ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

突然の来客

2006年10月05日 | Weblog
 福岡県に「うきは市」という市がある。九州となると関東からではあまり知られていない。福岡県の南東部に位置し、平成17年3月に浮羽町と隣接する吉井町が合併して誕生した新市「うきは市」である。
 夏休みに家内と孫と3人連れで佐渡に行ったことはブログに書いた。その折、7人の女性グループと出会った。その人達は、うきは市の人達であった。たいへん仲のよいグループで、ほとんどの方が農業経営の奥さんだった。特に、トマトやブドウの栽培農家の人もいたので嬉しかった。私も農家の奥さん方とのふれあいは、得意のジャンルである。打ち解けて会話が弾み、親しくなるのに時間はかからなかった。佐渡からの連絡船を降り、惜しみながら新潟港で再会を約束しながら別れた。
 ところが昨日、突然グループの代表格の松木さんが市役所に尋ねてきた。驚きもしたが嬉しくもあり、ナオミさんというお嬢さんと一緒に僅かな時間ながら、楽しいひとときを過ごした。用事があり浅草の松屋まできたとのこと。足利が近いので逢いに来てくれたのである。慌しく18時のフライトだといって帰っていった。
 人の出会いは不思議なものだ。一期一会という。その都度の出会いを大切にしたい。長崎に親戚のある私だが、福岡県うきは市にも親戚ができた思いであった。7人のグループはそれぞれ近い処に居て、とても仲がいい。毎月積み立てをして2年に一度旅行をしている。再来年はぜひ、足利を選んでと、お願いした。

    うきは市ホームページ http://www.city.ukiha.fukuoka.jp/index.htm




この月の月

2006年10月04日 | Weblog
 昨日今日と毎日天気が心配でならない。10月6日(金)中秋の名月が織姫山で見られるか否かである。あとで聞いたのだが、「昔から十五夜は雨、十三夜は晴れ」と言われているらしい。子どもの頃、母がお団子を15個つくり、三方(さんぼう:儀式に物を供える四角の台)にお団子をのせ、芒(すすき)を飾り縁側に置いた。十三夜のお団子はもちろん13個である。因みに今年の十三夜は11月3日(金)である。そんなことを想いながら、当日の天気を気にしている。
 日本人は月が好きである。小倉百人一首に月の出てくる歌を調べてみた。11首あった。有名なのは紫式部の「めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠(くもがく)れにし 夜半(よは)の月かな」であると思う。「月月に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月」これも有名な歌である。31文字の中に、月が8つも入っている。中秋の名月を歌ったらしいが、器用な人もいるものである。
 10月6日、この月の月が見られればいいなと心から祈っている。

古澤巌バイオリン・ファイナル・コンサート

2006年10月03日 | Weblog
 昨日、新規採用職員との意見交換会について掲載した。その日は意見交換会を中途で退席し、足利学校庭園で行われた古澤巌氏のバイオリン・ファイナル・コンサートに廻った。珍しく、バンドネオン、ギター、ベースの4人でタンゴの曲を演奏した。アルゼンチンタンゴの歯切れのよいリズムで、満席の聴衆を魅了してくれた。
 最近のバイオリニストは、特に女性が多く、若くて美人である。古澤さんのように日本のトッププロであっても、演奏家としての活躍の場は、かなり厳しくなるかもしれない。音楽性あるいは価値観も見た目で美しいものにひかれてしまう。聴衆の心を捉えるのは、本当にたいへんなことだと思う。しかし、せっかく足利に居を構えたこともある方を、みんなで郷土のアーティストとして接遇しなければならないと思った。ファイナル・コンサートに相応しい、素晴らしい会であった。ライトアップした足利学校の美しい庭園が、今も目に焼きついている。関係職員の努力に感謝したい。

新規採用職員との意見交換会

2006年10月02日 | Weblog
 9月29日、今年度の新規採用職員との意見交換会があった。対象者は10人、少数である。半年間は条件付採用で、必ずしも身分が保障されていない。その期間が無事に終わり、職員として適格者であると判断され、10月1日をもって、正規職員になるというわけである。数は少ないがまさにフレッシュである。みな希望に満ちた眼差しで話を聴き、楽しそうな時間を費やしていた。目立ちたがり屋の私は、趣味のピアノを披露したがちょっと失敗だった。
 これから、40年近く活躍してくれる人達なのだ。大いに期待したい。