うんどうこうえん日誌

富山県総合運動公園の各施設で開催されるイベントや公園からのお知らせなど☆出来事や発見をどんどん発信していきます♪

スポーツの力(2011年)

2011-12-28 11:08:12 | 施設

2001年9月11日、いわゆる、セプテンバー・イレブン、多くのアメリカ人にとっては、忘れられない日です。
そして、2011年3月11日、この日は、多くの日本人にとって、忘れられない日となりました。
ニューヨークの「同時多発テロ」と「東北大震災・大津波・原発事故」です。
奇しくも、丁度、10年目です。

3月11日。
公園では、明日のカターレ富山「ホームゲーム初戦」に向け、午前中は、雪に見舞われながらも、関係の方々によって、着々と準備が進められていました。
そして、あり得ない光景が、テレビに映し出されました。
ニューヨークのツイン・ビル崩落を思い起こさせ、さらに、それを上回る、衝撃的な映像でした。

3月12日。
競技場上空には、青い空が、広がっていました。
ホームゲームは、中止です。

これが、公園での、2011年スポーツシーズンの幕開けでした。

12月17日。
新雪の天皇杯4回戦、横浜Fマリノスvs松本山雅。

前売り券は、山雅だけで6700枚、バスの動員は43台と云う情報も入っています。
そして、当日、マリノスのサポーターも大勢詰めけ、競技場は、1万人を超える観客となりました。

競技場内での、両チームサポーターの応援ぶりは、もちろん、素晴らしかったのですが、それ以上に、競技場外での両チームのサポーターの皆さんのお行儀よさと和やかな雰囲気が、とても、印象的でした。

5時間、4時間前から、入場ゲート前にシート取りをし、行列を作り、静かに、順番を待っておられました。
バスでやって来た、山雅のサポーターの皆さんは、東駐車場から、第2ゲートまで、切れ目もなく、延々と、整然と行列を繋げていました。

スムーズな駐車場整理の進行に、警備会社の方も、びっくりするほどでした。

こうして、公園での、今年の大会等のスポーツシーズンは、終わりました。
後は、雪に埋もれた競技場での、練習会や個人利用、講習会などが、主体となります。

プロ野球の選手の方が、仰っていました、「見せましょう、スポーツの底力」。
スポーツ選手たちの、ぎりぎりの技、精神力、そして、力を尽くしての競技は、たとえ、困難に直面していても、人々に感動を与えるのです。

なでしこJAPANの活躍、川内優輝選手の頑張り、浅田真央選手のお母さんの死を乗り越えての優勝など、色々と、思い起こさせるものがあります。

その2011年も、もう、終わろうとしています。

この1年、ご愛顧を賜りました、団体、利用者、来園の皆様方には、厚く御礼を申し上げます。
本当に有難うございました。
来年も、どうぞ、よろしく、お願い申しあげます。

3月11日

Img_0785

Img_0787

Img_0865

3月12日

Img_0871

12月17日

山雅

Img_5436

マリノス

Img_5434

山雅

Img_5392

マリノス

Img_5288 

12月28日

競技場

Img_5766

除雪

Img_5771

クロスカントリーコース

Img_5775

Img_5778


除雪(高山陸協)

2011-12-25 13:55:05 | 風景

この冬初めての、本格的な、積雪になりました。
積雪10cmを超え、園内道路、南駐車場Aなどには、明け方に、大型除雪車が出動しています。
園内基本通路等は、これから、小型除雪機で、職員によって除雪されます。

早朝の陸上競技場では、合宿中の高山陸協の皆さんによって、トラック2レーン分の除雪が始まっています。
高山陸協の皆さんは、高山工業高校、斐太高校、高山高校、高山西高校の4校の選手だそうです。
斐太高校は、あの「白線流し」で有名な高校です。

雪が降ると、ダグアウト走路(冬季限定)、コンコース仮設練習場(冬季限定)、雨天走路の他、陸上競技場の空きスペース(エントランスロビー、ゲート通路下等の活用)など、冬とはいえ、中を求めての利用が増え、多くの方々が、色々、工夫を凝らしながら、狭い空間での練習に励んでおられます。

屋内グラウンドでは、真ん中の仕切りネットが降ろされ、コートが2面に分けられており、片面では、小学生ラグビーの練習が、もう片面では、少年野球の練習が、行われています。
時折、ザッー、ザッーと、かまぼこ状の皮膜屋根から、雪が下へ、滑りながら、擦り落ちて行く音が、聞こえます。

公園内は、一面の雪世界です。

*白線流し(岐阜県立斐太高等学校ホームページより抜粋)
「例年3月1日の正午頃、卒業証書授与式後に行われる旧制中学以来の伝統行事。
 学校前を流れる大八賀川をはさんで校舎側に在校生が、対岸には卒業生が思い出深い学び舎に向かって立ち、互いに惜別の歌を歌いながら感慨にふけります。そのとき、卒業生らは制帽の白線とセーラー服のネクタイを1本に結び合わせて永遠の友情を誓いながら、早春の川面に3年間のなつかしい思いを込めて流すのです。
 白線は川を汚すことにならないように、下流で在校生の手によって拾い上げられます。約半世紀にわたって続けられてきた伝統ある行事です。
 現在は、男女共学で、学帽の購入も自由になったため、男子の白線は入学時に生徒会からプレゼントされたものを使っています。」

トラックレーン除雪

Img_5703

Img_5709

Img_5712

ダグアウト走路

Img_5726

防風ネットで囲われた、雨天走路

Img_5721

コンコース

Img_5734

屋内グラウンド

Img_5748

Img_5760

雪世界

Img_5730

Img_5762

Img_5742

Img_5741


天皇誕生日(清掃奉仕活動)

2011-12-24 11:23:04 | 施設

昨日の天皇誕生日。
気象情報では、北海道、東北、北陸の日本海側が、大雪などの警報マークで真っ赤なのに、富山地方だけが、すっぽり、赤色マークが、抜けていました。
クリスマス寒波です。

そんな中、AC.TOYAMAの皆さんが、陸上競技場の清掃奉仕活動に来て下さいました。
小・中学生が、約100人、指導の先生とご父兄方が、約50人です。
公園職員も、掃除道具などを準備して、総動員の態勢です。

低学年の子供たちは、お父さん、お母さんと一緒に、「会議室などのガラス拭き」と「ロッカールームの清掃」です。
高学年と中学生の方(ほう)は、「トイレ掃除」、「ダグアウト走路のデッキブラシ磨き」、そして、「園内ゴミ拾い」です。

皆さんには、それぞれ、各グループ、各班に分かれ貰い、まずは、グループごとに、清掃方法と注意点の説明です。

そして、その後、一斉に清掃が始まりました。
陸上競技場は、広いので、方々に散らばってしまうと、あんなに沢山いた人数も、一か所、一か所では、少人数での清掃です。

それから、第一会議室では、バザーも開かれており、それぞれのお家から持ち寄った、衣類・小物・家庭用品、野菜などが、並べられています。
収入金は、東北大震災の被災者の方々への義援金になるそうです。

競技場トラックでは、高山陸協の選手の皆さん、57名が、練習に励んでいます。
毎年、冬のこの時期になると、市内に宿泊所を取って、高山から合宿に来られるのです。
皆さんは、とても、礼儀正しく、除雪や会議室のお掃除をして頂くことも、しばしばです。

昨日、天皇陛下は、78歳のお誕生日を、お迎えになりました。
また、清掃奉仕活動は、お陰さまで、心配していた天候にも邪魔されず、無事、終了いたしました。
天皇陛下のお誕生日を、お祝い申し上げるとともに、皆様方には、深く、感謝申し上げます。

清掃奉仕活動前の練習

Img_5555

Img_5556

掃除道具

Img_5567

掃除の説明

Img_5572

ガラス拭き

Img_5574

Img_5575

Img_5585

ダグアウト走路磨き

Img_5605

Img_5607

トイレ掃除

Img_5593

Img_5602

園内ゴミ拾い

Img_5632

バザー

Img_5561

Img_5565

高山陸協の皆さん

Img_5608

Img_5617

(追伸)

南東の上空、30度、冬の太陽が、大きな光芒を見せて、輝いています。
陸上競技場は、うっすらと雪をかぶり、雪が融けて、濡れたゲート通路は、太陽の光を白く写して、反射光を放っています。

公園の東側に望める、北アルプスの山々、同じく南側に望める、飛騨の山々は、それぞれの方向から、同じ太陽の、冬の光を浴びて、冠雪と薄緑の影を煙らせて、見事な眺めです。(写真では、肉眼で見る美しさを、お伝えできないのですが・・・)

今日は、富山陸協・強化部の練習会があり、朝の競技場へ、高校生たちが、次々と、やって来ます。
会議室では、もう、別の高校生たちが、着席しながら、練習会の始まりを待っている様子です。

公園内の、今朝の、情景です。
今夜は、クリスマスイブです。

南東、上空に架かる、冬の太陽

Img_5655

Img_5694

北アルプス(光は、右から射しています。)

Img_5669

飛騨の山々(光は、左から射しています。)

Img_5684

富山陸協・強化部・練習会

Img_5663

Img_5659


冬眠(ピッチの保護シート張り)

2011-12-21 12:59:06 | 芝生

朝一番の、陸上競技場へ、富山南高校陸上部の皆さんが、やって来ました。
今日は、保護者懇談会で、明日は、終業式だそうです。

気温4℃、風があり、体感温度は、底冷えのする寒さです。
氷雨も、降っています。
そんな中、選手の皆さんは、この寒さをものともせずに、元気に練習を始めました。
明るい掛け声も、聞こえます。

かたわらでは、冬場のピッチの芝生を保護するため、養生シート張りの作業が、行われています。
保護シートは、全部で22個、サイドライン沿いに11個ずつ、置かれました。

シートを置く間隔は、シートの横幅が10mなので、重ね合わせ部分の30cmを引いた、9m70cmです。
順番に、重ね合わせの部分に、丁寧に、目釘が、打ち込まれて行きます。

予報では、明日は、雪か雨。
明後日からは、強い冬型に入り、風雪が強まるとのことです。
シート張りは、どうしても、今日中に、完了しておかなければなりません。

ピッチ(フィールド)は、この間(あいだ)の、天皇杯4回戦の試合を最後に、陸上やサッカーなどを含め、来春(らいはる)のシーズン開始まで、いよいよ、冬眠に入ります。

すっぽりと、雪に、覆われてしまうのも、もうすぐです。

Img_5488

Img_5516

Img_5506

Img_5499

Img_5496

(追伸)

午後からは、ダグアウトの人工芝を、コンコースへ運搬する作業が、急ピッチで進められています。
明日からの天候悪化に備えて、予定を変更しての、待ったなしの冬支度の作業となりました。

濡れた人工芝は、並大抵の重さではなく、1枚持ち上げるのに、6人がかりです。
それが、約70枚で、折り畳んで、軽トラに積み、それを、また、軽トラから降ろして、敷き詰めます。

ダグアウトは、人工芝をはがすと、冬季限定の走路に変わりますが、そのためには、安全対策のチェーン張り、人止め柵等々、もう少し準備が必要です。

コンコースの方は、人工芝が敷き詰められると、冬季限定の仮設練習場になります。

氷雨が、なおも、降り続いています。

ダグアウト

Img_5527

Img_5528

Img_5530_2

Img_5533

コンコース

Img_5540

Img_5542


スポーツ・クリニック(アスリート発掘育成プロジェクト U‐15クリニック)

2011-12-18 13:47:06 | スポーツ

トラックには、あちこち、雪の塊(かたまり)が転がっています。
ピッチを除雪した時に、放り出された、昨日の、天皇杯4回戦(マリノスvs山雅)の名残の雪です。

その雪を、中学生たちが、片付けています。
プラスコ(プラスチック・スコップ)の数に合わせて、16人ずつの交替作業です。
ママさんダンプで、職員たちも、一生懸命、除雪をしています。

今日は、JAAF(日本陸上競技連盟)による、中学生のためのスポーツ・クリニックが、開催されることになっており、受講選手たちにとっては、その練習場所を確保するための、除雪です。

クリニックの内容は、
午前の部:短距離・跳躍・投擲(とうてき)の三種目ローテーションなど、「基本の運動」の実技
午後の部:短距離・ハードル・長距離・跳躍・投擲の「種目別練習」の実技
です。

そして、約150人の選手が、専門の先生から、講義を受けることになっており、練習用のメディシンボールも、たくさん用意されています。

氷雨が降って来ました。
中学生たちは、講義を受けるため、会議室に戻り始めました。
職員たちは、なおも、作業を続けています。

*メディシンボールとは、筋力トレーニングや基礎体力向上などの練習に使われる、重たいバスケットボールのようなもので、各人の体力や用途に応じ、使い方は、工夫次第で、色々です。

除雪

Img_5458

Img_5459

Img_5466

日程表

Img_5473

メディシンボール

Img_5474

氷雨

Img_5470

会議室

Img_5467_2 

練習

Img_5481

Img_5486