明石ケーブルテレビプロデュース
明石発のご当地アイドルグループ
「YENA☆(イエナ)」
そのデビューシングル「言えないよ」の
歌詞カードとCDの盤面作品の
制作話と言い訳。
先日無事終了いたしました
作品展「HOPE☆」までに
最後、猛烈ラストスパートをかけてお届けしました。
会期中、「言い訳読みましたよ」
なんて言ってくださる方もあり
楽しいきっかけともなりました。
私の個人的な思い入れだけで
的外れなことも多々あったと思いますが
お付き合いいただきまして
ありがとうございました。
さて、全員分終わったのに
まだやるの?
番外編??
そう、番外編。
最後の言い訳です。
BGMは「最後の言い訳」ではありません。
全く合いません(笑)
では行きましょう。
YENA☆作品制作話と言い訳 番外編
「明石ケーブルテレビIさん編」
この言い訳ブログにたびたび登場してきた
明石ケーブルテレビのIさん。
時々現れては、
「こんな髪型にしろ」だの
「ここが似てないじゃないか」だの
何だかとても上からな、エラそうな感じを受けたでしょうか?
(本当は決してこんなに強い口調じゃないw)
違うんですよ。
私が困っている時に、的確に意見を下さっていたのです。
めっちゃ助かったのですよ。
Iさんが担当してくださってなかったら
CDの盤面のメンバーのイメージ画は
完成していなかったと思います。
そもそも、YENA☆のCDに私の作品を、
と思ってくださったのはIさんでした。
Iさんが見つけてくださっていなければ
CDのお仕事も、YENA☆との出会いも
作品展「HOPE☆」もなかったのです。
ホント、感謝してます。
私は、依頼をお受けして作品を描くことを
主としていません。
自分の作品には、だいぶ自信はついてきましたが
依頼の作品となると、依頼主の望む作品が必要となり
それに叶う作品かどうかは、私の意向、感覚などだけで
決まるものではなく、なかなか難しいものがあります。
上手にいろいろ描き分けられる方じゃないし。
でも、今回の依頼は
「TONの作品が使いたい」という、
なんともありがたいお話でした。
歌詞カードになった作品は
ラフでOKが出た以降は
「好きに、TONさんらしく描いて下さい」と
完全に任せて下さいました。
初めてお話させていただいた時から
こう思って下さっているのが分かり
私の作品に向かう気持ちを大事に思い、
作品を大切にして下さる気持ちが伝わってきたので
引き受けることにしたところもあります。
Iさんとは数回、打ち合わせと称して
YENA☆について熱く語りました。
Iさんの想いと、こちらの思い込み。
とても楽しく、ついつい長時間になる訳です。
お話しているうちに
どうも、Iさんとは共有できる感覚があるな、
と、感じました。
特に「かわいい」と思う感覚が似ている。(気がする)
「かわいい」というのは
なかなかに漠然とした言葉で
人によっては、全く異なるイメージを
持っていることがあるのです。
今回、YENA☆に関わるにあたり
この「かわいい」は私にとって、
とても重要。
もともと「かわいい」好きだけど
今回はアイドルだしね、
かっこよくも、スタイリッシュも、シャープさも
あってもいいけど、
なによりも、「かわいい」が必要だと思うのです。
この、YENA☆に欲しい「かわいい」が
どうも似ている。
こうするとかわいくなりますよねー!
って、感覚が似ているので、盛り上がる。
これ、とても大事。
共通認識が持てないと、お仕事しにくいのです。
普段は私はすあきさんとお仕事してますので
大概のことはニュアンスで伝わるのです。
感覚が違っても、私なら、すあきさんなら、
こういうことを言ってるんだろう、と
お互い補いあえるのです。
が、他人となると、
何度言っても伝わらない・・・
とかね。
結構大変。
これがあまりなかったのは
とても助かりました。
作品に関して、
特に、CD盤面のメンバーのイメージ画について
意見があれば、何でも言って欲しいと伝えていました。
すると色々と気になるところや、変更案なども言って下さって
かなり、相談に乗っていただきました。
時期的に、デビュー寸前。
CDのこと、衣装のこと、
誕生イベントのこと、初ライブのこと、
デビュー後のイベントのこと・・・など
やること考えること盛りだくさんな
とてもとても大変な時期だったと思います。
にもかかわらず、メールで何度も意見をいただき
最後までひたすら付き合っていただきました。
感謝してます。
とても熱くYENA☆を想う気持ち。
メンバーそれぞれのかわいいところを
結構よく気付いていて
それを引き出したいと考えてる気持ち。
の反面。
時々、妙に、ドライ。
ちょっと怖いぐらい、ドライ。
いや、怖い(笑)
全く気配が消えることもある。
この振れ幅がいまいちつかめなくて
正直、未だ、よく分からん(笑)
それでもそれでも、Iさんとだから
楽しく作品を描くことができました。
先日まで開催していました
作品展「HOPE☆」
実は、Iさん
まさかの皆勤賞!
毎日来て下さいました。
2回来て下さる方って、ちょいちょいあるのです。
3回来て下さる方も、過去数名あります。
が、いくら会期が短いとはいえ
5日間、毎日とは!!
まぁ、初日はね、顔を出しに?
2日目は打ち合わせついでに?
3日目は紹介ついでに?
4日目はお仕事でしたね。
で、5日目は、やっとプライベートで?
いやはや、変な人です。
じゃないや。
感謝しかないです。
そして作品の見方が、半端ない。
猛烈に集中して、無言で、
じーーーーーーっと作品の前に立ってる。
(これ、作者としてはめっちゃ緊張します)
ほら、Iさんには今さら説明することないやん。
YENA☆のことは私より知ってる訳だし
この作品展のきっかけも、何もかも知ってるし・・・
と、思ったら
この人、原画見るの初めて!!!
で、今さら画材や描き方について話すも
なんか変な感じで、ものすごい話しにくい(笑)
もう、最後の日は、ほぼ放置(笑)
でも、スキに作品見たり
私が他の人と話してるのを楽しそうに見てたり
アンケートに答えてみたり、と
満喫していたのではないでしょうか。
時々、お仕事の人なのか、知り合いなのか、友達なのか
感覚がごちゃごちゃになってました。
毎日来て下さって
あれだけ集中して見ていたので
どんな感想をくれるかと思えば
アンケートに書かれた好きな作品の理由が
「素晴らしい!!」
のみ。
おい!
言葉では上手く言えないようですが
色々な行動から察するに
ホントに、私の作品
スキだって思っててくれたんかな。
なんか嬉しくも、こっぱずかしくも(笑)
ありがとうございます。
全ての始まりは、Iさんからです。
こちらこそ、出会えて嬉しかったです☆
メンバーのイメージ画とともに描いた
イエナちゃんの顔アップ。
もともと、YENA☆というグループ全体を
1人の女の子として表現したのが
この、ピンクの髪の女の子でした。
明石ケーブルテレビさんと打ち合わせの便宜上
私たちの中だけで、イエナちゃんと呼ばれていました。
これがいつの間にか通称でなくなりつつある。
これはホントにおまけで描いたのに
CDの背表紙や、初ライブの整理券、
現在は缶バッチにまで使って下さっています。
明石ケーブルテレビのYENA☆に関わる方の名刺にも、
このイエナちゃんを入れてデザインして下さったようで
イエナちゃんも愛して下さってとても嬉しいのです。
が、
Iさんの名刺だけを見ている
YENA☆のメンバーたちが
イエナちゃんという設定を知らずに
この絵はIさんのイメージ画だと思ったらしく
「Iちゃん」と呼ばれていました(笑)
確かにね、ヘッドフォン的なのを付けてて
カメラを回してる時のIさん・・・みたい??
メンバーが「Iちゃん!!」と言うと
必死になって
「イエナちゃんです! Iちゃんは許さん!!」
と反論するすあきさんと
「なんでこうなってしまったのか・・・」
と、恐縮しまくるIさんが
私的には、大変おもしろい(笑)
Iさんをイメージして描いて
こんなかわいいピンクの髪に
なるわけないやーんっ!!(笑)
ちゅうか、私、かわいい子しか
描きませんから☆