ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 カエルの楽園 」   百田 尚樹

2016-09-21 23:40:32 | 
       「 カエルの楽園 」  百田 尚樹

        

話題になっていた本なので4月に図書館にリクエストしていて、忘れたころにやっと順番が回ってきました。
本自体は寓話のように書かれていて、カエルが主人公の誰でも読める簡単な文章です。
なんだか似たような、聞いたことがあるような話の展開だなと思いながら読みました。
読み終わって、書評やネタバレを読んで、内容がもっとはっきりしてきました。
~~~~~~~ネタバレ
平和に暮らしていたアマガエルの国にダルマガエルが侵略してきて、60匹のアマガエルたちは、命からがら脱出して安住の地を求めて旅に出る。
途中、マムシ、イワナ、カラスの襲撃、トノサマガエル、その他、さまざまな敵に遭遇して、次々と仲間を失い、最後はソクラテスとロベルトの2匹になってしまう。
2匹は、ツチガエルが暮らすナパージュ国という平和な国にたどり着き、しばらくそこで暮らすことになった。
ナパージュ国の住人は、平和は、「 三戒 」= ( カエルを信じろ ・ カエルと争そうな ・ 争うための力を持つな )に、守られていると信じていた。
ところが、ウシガエルが侵略してきた。 三戒を守るべきだと主張する元老と自分たちの手で国を守るべきだと主張する元老とで意見が分かれる。
年寄りは保守に回り、若者は無知と無関心。活動するものは、デイブレイクの話に先導されて、国を守ろうとするハンニバル兄弟は殺されたり目や手を傷つけられてしまう。
元老は、話せばわかる、もしもの話は詭弁と逃げ、周りに睨みをきかして国を守っていてくれていた大ワシのスチームボードが一緒に戦おうと提案するが追い払ってしまう。
守る者がいなくなった国に、ウシガエルがなだれ込み、国は侵略され住民は次々に食べられてナパージュ国は滅亡していく。
~~~~~~~
デイブレイクが一番嫌なやつでした。 嘘でも毎日言っているうちに、また、聞かされているうちに本当になる。みんなをでたらめで先導していきます。
ウシガエルが侵略して来れば、みんなを裏切り手先になります。 
日本国憲法第9条、集団的自衛権、国際問題などがカエル達の言葉や目線で代弁されています。
詳しくは、他の方のあらすじやネタバレやレビューなどを読むとよくわかります。
難しい話ですが、どの方向に進めばいいのか、日本国民としてみんな真剣に考えなければならないことだと思います。


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