ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 5年目の魔女 」 乃南 アサ    「 味いちもんめ 」 「 剣客商売 」 「 鬼平犯科帳 」 

2015-12-25 22:15:57 | 
    「 5年目の魔女 」  乃南 アサ

        

長編心理サスペンス。
~~~~~~~
あらすじ
町田景子は5年前に前の会社を辞めて、今はインテリアーデザイナーとして順調に仕事をしている。
前の会社は、学校の先輩の夫である新田課長のもとで働いていたが、新しく入ってきた谷喜世美と新田が不倫関係になり、
先輩と二人の間に挟まれ振り回され会社を辞める羽目になる。

それで終わったと思っていたのに、この頃、誰かに監視されているように感じるようになり喜世美の存在が感じられる。
やがて、3回コールで切れる不気味な電話がかかるようになる。 それは以前に景子が喜世美に頼まれダビングした松任谷由美のLPの曲。
喜世美が好きで口ずさんでいた歌詞、「3回鳴らして切ったら淋しい私から 」 以前、喜世美が新田の家にかけていたいたずら電話と同じ。

景子は、ケジメをつけるため喜世美の消息を調べ始める。 
新田と喜世美はあれから会社を辞め、事業を始めるが失敗し借金を負い、妻に喜世美のことが知れ離婚、新田は喜世美と別れた後事故死していた。
景子は、喜世美の消息を求め、彼女の故郷を訪ねて転居先まで出向くがそこで消息は消えている。

或る日、大事な仕事に抜擢されて出向いた社長宅で、喜世美が社長夫人として現れる。再会した2人は、、、。 
~~~~~~~
読んでいていやな気分になりました。
浮気ばかり繰り返す新田と、彼と付き合ってから変わっていく喜世美。 
景子は同僚として喜世美と仲が良かったけれど、2人のために会社を辞めなくてはならなくなるのが理不尽。

忘れればいいのに、いつまでも喜世美の影におびえて病んでいき、調べ始めたときには、「 なぜ? そこまでするの 」と不思議でした。
喜世美の行動も理解不能で、私に女心は分かりませんでした。男心も分からないけれど。
喜世美と景子が会って思いがけない過去が暴露され、だから景子はここまで喜世美の存在が気になったのかと納得しましたが、これから2人はどうなっていくのか気にかかります。 
新田と妻子、喜世美を信じ切っている社長と亡くなった前妻、喜世美も景子も、誰一人、幸せとは思わない結末に、女のしたたかさと恐ろしさを感じました。


      「 味いちもんめ 」  倉田 よしみ

           

      「 剣客商売 」  「 鬼平犯科帳 」  さいとう たかを  池波 正太郎 

           

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