高知県立大学がん看護学領域修了生の会:アストラル

高知県立大学大学院がん看護学領域修了生のネットワーク作りと情報交換の場

第2回 APNセミナー

2013-06-15 | アストラル学習会
6月14日(金)第2回APNセミナー


第2回は、7期終了生の北添可奈子OCNSから、「専門看護師の活動の実際:コーディネーションの事例」「緩和ケアチームにおけるがん看護専門看護師の活動の実際」について、ご講義いただきました。

   


受講した学生から、声が届いています。

『調整と一言で言っても本当にさまざまな調整機能があることを学びました。調整機能と倫理調整の違いが理解しにくかったのですが、今回事例での振り返りやその中のディスカッションでその違いが整理できたように思います。また、調整をするときには、情報や、社会資源の広い視野、新たな視点が必要になることを学びました。』『物的社会資源を調整する場合も、調整するのはやはり人になるので、人的社会資源では病棟スタッフや、看護助手、もちろん医者や、他職種などと円滑に連携がとれるように、普段から良好な人間関係を築いておく必要があると感じました。また、院外の資源の開発も必要になってくる事を学び、CNSの役割の一つである調整を実際私が行うためには、広い視野とコミュニケーション能力が必要であることを学びました。今後の大学院の生活で、「広い視野」と「コミュニケーション能力」について、具体的に掘り下げて学んでいこうと思います。』

北添OCNSには、実習で実際にご指導いただきます。
どうぞよろしくお願い致します。

APNセミナーが始まりました

2013-06-08 | アストラル学習会
APNセミナーが始まりました


今年度もAPNセミナーが始まりました。
 OCNSとして活躍されている7名の修了生を講師としてお迎えし、後輩へOCNSの活動の実際や役割機能についてご講義いただきます。毎年、受講した学生さんより、CNSの活動の実際や役割機能について理解が深まった、自分自身もこうなりたいと思った…と、自分自身の目指す高度実践看護師像や、今後自分の進む道程に多くの示唆をもらえた…という意見が寄せられています。


平成25年度第1回は、12期修了生の三本芳さんに「大学院までの学びと認定までのプロセス」「一般病棟におけるがん看護専門看護師の活動の実際」についてご講義いただきました。


   


出席した院生さんから、感想が届いています。
「今、私が学んでいる理論や分析方法が、どのように臨床で活用できるのか想像できない毎日でした。そのような中で、先輩の実践活動を聴き、現在の学習が将来の自分にどう繋がっていくのか方向性が見え、そしてどう繋げていくかは自分次第であると学びました。
スタッフへの支援に関しては、個人が持つ強みや弱みを分析し個人に合わせた役割を調整することで、スタッフのモチベーションの維持向上に繋がるということが理解できたように思います。そうした援助ができるようになるためには、まずは自分を知ること、自己の強みと弱みをよく理解しておくことが重要であると学びました。」


三本OCNSも、同じように大学院時代にこのセミナーを受けた一人です。
今日ここに座って三本OCNSの話を聞いていた院生さんも、数年後にはきっとCNSとして、後輩に話をしていることでしょう…

平成25年度 第1回アストラルが開催されました

2013-06-03 | アストラル学習会
第1回アストラルが開催されました。
梅雨に入り、高知はじんわり暑さを実感する日が続いています。
アストラルの皆様いかがお過ごしですか?

さて、5月24日に、平成25年度 第1回アストラルの会が開催されました。
今回は、四国がんセンターから金子景香先生から「遺伝性腫瘍」についてワークショップを取り入れた形式での学習会でした。

【金子景香先生】

今回は前年度の学習会に続き、遺伝性がんのスクリーニングの基礎を学び、実践にどのように繋げていくのか…というところまでを考えました。


  


女優のアンジェリーナジョリーさんの「乳がん予防のための乳房切除」が話題となって、最近は遺伝性乳がんに関する記事や報道も増えてきています。

日本では、まだまだ現在の医療現場では、「遺伝性がん」について十分に知識をもってケアをしている実践家は少ない現状です。
遺伝カウンセラーがいない病院が多い中、家族性腫瘍についての可能性を患者さんに与える機会を作り、患者さん自身が自分で選択して
家族性腫瘍についての情報を入手できるよう支援していくことは、今後のがん看護の課題の1つかもしれません。

「がん家系」という言葉もよく聞きますが、遺伝性とは限らないことも多く、逆に本人が全く気にしてなくても遺伝性を考えなくてはいけない場合もあります。
臨床現場にいる看護師が遺伝性が疑われる方、高リスク家系の患者さんを拾い上げしていく力もこれからは必要になってくるのではないでしょうか。


 


高知県は、遺伝カウンセラーのいる病院はまだ少ないですが、だからこそ専門看護師にできることは何かを考えていかなくてはいけないことを感じました。
昨年に続き2回目の遺伝性腫瘍の勉強会、それぞれに深い学びを得ることができました。
 次回アストラルは7月26日(金)18:30~です。



 梅雨があけると、猛暑が予想されますがみなさんお身体には気をつけてくださいね



  あ~した天気にな~あれ