たち
トーナメント表
試合
サッカーボール捜索
トロフィー