高知県立大学がん看護学領域修了生の会:アストラル

高知県立大学大学院がん看護学領域修了生のネットワーク作りと情報交換の場

第3回アストラルが開催されました!

2011-09-16 | 勉強会参加報告
第3回アストラルが開催されました


9月10日(台風一過の晴れでした)、北里大学病院より特別講師、千崎美登子OCNS様を講師としてお招きし、アストラルが開催され、16名が参加されました。




今回のアストラルは、近藤恵子OCNS(第8期卒業生)が倫理調整の事例とCNSとしての倫理調整の課題などをプレゼンテーションし、
その後、千崎OCNS様のスーパーバイズをいただきながらディスカッションを深めていきました。
ディスカッションが進むにつれて、非常に複雑で困難な事例の倫理的課題と近藤OCNSが用いた方略がみるみる紐解かれてゆき、
倫理的問題を含む事例の分析や方略について、参加者それぞれに学びを深めることができました。



ディスカッション後には、千崎OCNS様から「がん看護専門看護師の倫理調整」についてのご講義をしていただきました。
倫理原則、またケアリングの倫理、さらに倫理観の発達モデルについてロールプレイも交えてご教授いただく中で、
現象と知識が繋がり、ストンと「腑に落ちる」感覚を実感した方も多かったのではないでしょうか。




倫理的感受性の発達は経験年数に比例するものではないため、看護師が意識的に学んでいく必要があること、
さらに自分達が実践しているケアを倫理の視点から言語化し、意味づけていくことの重要性を改めて学ぶことができました。


ディスカッション修了後には、倫理調整を行うにあたってそれぞれが抱えている課題や調整の方法についての質問も活発に行われ、実りの多い学習会となりました。


学習会終了後は、千崎OCNS様を囲んでのお食事会を開催しました!

「のれそれ」「鰹のたたき」や「土佐巻き」、「長太郎貝」や「チャンバラ貝」など土佐の郷土料理の数々をおいしく食べながら、
千崎OCNS様と楽しく貴重なひとときを過ごすことができ、最高に贅沢な一日になったように思います。

【千崎さまを囲んでの貴重な1枚です】


千崎OCNS様、本当に、本当にありがとうございました!
千崎OCNS様からいただいた貴重なお言葉一言一言を大切に、アストラル一同、頑張っていきたいと思います!

また、高知へのお越しをお待ち申し上げております!

2011年 CNSセミナー開催!

2011-09-16 | 勉強会参加報告
アストラルの皆様こんにちは!

久々の更新です。
2011年も残り4ヶ月になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

9月に入り、高知はずいぶん涼しくなり、虫の音も聞かれるようになりました。
秋の足音が聞こえてきた感じです。


さて、今年度も看護学研究科がん看護領域では、がん看護CNSセミナーが開催されました。(6月~8月にかけて行われました。Upが遅くなってすみませんでした!)

専門看護師の6つの役割機能と高度な看護実践の実際について、アストラルメンバーの皆様が後輩のために講義をしてくださるこの会も、今年で3年目を迎えます。
今年は7人のOCNSさまを講師にお迎えし、開催することができました。

【第1回 北添可奈子OCNS(7期卒業生)】
~緩和ケアチームにおけるがん看護専門看護師の活動の実際~



【第2回 弘末美佐OCNS(10期卒業生)】
~大学院での学びと認定までのプロセス~



【第3回 池田久乃OCNS(第2期卒業生)】
~がん化学療法看護におけるがん看護専門看護師の活動の実際~



【第4回 原 万里子OCNS(第8期卒業生)】
~がん手術療法をうける患者へのがん看護専門看護師としての実践~



【第5回 平田 佳子OCNS(第9期卒業生)】
~緩和ケアチームにおけるがん看護専門看護師の活動の実際~



【第6回 豊田 邦江OCNS(第1期卒業生)】
~緩和ケア病棟におけるがん看護専門看護師の活動の実際~



【第7回 古郡夏子OCNS(第3期卒業生)】
~がん相談支援センターでのがん看護専門看護師の活動の実際~


実際に活躍されているがん看護専門看護師の先輩方から、実際の事例を通して活動や役割を学べる非常に貴重な機会であり、高知で活躍されているOCNSさんだけでなく、県外からもお越しいただきご講義をしていただいております。

☆☆☆今年も受講した院生より、メッセージが届いております☆☆☆

「講義を通して感じたことは、多職種との協働、チームとして連携することの大切さです。CNSが、それぞれの専門職が専門性を発揮できるように調整をしていくことの必要性を感じました。また、CNSの先輩方の組織分析の深さ、豊かな知識に基づいた介入を知り、なぜCNSが変革者であるのか改めて知り、尊敬の思いでお話を聞かせて頂きました。そして、患者さんへのより良い看護の追求と情熱の思いに触れ、未熟ながら私も先輩方のようなCNSになりたいと胸が熱くなりました。」

「理論を学び、それを臨床の場で生じている現象と結び付けていくことの強みを実感しました。臨床の場で起こっている現象を理論と結び付けて、予測して関わっていくことで、タイミングを逃さず、がん看護を実践していくことを支えていくことができるのだと感じました。先輩方の活動には圧倒され、私も先輩方のようにできるのだろうかと不安も感じました。しかし、先輩方のように、広い視野を持ち、看護の場で起こっている状況を分析し、どのように行動していくことが必要であるかを検討できる力を身につけるために努力していきたいと思いました。」


講師の先生方、いつも遅い時間に、そしてお忙しい時にお時間をいただき本当にありがとうございました。

このような場をきっかけにして、先輩、後輩の絆が深まり、ネットワークがひろがっていくことを願っています。
来年以降も、ぜひ!よろしくお願い申し上げます。

これからもますますアストラルが輝いていきますように!