イギリス生活 写真でつづる英国

イギリスでの生活を写真を交えながら
2年間お付き合いありがとうございました。一旦ブログを閉じさせていただきます。

You Say Tomato, I Say Tomato Again

2005-04-09 05:01:40 | 英語
先日のイギリス英語とアメリカ英語の違いの続きです。bitterさんのブログDie Laughingでイギリス英語とアメリカ英語の発音のことがでましたが、自分の書き方があいまいだったようで、自分なりに整理してみました。

さて、自分がイギリス英語の発音のほうが綴りに忠実だと思ったのは、主に2つのポイントです。多くの例外があるとは思いますが、印象的な単語と考えてもらえばよいかと思います。

①Tの発音が消えない。
学生のころ、Oftenの「t」は発音しない。と習ったのでイギリス英語でこの「t」を発音するのをきいてそのまま読むんだ。と感じました。それにあわせてTwentyやWaterのTもはっきり発音することでさらに印象が強化された感じです。

②母音の発音が日本に近い。
AppleとかOrangeとかの「あ」「お」が日本語の発音に近いなあと思いました。tomatoのトマートもそうです。(でもよく見ると全部食べ物じゃん。)食べ物じゃないといえばCan’t
(カーント)。キャントと習っていた自分にとっては、最初のなれないうちは、すごく耳に残りました。あと「poor」なんかもプアじゃなくてポーに近いんで同じかな。

問題を提起していただいたおかげで自分の考えがはっきりしましたので、bitterさんには感謝しています。この場を借りて御礼申し上げます。


ついでに[ai]therと[ee]therについて調べてみたんですが、

一般的には、USが[ee]ther、UKが[ai]therが多いのは間違いないようですが、数人のイギリス人に聞いてみたんですが、UKでは、[ee]therは米語ではなくどちらも使うというのが回答でした。

ことの真偽はわかりませんが、興味深いサイトを見つけたので紹介しておきます。この記事によると、UKでは昔どちらも使っていたが南の方で使われていた[ai]therが主流となり、USではUK北部の主流であった[ee]therが主流となったというようなことが書いてありました。興味があれば読んでみてくださいね。


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2 コメント

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ハッキリしたことは分かりませんが (bitter)
2005-04-09 22:42:18
コメント、ありがとうござました。

ASIS2005さんの言いたいこと、伝わってますよ。

以下、今回の記事で感じたこと書いてみます。



①Tの発音が消えない

例に挙げているoftenは、イギリスの辞書によると「オフトゥン」「オフン」どちらでも英音として正しいそうですが、米音では消えますね。(Oも少し長くなる)米音で破裂音のTがよく消えるのは、発音する際につっかえるのを防ぐためですね。英音だとこういう場合は逆に少し強く発音するので、米音に慣れた日本人にはより印象が強くなると思います。TがLに変わるのも、TとL、D、Nの発音する時の舌の位置が近く、Lのほうが発音が楽だからです。cityなんかだと、TをDっぽく発音する人もいますね。



②母音の発音が日本に近い

確かに例に挙げられている語では、(標準的な英語なら)英音のほうが近いし、日本人には発音しやすいですね。訛りというのは母音の変化に顕著に現れるので、その場合は当てはまらないことも出てきますが。



either、nitherに関しては、言語学者でもないのでよくは分かりませんが、イギリスの辞書では[ai]が英音、[i:]が米音と区別されています。言葉というのは生き物なので、時代と共に変化していきます。うちのブログの例で挙げた「スケジュール」と同様、米音が自然に取り入れられていった結果、区別が曖昧になった、というのが個人的な考えです。年配の方ほど[ai]で発音するのも、そのためだと思います。英語なら、"Me too."と言うところを、本来米語の"Me either."と言うことが自然になっているのも同様だと思います。



紹介されているサイトの議論は面白いですね。ことの真偽は分からないですが。



スウェーデン人の友達が「他の言葉だと、勉強するほど規則性が分かってきて理解しやすくなるけど、英語は勉強するほど不規則のものが出てきて、より分からなくなる。」と言ってました。なんとなく、理解できる気がします。
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どうもブログのサーバーが、 (ASIS2005)
2005-04-10 03:26:32
調子悪いようです。記事やコメントが即座に反映されません。



コメントありがとうございました。たしかに「漫画」は日本語なんですが中国でもたしか「漫画」なんですよね。逆輸入だとか。



英語は「勉強すればするほど例外が出てくる言語だ。」ということは聞いたことがあります。でもこれが英語が生き残った理由ではないかと個人的には思っています。
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