’０９ＧＡＬＬＯＰ－Ｘ②

フォトアルバムＵＰしました。

午前中は俺がカメラでお母ちゃんがビデオ。

午後はお母ちゃんがカメラで長女がビデオ担当でしたが、午前中は暴風雨。

午後はなかなか帰って来ない。で、ほとんどいい写真はないし、

写真が１枚も無い人も居るかもしれませんが、よろしければご覧下さい。

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さて、いよいよ出番です。午前中の暴風雨はウソのような回復振り。

怪しい雲はまだ残っているけど、このままだと蒸して暑くなりそう・・・

Ｂクラス最前列の３人。この３ショットはココだけでした。

スタートシーン→「09gallop.e.wmv」をダウンロード

スタンバイが遅れて、残念ながらＡＡは撮れてないし、アングルも悪いのですが、

長女も泥を浴びながら頑張って撮影したので雰囲気だけでも・・・

ＡＡがスタート、Ａがスタート、クラス最前列だった俺は、これから始まる長い旅を考えたら、

焦ってホールショット狙ってもしょうがないと思いスロースタート。

最初の林道から左側のウッズに入り、林道横切ったあとスグのちょっとしたヒルクライムで、

もう既に１５台くらいの渋滞。スタートしてまだほんの３分ほどなのに・・・

少し待ってラインを見つけて嵌らずクリアしたものの、電波塔エリアに出る前にまた渋滞。

もう既にみんなドロドロで、誰が誰だかわかららいけど、ここで姫丸さんを抜いたんだと思う。

キャンバーは一番高い所を、止まるんじゃねぇの？位で慎重に進み、

ゆっくりながらも比較的順調でした。

この後の牧草エリアは轍地獄でしたが、意外と楽しく走れてブラッキーヒルヘ。

しかし、もう既に閉鎖？されていて迂回路へ。ここもＯＫ。

この辺りから、たなＧさんと一緒になり、やっと話をする事が出来ました。

ここからしばらく抜きつ抜かれつの激しい牛歩バトル。

焦って余計にアクセル開けた方が負け

結局俺の方がアマちゃんで置いていかれました。

バーパットの時計が曇って時間が解らないけど、多分この頃トップは２周目へ。

超かっけぇ池田の兄貴→「iketyu.wmv」をダウンロード

しかし、やっぱりゲロップ。雨が上がって重くなった泥は、ゆっくり走る俺に、

じっくり絡まってきます。頭が回らなくなり、轍のあみだくじははずれを引くようになり、

嵌ってはかつぐ事数十回・・・登りの轍切りは１度も出来ませんでした。

心中するのは嫌だから、３回くらいバイクだけ頂上めがけて投げました。

お前だけでも越えてくれぇぇぇぇって・・・

牧草地のストレートもアクセル開け開けで気持ちよく走れたはずが、

中盤からストレートなのにコースアウトの連続・・・ビビリ→コテコテ→ヘロヘロと悪循環。

何処だか忘れたけど、「父ちゃん水大丈夫？」と心配してくれたごんしさんに追い付く。

お？って事は俺っていい位置に居るんじゃないか？と初めて思いました。

実はもう結構吹いていたので、ラジエター心配だったんですけどね・・・

もちろんその後抜かれて追い付けませんでしたケド・・・

沢を渡った先のキャンバーで落ちかけてる人が居たし、クロスさんも居たので休憩。

クロスさんの笑顔に少し癒されて、キャンバーは１度止まったけど落ちずにクリア。

その後の沢下りの後に涼しかったからヘルメットも脱いでまた休憩。

ここで小野君にラップされた。

つうか、速い人達は一瞬だし泥だらけだから、いつ抜かれたのか解らない事もあるんだよね。

激下りは右のラインを選んでしまい、木に突っ込むこと３回。

こんなトコ、どうやって降りればいいんですか？

今何処にいるんだろう・・・前には誰が居るんだろう・・・後ろから誰が来るんだろう・・・

思考回路が停止寸前で、水分の他に酸素も欲しかったです。

もう、戦う相手は自分しか居ません。やめるのか？進むのか？

停まってしまう度に自問自答です。

中鉄隊長が居てくれた最後の渋滞ヒルクライム。

何台か轍にどっぷり嵌ってます。

ｋｉｋｉさんとｓｈｉｒｕｋｏさんが観戦していたココ↓

きっとゴールは近いんだと思い轍切りに挑みましたが、あえなく木に衝突。

呼吸を整えていると、兄貴がやってきた。

ぱいぃぃぃぃぃんって綺麗に轍を切って行った。

よし、兄貴がラインを作ってくれた！俺も行ける！！

・・・ハズが無く、途中で轍に落ちてしまいました。

もうらちがあきません・・・

脱出した人が降りてきて、下に居た人が登って来て、隊長が来て３人１組で助け合い。

俺を含めた３台を脱出したトコでこの場所を後にしました。ゼッケンは良く覚えていませんが、

ＫＴＭの方、ＣＲの方（両方とも黒ゼッケン）ありがとうございました。

そして、たった一人で排除しようと頑張っていた隊長。ほんとにお疲れ様でした。

水分も無く、きつかったと思います。俺のを少し飲んだくらいじゃ焼け石に水だったでしょう。

走り出してから、俺のキャメルバック置いてくればよかったと後悔しました。ごめんなさい。

とにかく、思考回路はほぼ停止状態です。前に進む事しか考えられません。

やっと林道が見えました。もうすぐだ、もうすぐだ、それしか頭にありません・・・

転んでも無心で起し、嵌っても無心で持ち上げ、ただひたすらもう少し、もう少し・・・

肺が壊れてしまうんじゃないかと思うほどの呼吸・・・

がおったの森に入る為の最後の林道を横切った。

後は時間だ・・・今何時なんだ？・・・

ライン間違えたかな？と、一度だけとまったけど、森の中は何事も無くクリア。

本部が見えてきた。あぁぁ帰ってこれた・・・

ぐるっと周って集計所かと思ったら、ＦＵＮクラスと同じショートカットだった。

でも、まだみんな居る。実行委員長はチェッカー持って居ない。

手前で停まって、今何分？って聞いたら、説明するからコッチに来いと。

「残り３３分で集計終了ですけど、もう１周行きますか？それとも止めますか？」

と、ひー君に笑顔で言われたけど、はじめてやめようと思いました。

２時間４１分５２秒かけて周った１周。

いつもなら行けるトコまで行く俺ですが、

リザルトに名前が残るのは確実だし、みんなの顔見たら、

ここからまた孤独な闘いに行くのが辛くなってしまいました。

チェッカーを受ける事が出来ないけど、もういいだろう？俺、頑張ったよな？・・・

ピットエリアで迎えてくれたみんなを見たら・・・

長い間待っていてくれてありがとう。

ハラジュンだって・・・

そうだよな・・・

あとは集計時間までに誰が帰ってくるか・・・

小野父ちゃん、兄ちゃん、マーシーがまだ帰って来ない・・・

どんどん終了時間が迫ってくる。

残り１分。林の中にＷＲが見えた！父ちゃんだ！！

カウントダウンも始まっている。

３時間１４分３２秒。最後のチェッカー。やっぱかっこいいぞ父ちゃん！！！

長かった・・・こんなに長い１周は初めてだった。

たった１周でこんなにいろんな体験が出来たのも初めてだった。

せっかくスタッフな方々が作ってくれた楽しいコースをもっと走りたかったなぁ・・・