ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

この月の月

2006年10月04日 | Weblog
 昨日今日と毎日天気が心配でならない。10月6日(金)中秋の名月が織姫山で見られるか否かである。あとで聞いたのだが、「昔から十五夜は雨、十三夜は晴れ」と言われているらしい。子どもの頃、母がお団子を15個つくり、三方(さんぼう:儀式に物を供える四角の台)にお団子をのせ、芒(すすき)を飾り縁側に置いた。十三夜のお団子はもちろん13個である。因みに今年の十三夜は11月3日(金)である。そんなことを想いながら、当日の天気を気にしている。
 日本人は月が好きである。小倉百人一首に月の出てくる歌を調べてみた。11首あった。有名なのは紫式部の「めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠(くもがく)れにし 夜半(よは)の月かな」であると思う。「月月に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月」これも有名な歌である。31文字の中に、月が8つも入っている。中秋の名月を歌ったらしいが、器用な人もいるものである。
 10月6日、この月の月が見られればいいなと心から祈っている。