トマト多機能多選別集出荷施設が野田町にあるトマト選果場に設置された。2月15日号のあしかがみの表紙となっている。総事業費は2億200万円、なかなかすごい施設である。
足利市は、かくれたトマト、イチゴの産地である。トマトは県内第3位、イチゴは第10位となっている。足利には「いちご塚」というのがある。ご存知ないと思うが、初めて足利市にハウスイチゴの栽培手法を取り入れたのは、昭和25年福居町の仁井田一郎氏で、静岡県からイチゴの苗を持ち帰り、試行錯誤を繰り返しながら、昭和27年にいちご組合が結成され、昭和28年に初めて市場に出荷したという記録がある。だから、「いちご塚」は今でも県内発祥の地として、仁井田さん宅地内にある。
トマトは、本市では昭和23年頃から栽培が始った。当初は夏から秋にかけていわゆる露地ものだったが、今では殆どのトマトがビニールハウスの栽培技術が確立され、いわゆるハウス栽培になったのである。品種はしばらくの間、「桃太郎」という商品名だったが、平成14年から「麗容」という品種に変わり、今では殆どすべて「麗容」になっている。これは「容姿端麗」から名づけたらしい。「桃太郎」に比べ、酸味が強く実がしっかりしていて、日持ちが良いので好評である。なお、JA足利では、トマト、イチゴ、大根、にんじん、きゅうりの5品目を「足利美人」として商標登録している。本市はこの産地として、しっかりとした地盤を誇っていいと思う。
本市は、一農家の耕地面積が県内でかなり少ない。したがって、米麦に頼るわけにはいかない。反当たりの収益を上げるためには、どうしても研究を重ね、このような施設作目に移行せざるを得ない。農家はものすごく努力している。
市民のみなさんも十分ご理解いただき、「地産地消」として市内の作物を食べていただきたい。
足利市は、かくれたトマト、イチゴの産地である。トマトは県内第3位、イチゴは第10位となっている。足利には「いちご塚」というのがある。ご存知ないと思うが、初めて足利市にハウスイチゴの栽培手法を取り入れたのは、昭和25年福居町の仁井田一郎氏で、静岡県からイチゴの苗を持ち帰り、試行錯誤を繰り返しながら、昭和27年にいちご組合が結成され、昭和28年に初めて市場に出荷したという記録がある。だから、「いちご塚」は今でも県内発祥の地として、仁井田さん宅地内にある。
トマトは、本市では昭和23年頃から栽培が始った。当初は夏から秋にかけていわゆる露地ものだったが、今では殆どのトマトがビニールハウスの栽培技術が確立され、いわゆるハウス栽培になったのである。品種はしばらくの間、「桃太郎」という商品名だったが、平成14年から「麗容」という品種に変わり、今では殆どすべて「麗容」になっている。これは「容姿端麗」から名づけたらしい。「桃太郎」に比べ、酸味が強く実がしっかりしていて、日持ちが良いので好評である。なお、JA足利では、トマト、イチゴ、大根、にんじん、きゅうりの5品目を「足利美人」として商標登録している。本市はこの産地として、しっかりとした地盤を誇っていいと思う。
本市は、一農家の耕地面積が県内でかなり少ない。したがって、米麦に頼るわけにはいかない。反当たりの収益を上げるためには、どうしても研究を重ね、このような施設作目に移行せざるを得ない。農家はものすごく努力している。
市民のみなさんも十分ご理解いただき、「地産地消」として市内の作物を食べていただきたい。