高知県立大学がん看護学領域修了生の会:アストラル

高知県立大学大学院がん看護学領域修了生のネットワーク作りと情報交換の場

兵庫県立大学大学院がんプロ養成プラン特別講義に参加してきました!

2010-03-16 | Weblog
特別講義に参加した大学院生からメッセージが届きました!

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「Advanced Nursing Care for the Patients with Radiation Therapy」
日 時 2010年2月27日
場 所 兵庫県立大学 明石キャンパス内
講 師 Ms.Miranda Kramer
対 象 対象:放射線療法に従事する看護師・がん看護専門看護師
大学教員(高度実践看護師養成課程教員担当者)など
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外来の放射線療法を担当している、NPでありCNSでもあるMiranda先生の講義を受けてきました!
「放射線治療患者のための高度実践看護」というテーマで、
1部は「不安とがん患者」
2部は「乳がん患者に対する放射線療法」
3部は「がん患者の放射線照射における疲労」という、とても充実した内容でした。

実践的な所が大きく、すぐに使えるツールや、アメリカで最も使われている評価項目なども丁寧に教えていただきました。

何より私が印象に残ったのは、Miranda先生がケアや治療法にしても、「エビデンスレベル」を説明していた所です。こういう研究があってこういう結果がでていたが、研究方法からみたらエビデンスレベルは高くないとか、こういう研究があって、こういうことが証明されているとか、アメリカの現場では、「エビデンスレベル」を考えながら看護ケアが提供されているんだということを講義を聞いて実感しました。そして、そういう目で研究もみているんだなあと。

また、放射線治療でなぜ倦怠感がおこるのかということなど「はっきりとした理由は明らかになっていない」とはっきりMiranda先生がおっしゃっているのも、私の中ですごく印象的でした。現状をすみずみまで把握されているからこそいえる一言だと思い、この一言の重みを感じるのと同時に、まだまだわからないことが多い中でケアを創造していくことや、実践知をエビデンスにしていくこと、看護を科学にしていくことの困難さも感じました。

そのあと会場全体でクイズがありました!私は30pointしかとれなかったのですが、一緒に参加していた先輩は120pointで1位!! Miranda先生から記念品(チョコレート)をもらっていました。いいなあ・・。

最後にMiranda先生と、内布先生を囲んで、記念撮影をさせてもらいました!

みんなで明石焼きも食べることができ、とても充実した楽しい1日でした。

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1 コメント

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学習テーマに関する要望 (深田 陽子)
2010-03-17 10:20:03
アストラルの皆さま

最近すっかり暖かくなり、私の職場にある桜もチラホラ咲いてきて、春を身近に感じている今日この頃です。さて、近藤さんからのメールを拝見し、あわててメールしています。昨年は倫理調整に関する学習会に参加したかったのですが、それが実現できずホントに残念でした。なので個人的には倫理調整に関して学べる機会があれば、是非参加させていただきたいと思います。以前メールにも記載させていただいた内容と重複しますが、日々の臨床現場において、がん看護を展開していく上で倫理的な問題が多々あります。1事例、1事例を大事にしてコンサルテーションしているつもりですが、その後の継続が難しく教育的な役割として、自分が活動していくことにおいて、カンファレンスに参加したり、集合教育をしてみたりと試行錯誤しながら日々悩んでいます。経験の浅いCNSの立場である私としてはそのことに関する能力を高めていければと思っていますが、自分一人だけでは息詰まるのが実情です。お悩み相談のようになり申し訳ありません…。皆さまのご要望も拝見しながら、自分の学習課題も今後検討していければと思います。メール楽しみにしております。
日本医科大学付属病院  深田陽子
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