昨日までの夏日(なつび)とはうって変わって、今日は、朝から冷たい雨が降りしきり、風も木立を揺らしています。
この雨の中、公園南正面、陸上競技場近くにあるヤマボウシの木々が、その花の白さを際立たせています。クロスカントリーコース沿いのヤマボウシそっくりのハナミズキは、既に盛りを過ぎていますが、ここにある9本のヤマボウシは、今が盛りです。特に、皇太子殿下御成婚記念のモクレンの木の傍(そば)にある2本の木が、一番きれいで、遠目からもその美しさと白さを誇っているかのようです。
また、クロスカントリーコース沿い、南東の一角では、紫蘭の花畑が、雨の中、素朴な、そして、清楚な美しさを見せています。その傍を、雨で数少ないランナーが、一人二人、黙って走り過ぎて行きます。
今まで満開だった、陸上競技場外周のツツジも、そろそろ満開の時期を終えつつあるのか、雨に濡れた花弁がいくつか園路に落ちています。
16時キックオフの「カターレ富山」対「ザスパ草津」の試合に向け、早朝から、カターレ富山のスタッフとその関係者、テレビ局の人達などが、いつも通りの準備作業に余念がありません。スタンドでは、椅子席の清掃が始まろうとしています。それぞれが、それぞれの仕事にベストを尽くしています。
けれども、濡れながらの作業で、本当に寒そうです。いえ、本当に寒いのです。
多くの関係者がこうして、寒い雨にもかかわらず、観客の皆さんをお待ちしています。是非、皆さん、観戦においで下さい。サッカーは、全天候型スポーツです。午後からは、雨も、きっと、止んでくれるでしょう。
屋内グランドの屋根からは、小さな滝のようにほとばしる雨脚(あまあし)が落下し、補助グラウンドフィールドでは、富山スクエアのサッカー選手達(中学2年生)が、駆け回っています。
ヤマボウシ
紫蘭
準備
雨