あすかパパの色んな話

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藍、米ツアー涙の初V「もう最高」/米女子

2009年07月27日 06時48分23秒 | その他スポーツ情報

表彰式でプレゼントされた日の丸を肩にかけ、とびっきりの笑顔を見せる藍。米ツアー参戦4年目で、“ニッポンのミヤザト”を世界にアピールした

エビアン・マスターズ最終日(26日、フランス、エビアン・マスターズGC、6373ヤード、パー72)悲願の米ツアー初優勝! 首位に1打差の4位でスタートした宮里藍(24)は5バーディー、2ボギーの69とスコアを伸ばし、通算14アンダーで並んだソフィー・グスタフソン(35)=スウェーデン=とのプレーオフも1ホール目(18番)でバーディーを奪い振り切った。米ツアー参戦4年目の宮里は日本選手として最年少の同ツアー優勝となった。

 その瞬間。藍は空を見上げることができなかった。あふれ出るものをこらえるように、うつむいて目頭を押さえた。

 「うれしいです。もう最高。最後は手が震えてしまいました」

 通算14アンダーで並んだS・グスタフソンとのプレーオフは1ホール目(18番)で決着をつけた。グリーン右バンカーからの第3打をピン1メートルに寄せ、1パットでねじ込んだ。米ツアー本格挑戦4年目、ようやく初優勝をつかんだ。

 「勝つ準備はできています。はやる気持ちを抑えて、焦らずに1打1打を積み重ねていきたいと思っています」

 1打差の4位でホールアウトした前日、笑顔で語った通りのプレーを展開した。幸先よく2番(パー3)でバーディーを奪い、通算12アンダーの首位に並びかけた。6番をボギーとし、いったん後退したものの8、9番の連続バーディーで一気に単独首位-。

 バックナイン。浮き足立ってはいけない。信じられるのは自分の経験と技術、そしてハート。「いまは、すごく冷静に自分をコントロールできています。自分に期待しすぎることなく、自分の世界に入っています」。スランプのときも、逃げずに向き合ってきた自分の気持ちだから信じられた。

 11番で約10メートルの上りバーディーパットを放り込み、また1打突き放す。米ツアーに本格参戦してから、ずっとパートナーを組んできたキャディーのミック・シーボーン氏と初めて拳を合わせた。終盤、2メートル前後のパットに苦しみ、トップに並ばれたが焦らない。

 「これまでいい経験を重ねてきました。その経験をもとに、今週は100%集中できています」と話していたハートはここでも揺れなかった。

 本戦の18番。国内ツアーの主戦に成長し、この大会にも出場した東北高ゴルフ部の後輩、有村智恵や原江里菜が見守る前で3メートルのバーディーパットを沈め、プレーオフへの権利を確保した。ガッツポーズを2度強く握り声援に応えた。

 「ありがとう」

 唇がそう動く。支えてくれたすべての人に伝えたい言葉だった。幾多の苦難を乗り越え、心技体がかみ合った史上最強の藍。プレーオフを前にしたこのとき、すでに優勝を確信していた。(サンスポ)



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