高知県立大学がん看護学領域修了生の会:アストラル

高知県立大学大学院がん看護学領域修了生のネットワーク作りと情報交換の場

第4回中四国がんプロ講演会

2009-10-19 | Weblog
中四国がんプロ主催”第4回がん看護専門看護師WG講演会が下記の通り開催されます。皆様のご参加をお待ちしています。

テーマ;がん看護専門看護師のエキスパートネスと役割機能

講演者;
小山富美子氏(近畿大学医学部附属病院 がん看護専門看護師)
「がん看護専門看護師のコンサルテーションの実際」
菊内由貴氏(四国がんセンター がん看護専門看護師)
「がん看護専門看護師のコーディネーションの実際」
近藤まゆみ氏(北里大学病院 がん看護専門看護師)
「がん看護専門看護師の倫理調整の実際」

日時;平成21年11月15日(日) 13:00~16:30
場所;香川県県民ホール(アルファあなぶきホール)
参加費;無料

<お問合せ先・申込先>:藤田佐和
FAX 088‐847-8704  ocns_wg@yahoo.co.jp
*当日参加も受け付けておりますが、できるだけ事前申し込みにご協力下さい。


がんプロ講演会ポスターはこちらから

青木美保さんの活動のご紹介です

2009-10-16 | Weblog
アストラル第3回勉強会でお話しいただいた、青木美保さんの活動をご紹介します。

青木美保さんは、高知女子大学看護学科34期生で、1965年高知県生まれ。看護師、保健師、衛生管理者。大学病院の病棟に看護師として3年間勤務し、その後電器産業ほか企業の保健師、衛生管理者として約17年間勤務しています。

40才のときに、乳房のしこりに自ら気づき、乳がんと診断され、乳房を残せる治療法と信頼できる主治医を探し求めて、主体的に行動をされました。
化学療法(FEC療法、タキソール)により、乳がんは病理学的に消失しました。再発予防のために、放射線療法を経て、現在もホルモン療法中です。

ご自身の経験を振り返って、がんと診断されたときのショックは医療職であっても大変大きかったこと、がんの診断時に看護師に側にいて自分の話を聞いてほしかったこと、自分に必要で最新かつ正確な情報をどのように選択したらよいのか悩んだこと、治療中の医療従事者の対応によって励まされたり落ち込んだりした体験など、一人の患者として体験したことを言葉にして発信していく活動を続けています。また、同じ乳がんで苦しんでいる患者さんに役立つ情報発信もウィ・キャン・ファイトwe can fight!の活動の1つです。

青木さんの活動をもっと知りたい方は、是非こちらのHPからアクセスしてくださいね。
 we can fight!

がんプロ合同セミナーに参加しました

2009-10-15 | Weblog
高知女子大学、岡山大学、徳島大学のがん看護専門看護師コースの大学院生が、9月1日、2日に徳島大学にて、井沢がん看護CNSを講師に迎え、がん看護学合同セミナーを開催しました。今回の参加者は、高知女子大学4名、岡山大学5名、徳島大学3名でした。このセミナーは、がん患者が体験する症状とその特徴、症状マネジメント、リンパ浮腫の発生機序と病態生理と看護ケアの実際、リンパ浮腫ケアに関する研究およびエビデンス、等について2日間、講義と演習を行います。また、夜は、イタリアンレストランでお食事をしながら、情報交換や親睦を深め、がん看護CNSの将来を語り合うセミナーです。

大学院生から寄せられた感想です
今回の研修では、リンパ浮腫に対する基礎的知識の講義と技術指導を受け、新たな知識を得ただけではなく、今までの私のリンパドレナージの捉えかたが間違っていたことにも気付かされました。特に看護師から患者に対して、一方的にスキンケアやリンパマッサージを行うことだけが看護師の介入目的ではなく、患者自身がいかに技術を習得し、継続していけるかに関わる教育的な介入が大切であると学びました。またCNSとしてがん看護に活かせる資格を持ち、患者への直接介入だけでなく他の看護師も活用できるようにしていけたら、看護援助としての幅も広がっていくと思いました。
 今回は3大学の学生との交流もあり、それぞれの学んでいる背景や経験年数も異なる人々の中で、共感し合ったり、互いの情報交換をすることができとてもいい刺激になりました。このような機会に積極的にネットワークを広げていきたいと思います。

がんぷろ主催キャンサーボードに院生が参加してきました

2009-10-06 | Weblog
中国四国がんプロフェッショナル養成コンソーシアムの学生のための「チーム医療(キャンサーボード)合同実習」が8月21日(金)岡山にて実施されました。
テーマは、「チーム医療(キャンサーボード)に関するワークショップ」、「現行の多職種参加ケースカンファレンス:問題点の抽出」、「より良い多職種参加ケ-スカンファレンスの運営」であり、8大学院から、各コースで学んでいる、医師27名、看護師11名、薬剤師1名、栄養士2名、物理士1名の42名が参加して活発な討議を行いました。高知女子大学大学院からは、修士1年4名、修士2年2名の6名が参加しました。

★☆ 学生さんから寄せられた感想の一部をご紹介します ★☆
キャンサーボードの合同演習では、看護師だけでなく、医師、薬剤師、看護師等、様々な職種の方の意見交換の場を持つことができ、チーム医療の重要さを改めて実感することができました。
キャンサーボードはまだ、始まったばかりで知識のないまま参加をしてしまいましたが、どの人にもわかりやすく、説明していただき、趣旨を理解することができました。
今は、学業に専念をしているため現場をみることはできませんが、自分の職場でもキャンサーボードを定着させていければいいと感じております。現場に戻ると今回の私のように知識のない人からある人までが混ざり合うと思いますが、試行錯誤ながらもまずは開催してみるということも重要だと言えます。私たち医療職者は、力を合わせながら、患者さんにとってよりよい医療を提供ができることを願います。