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豪州日記&よしなしごと Since 2005/6/16

モカポット

2007-06-11 23:52:02 | よしなし日記
この前フランクの家に行ったときに出されたコーヒーがとても気に入って、どうやって煎れたの?と聞いたら「パーコレーターだよ。こうやって入れたコーヒーが一番うまいんだ」と教えてくれた。

んで、深く考えずに、早速近所のショッピングモールに買いに行ったわけで。


今までは、コーヒープランジャーと呼ばれる器具を使って煎れたりしてたんだけど、何せ洗うのがめんどくさい。
仕組みは単純で、ビーカーみたいな入れ物に挽いたコーヒー豆とお湯を入れて、フィルターがついたピストンを上から下まで押し下げると、コーヒー豆だけが底に行って、上にろ過されたコーヒーができる、という単純な仕組み。



作るのが楽でいいんだけど、メンテナンス性に難があるんだよね。
かなり丹念に洗わないと、1ヶ月後にはすごいことになってる(検証済み)。入れ物が透明だし、鉄でできたろ過部分にどうしてもカスが溜まる。
香りが飛ぶから軽く水洗い程度がいい、という話もあるみたいだけど、そんなことしたらすぐ中が見えなくなるだろうね。
あと、ピストンを下げるときに力を入れすぎると上から熱湯が吹き出る(検証済み)。
そして、使い込んでくるうちに鉄でできたフィルターのろ過する力が落ちて、コーヒー豆ができたコーヒーに混ざり始めてくる。
逆に良い所は、続けてだらだら飲みたいときには、そのまま出来たコーヒーをビーカーの中に入れっぱなしにして、少しずつカップに継ぎ足しながら飲めること。コーヒー豆が下に圧縮して溜まった状態になるので、ほっといてもどんどん苦くなったりすることが無い。

これ、前日本で友達に「お茶用のは聞いたことあるけど、コーヒー用のは聞いたことない~」って言われた。



さて、今日買ってきたのがこれ。
ちなみに日本では"モカポット"と言うらしい。日本で言う「パーコレーター」はちょっと仕組みの違うものを指すらしいけど、詳しくは不明。
日本でも見た記憶があるので、コーヒー好きな人は知ってるんじゃないかと。



これの仕組みも単純。
下の図(Wikipediaより拝借)で言うと、Bにはコーヒー豆を詰め、Aに水、Cは空っぽ、という状態でこいつを火にかけると、Aの水が沸騰して、Bのコーヒーを通ったあと、Cにある煙突の先からコーヒーが噴き出しでCに溜まる、というわけ。



で、家で早速煎れてみた感想は・・・。
うーん、フランクの家で飲んだやつほどじゃないけどプランジャーで作ってたコーヒーよりはうまい、かな。まだまだ研究が必要。
ただ、ネットを見てると、原理的にペーパーフィルターより香りは劣るらしいんだが、なぜフランクの家のコーヒーが今まで飲んだ中で一番うまかったのがとても謎。いったいどんなブレンドを隠しもってるんだフランク。

まぁともかく、この"鉄の塊を火にかけてぽこぽこ言わせる"っていう風情が何となく気に入ったので、しばらくはこいつで行こうかと。


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