ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

「お客様」

2009年04月04日 | Weblog
 日本国民には、3つの義務が課せられている。つまり、納税の義務、教育の義務、勤労の義務である。一方、憲法25条(全略)では、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する、と謳っている。現在、世界的な不景気のなかで、生活保護の受給者が全国的に急増していることがテレビや新聞等で大きく扱われている。中には、かなり乱暴な態度で申請窓口に来る人や恫喝まがいの人もいて、「怖い」「嫌だ」と漏らす職員が出てくるようになったと新聞に書かれていた。
 早速、社会福祉課の窓口に激励に行ってみた。大変な混雑であった。平穏であったが、職員が市民一人ひとりに丁寧に対応している様子が窺えて安心した。その時感じたが、市役所を訪れる市民は、お客様と捉えて対応すると良いと思ったのである。商店に来るお客様に対して、商人は“もみ手”をする。自然に出る仕草である。市職員もその様な感覚になればと考えたりもした。30年前、私の選挙の時、中心だった人は商店街の若手経営者であった。候補者は商品である、だから選挙事務所に来る人はお客様、もみ手でお迎えした。帰る時は「毎度あり」とあいさつをしたものだ、ふとそんな事を想い出した。

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