あそびにいぐべ

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2019 ISDE ポルトガル DAY2

2019-12-20 12:04:32 | ISDE

DAY2

4日間で一番長い日でした。

そして一番俺らしい日だったかもしれません。

文章も長いけど、写真はありません。

 

高村さん
油圧クラッチホース損傷、ムース粉砕でリタイア

宮田さん
途中のTCでタイムオーバーでリタイア

いぐべ
全TCとテストをこなすもタイムオーバーでリタイア

Team NIPPON 160全員DNFとなりました。

サポートスタッフのみなさん、応援して頂いたみなさん、

ありがとうございました!申し訳ありませんでした!

 

と、Facebookに書いた後、DAY3に俺の名前が。

たくさんの方から叱咤激励頂きました。

 

で、その2

DAY1のクロステストで、

走った事の無い砂で左手を残して、

体だけ前に行って転倒した際に、

親指を突指?してしまいました。

グーが出来ないので、グリップ握れるか心配でしたが、

真田婦人にテーピングをしてもらい、

ロキソニンを飲んで、忘れた事にしてDAY2を走りました。

(写真はDAY3の朝)

でも、やっぱり親指は痛い。

オンタイムは無理でも、昨日のペースなら、

今日も完走は出来るだろうから、

あまり無理せず走ろう。

 

で、DAY2のテストは転倒しませんでしたが、

TC1までのルートもテストも、

コース状況は一転。まるで別物みたいになってました。

 

がーって下った後に、だーって登るトコで、

轍で加速を失敗して途中で失速。

下ってやり直し。

2周目はエスケープ行った(笑)

 

クロステストのブレーキングギャップなんて、

俺に言わせたらSUGOのルンバルンバ並み。

間違ってアウトに行くと、戻る為のコーナーバンクは山越え。

出来るだけイン側で、ギャップと轍を避けて慎重に丁寧に。

TC1でイギナリ3分遅着。

 

TC2も遅着したんだっけ?

前半で遅着の貯金を減らしたくないので、

飛ばせるトコはちょっと飛ばすべ。

と、ペースアップしてしまいました。

 

ルートは天気が良く日差しが強かった為、

日陰がまったく見えませんでした。

そこにあった轍に気付かず、思い切り転倒。

数十秒?動く事が出来ず、一瞬気を失いかけました。

ハッ!と、目を開きましたが危なかった。

ジャージとモトパンもボロボロ。

破けた場所と同じ、

鎖骨:ちょっと出た

(今は腕を上げたり左向きに寝なけりゃ大丈夫)

肋骨:頑張れはクシャミは出来る

(今はもう大丈夫)

肘:曲げのばしが辛い

(今は肘を着かなければ大丈夫)

膝:曲げのばしが辛い

(今はもう大丈夫)

カナリ痛いです。昨日の親指より痛いです。

TC3の遅着は何分だったっけ?

 でも、まだ半分は使ってなかったはず。

 

2周目

昨日は平気だった場所もかなり荒れて、

もう今日で駄目かなと思い始めた頃、

ヒルクライムの下に誰か止まってた。

2度見したら高村さんだった!

思わず減速してしまいヒルクライム失敗。

下って高村さんにどうしたのか聞いたら、

ムースは粉々になるし、

油圧クラッチのホースは切れたし、

もう駄目みたいって。

 

高村さんにラインを教えてもらい再チャレンジ。

転倒車を避けきれなくてまた失敗。

昨日は全然気にせず一発で登ったとこなのに、

恐ろしいほどフカフカに凶変してた。

 

3度目のトライで高村さんに渇を入れてもらった。

コレでやる気スイッチが入り、

高村さんの分も走る!って、気合い出しました。

 TC4の遅着も何分だか忘れた(笑)

 

TC4とTC5の間にチエックポイトがあり、

初めて止められました。

ここで駄目なら舗装路を帰らせられます。

 

「お前もう駄目なんじゃね?」

「マヂで?」

「確認するからちょっとまってろ」

「いやいやまだ時間あっぺした!」

「もし問題無かったらここで止まってた時間はマイナスすっから」

「かしこまりましたぁ」

 

エンジン止めて数分?

「大丈夫だってよ!いげいげ!がんばれ!」

後で考えたら、この時間がマイナスされて、

タイムオーバー撤回されたのかな?

 

でも、ギリギリなのは変わりないのに、

TC5の入り口のガードレールの脇を走る場所で、

何故かガードレールの柱に激突。

ヘッドライト破損。

ライトはつくけどボディが外れて下向いてる

TC5の入口

バックマーシャルがコースインする準備してて 、

マーシャル&スタッフ総勢10人くらいで、

俺のTC通過を大声で盛り上げてくれた。

このあと数分でTC5は閉鎖になったらしい。

 

途中で山から舗装路に出たとこに2人組が居た。

もうギャラリーなんて、何処にも誰も居ないのに。

良く見たら、岩渕さんとヒロ君だった!

さっきのTC5を片付けて、先回りして待っててくれた!

 

2人の応援が泣きそうだった。

ありがとうと親指を立てた左手を、

舗装路だったのでいつまでも挙げ続けて応えた。

ぜってぇ帰る!ぜってぇパルクに入れる!

本気で飛ばした。

 

この写真はDAY1だからまだ明るい。

(by林太郎)

このテストを出た所に、

さっきのマーシャルのうちの2人が居た。

ライトをつけて俺の前後で先導してくれた。

あぁ、お前はコレで終わりだから、

俺達に着いて来いって事か。

と、思ったら、

パドックじゃなくて最後のテストに向かった。

 

え?と、思ったら「最後だいげ!」って!

マジか!それともサービスか?(笑)

ヨッシャーって、スタートしたけど、

真っ暗なテストをライト無しはこえぇこえぇ。

 

コーナー毎のマーシャルがみんな大声出してくれる!

俺も大声で応える!

テストを終えると、さっきのマーシャル2人が待ってて、

プレフィニッシュまで先導してくれた。

親指立てた左手を挙げて去って行った。

オブリガード!って、大声でお礼をした。

涙が出そうなくらい感動した!

マーシャルのお手本みたいな奴らでした。

 

パドックに戻ると「そのままパルクに入れろ!」

って、910ちゃんに言われた。

ん?ワーキングタイムの時間が加算されると、

基の時間から60分経過してパルクに入れられないから?

そんなに遅れちゃったのか・・・

って、事はオンタイムオーバーだね。

 

でもね、こんな事や真っ暗のテストを走るなんて、

ほぼ最後尾だったからかな。

ある意味いい経験かもね。


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