「蝿の王」 Lord Of The Fly ～ゴールディング

この本も重苦しかった。

イギリス人作家ゴールディングは「蝿の王」でノーベル文学賞を獲得しているのでちょっと試しにと思ったのだけれど、なかなか読み進まない。

最初の２割読むのにものすごく時間がかかったけれど、ある個所からクライマックスまでは一気に読んでしまいました。

この「蝿の王」は無人島に不時着した子供たちが、最初は仲良く暮らしていたのだけれど、小さないさかいから殺し合いに発展する話です。

読むのは疲れるけれど描写が細かくすばらしいです。最後の方は自分までバトルに巻き込まれた感じになりました。

最後のシーンから

「イギリスの少年たちだったら－きみたちみんなイギリスの少年だろう？－そんなんじゃなくて、もっと立派にやれそうなもんじゃなかったのかね－つまり－」 (p347)

ゴールディング

計４６冊、５０冊まであと４冊。

蝿の王