高知県立大学がん看護学領域修了生の会:アストラル

高知県立大学大学院がん看護学領域修了生のネットワーク作りと情報交換の場

10/12 嶋中ますみ先生の特別講義がありました

2012-10-22 | 勉強会参加報告
嶋中ますみOCNS様が高知県立大に来られました。

ご無沙汰の更新になってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
高知は、すっかり寒くなってきました
冬を間近に感じます。

先日、二重の虹が大学から見えました。(3階東のベランダより 藤田先生の息抜きタイム)
秋空に映え、すばらしい景色でした


(10/19撮影     2つ虹が出ています!)



さて、10/12アストラルのメンバーである、嶋中ますみOCNSが、大学院特別講義のために来高されました




嶋中ますみ先生は、高知女子大学大学院の2期修了生であり、修了後から現在まで済生会横浜市南部病院でがん看護専門看護師として活躍されています
今回、嶋中先生が修了してから現在までの11年間、どのようにCNSとして活動してきたのか、またどのように役割を拡大・開発してきたのかについて大学院の学生さんや修了生にご講義いただきました。まだ専門看護師が臨床現場に認知されていない時代から、多くの障壁がありながらも試行錯誤を繰り返しながら、困難を乗り越え、前へ進んでいった今までの活動のお話には、多くの感動がありました。






また、講義の後、特別にがん看護学領域の大学院生や修了生のフリーディスカッションの時間を頂きました。
フリーディスカッションに参加した院生さん達より感想が届いています

「認定看護師と専門看護師との違いを示すにはということについての話をうかがいました。CNは実践力が強く、そこに対立するのではなくCNSの強みである問題の状況を背景やシステムを含めて目を向けて改善していくことで違いを示していくことが一つであるとのことでした。緩和ケアチームにしても、チームにかかれている患者は、まだ良いとして、必要性があるにもかかわらず、チームにかかれていない患者はどうなのだろうという視点をもち、なぜチームにかかれていないのか、スムーズにチームに繋ぐには何が必要であるのかというように見落としがちな部分に目を向けることができることがCNSの強みであり、CNSが行っていることを示す方法の一つであるということに気づくことができました。他の人が気づいていないところに気づき、どうすれば改善できるのか、現在ある資源を活用して改善できるのかといった視点を今から少しずつ養っていくことができればと感じました。」

「私は2回生になり、臨床の現場に戻る日が近づいていることもあり、自分が専門看護師としてどのように活動していったらよいのかと悩むことがあります。私の病院では、専門看護師はおらず、認定看護師が7名所属しています。臨床にもどった時には、認定看護師との協働が重要となります。専門看護師は、問題の背景には何があるのかを考えることができ、その問題の本質を見極め、システムを変えることができるという強みを私自身が理解し、認定看護師の専門領域での専門的な知識と技術での協力を得て、活動したきたいと考えます。
嶋中先生のお話を聞いて、専門看護師は、がん患者へより良いケアを提供できるように考えて、自分の施設だけではなく、地域の病院の看護師や訪問看護師などと連携して活動していくというように、専門看護師として地域を含めて視野を広く考えていく必要があることを学びました。」

「医師や認定看護師との協働、自分が行っている看護の可視化など、CNSとしての活動の中で直面する課題にどのように取り組むべきかについて経験を踏まえたご意見やご助言を頂くことができました。継続した活動を行い、少しずつ結果を積み上げていくことが大切であることを学びました。嶋中先生のお話を伺い、臨床での活動をイメージすることができたので、不安な気持ちが少し軽くなったように感じました」





嶋中先生は主に関東で活動されていたため、高知に来られるのは、修了式以来とのことでした。
また是非高知にお越しください!アストラル一同、お待ちしています

貴重なご講義、本当にありがとうございました!!





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