ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

いよいよ県議選に突入

2007年03月31日 | Weblog
 いよいよ県議選が告示され選挙戦に突入した。今回は県内18選挙区のうち8選挙区が無投票である。その議員数は17人になる。驚きと言うほかはない。それぞれが信頼されているのなら良いのだが、政治に、特に議会に対しての無関心の結果だとしたら重大なことである。
 栃木県議会議員の定数も54から50議席に減った。足利市選挙区も5から4議席になってしまった。熾烈な争いにならざるを得ない。県全体でも50議席に対して64人が名乗りを上げた。これは、過去最低の数である。
 選挙はあくまで争いごとである。勝つか負けるかのどちらかである。最近公職選挙法も厳しくなった。つまりきちんとしたルールの中で戦うのである。これほど明暗が明確な勝負は無い。だから参加する人は一生懸命になる。
 県庁舎も殆ど建築が終わった。4月25日には新議会棟の開場式もあるようだ。私が仕掛け人である栃木県交響楽団の演奏も新議場で行われる。慣れ親しんだ古い議場は取り壊される。淋しい気もする。新議事堂が新議員を待っている。立候補した皆さんの健闘を期待したい。県議選が終わると、一週間後には次なる市議会議員選挙が待っている。


孫に想う

2007年03月30日 | Weblog
 孫が友達と一緒にはじめて見学にきた。皆、けやき小の子供たちである。ちょうど時間があいていたので、歓待してやった。ジュースをたくさん飲み、お菓子を食べ、眺めがいいと喜んで帰っていった。「孫」という歌がある。カラオケや結婚披露宴でよく歌われる。歌詞のように、孫はかわいい。もっとも機嫌のいいときだけみてやって、何か買ってやればいいのだから、当たり前だと思う。私事だが、私には10人の孫がいる。3人の子供に10人である。今の時代には多いほうかもしれない。
 それにしても子供が少なすぎる。かつては、うちのあたり(東校地区)にはうじゃうじゃ子供がいた。私の東校(今はなくなってしまった)時代には、約1,300人、戦後の最高のときは1,500人を越えた時期があったという。あの狭い学校でどうやって教育したのか不思議に思う。子供の甲高い声がまちに響く、そんな「まち」が出来ないだろうかと市長室で駆け回る子供たちを見ながら思った。

人  脈

2007年03月29日 | Weblog
 今日は、ひっきりなしに来客の接待をしている。結構、おかげさまでいろいろな方が見えてくれる。県職員の退職者或いは異動により昇格した方が見えてくれるのが嬉しい。私が県議になった頃の係長だった人がここ2~3年でつぎつぎに部長に昇格している。みんな親しくしてきた人達である。
 国は権限委譲をとなえ、地方の時代と盛んに言っている。予算のあまりともなわない地方の時代へ間違いなく進んでいる。県との係わり合いは深めなければならない。人脈は大切である。

統一地方選挙

2007年03月28日 | Weblog
 予算議会も終わり、人事異動の記事発表も済み、この時期が最もホっとする時である。しかし、今年は統一地方選挙があるので、あまり息がつけない。私も永年選挙に係わった生活をしてきたので、選挙というと、他人事ではなくなるのである。昭和22年に全国統一地方選挙が始まり、今回が16回目になる。2年ほど前に、国で選挙の日を10月第3月曜日に定めて、休日にしようかという案が出された。その年の数ある選挙をまとめてしまおうという考え方である。しかし、かなり具体的な案が出来たのだが、沙汰止みになってしまった。
 いずれは、これ程ばらばらになってしまった統一地方選挙を、国民の意識を高める意味でも、何とかしたほうが良いと思う。選挙で選ばれた人を選良という。市民のみなさんもぜひ選挙への意識を高め、期待する人を選んで頂きたいと思う。

能登半島地震

2007年03月27日 | Weblog
 能登半島が激震で揺れた。芸術のまち輪島市が中心だった。何故日本は地震国なのであろう。不思議である。日本程、温泉の多いところはないと言われる。たしかに、アメリカやヨーロッパでは、あまり温泉の話は聞かない。隣の韓国や中国でも同様である。上海はビルラッシュで、100m以上高いビルが林立しており、東京の数を抜いたとある中国の人が豪語していた。しかし若し中国に今回の震度6以上の地震が発生したらどうだろう。日本と同じ様なきびしい建築法があるとは思えない。外の国であるが聊か心配である。四辺を海で囲まれている日本は、海底が震源地である場合、ダイレクトに海岸線のまちを襲ってくる。だから海岸部の地震が多いのかと思う。津波も日本特有なものと思われていた。従って諸外国では、津波の研究は殆んどされていないそうだ。言葉がないので「Tsunami」が万国共通語になったようである。
 それにしても能登半島地震で被害が大きかった輪島市門前地区は、高齢化率が最も高い地区で約48%だそうであり、情報を聞いたとき悲しい思いをしたのである。
 いつくるか判らない地震、「治に居て乱を忘れず」の格言もある。本市は地震に強い「まち」であるが、いざというときの準備は常に心がけておかねばなるまい。被害を受けた能登地方の方には心からお見舞いを申しあげます。

孔子廟を訪ねて

2007年03月23日 | Weblog
 かなり慌しく、佐賀県多久市と長崎市にある孔子の聖廟を訪問してきた。18日、19日で一泊の行程である。両市長と全国市長会で昵懇(じっこん)になり、「ぜひ」との話もあった。足利市とは孔子様が共通項になる。
 多久市の聖廟は広大な山の斜面を利用し、静かなたたずまいの中に質素な聖廟であった。ジュニアガイド(小学生)が赤色のユニフォームで来て、「友あり遠方より来たるまた楽しからずや」と論語を唱え歓迎され、廟内をガイドをしてくれた。
 郷土資料館を見学したが、藩校の教科書が見事に整頓されて保存してあった。どのまちでも歴史を大切にしているのがよく理解できた。
 翌日、長崎市の聖廟を訪ねた。ここは、華僑の人達が遠く祖国の文化に思いを馳せて建造したものである。赤色がメインカラーで、さすがきらびやかである。孔子の高弟の石像が、所狭しと並んでいる。大成殿の中央には孔子の坐像があるが、天子に模して顔にはベールがかかっており、かなり派手であった。その側に、故宮博物館のミニチュア館があった。ここが凄い。北京の故宮博物館と連携が取られ、中国の国宝級の逸品が飾られている。東京でこれらの企画展をやったらものすごい人だかりが出来るだろう。それほど素晴らしいものが展示されていた。まことに有意義な視察であった。

災害対応特殊屈折はしご車

2007年03月15日 | Weblog
 『災害対応特殊屈折はしご車』が入った。ずいぶん長い名前だが、正式名称である。3月14日(水)、早速テストをした。第一号でバスケットに乗った。はしご車は、25mの高さまで伸びる。ちょうど市役所の屋上に届く位の高さである。
 本市には、25m以上の建築物が30棟あるとのこと。火災の時役立つ、また、低い民家の密集しているところでは、道路から民家を越えて中の方で消火活動が出来るそうである。ただ、金額が9,600万円と高額である。防火活動を充実させ出来るだけ出動しない方がいいのだから、いささか複雑な心境にもなる。しかし、市民の安心安全を確保するためには、やむを得ない出費であろう。それにしても最近火事が多い。はしご車のテストの最中、飛駒地区の山村火災で自衛隊の出動を依頼したという情報が入った。(本日午前8時8分鎮火した)本市も45%が山林である。山に入った時は、十分火には気をつけなくてはならない。山火事ばかりは、タバコ等火の不始末が原因になるだろう。お互いに注意しましょう!


人生の旅立ち

2007年03月03日 | Weblog
 今年度最後の定例庁議があった。メンバーは助役、収入役、教育長及び各部長等と私を含め17人である。冒頭のあいさつの中で、「この中の7人の方がリタイヤーされる。最後の庁議で感慨無量なものがあるだろう。退職といっても60歳はまだ若い。それぞれ第二の人生という立場で、今までの経験を生かして活躍してほしい」と申し上げた。
 市職員になって、最終目標を庁議メンバーになることにおいている人も多いと思う。しかし、残念ながらなれない人がどうしても出てくる。これはいたし方ない。今年は39人の人たちが市役所を去る。淋しいことだが、これまた定年制の約束でやむを得ない。しかし、すべての人たちがそれぞれ懸命に仕事をしてきたのは確かである。持ち場、持ち場は変われども、その部署で真剣に仕事を支えてきている筈である。すべての人たちのおかげで、庁議メンバーの存在もあるわけだから、みんな胸を張って市職員OBとして、新たなステージで社会のリーダーの一員となって歩んでいただきたいと思う。
皆さんのすぐれた経験は、必ず地域社会で求められる筈である。

宿泊税

2007年03月01日 | Weblog
 全国的に較差是正が問題になっている。その最も顕著な例は東京と地方の較差である。平成14年10月から東京都が宿泊税(ホテル税)なるものを導入した。一泊10,000円~15,000円未満の宿泊は100円。15,000円以上は200円というわけだ。観光の振興を図る施策に要する費用としている。因みに税収は年15億円。観光の予算は年26億円となっている。まことに有利な財源である。
 過日東京で行われた、全国市長会において、「みなさんも、昨日宿泊されてこの税金を払われたと思う。東京にはどうしても来なくてはならない用件がある。政治上、或いはビジネス上沢山ある。これは全く観光と無縁なはずである。いわゆる地方から上京したすべての人から税金をとり、これを東京都のみで使用するのはおかしなことと思う。」と発言した。
 鬼怒川温泉や、最近有名な由布院温泉でこの税金が頂けるか?こんなことをしたら顰蹙(ひんしゅく)を買うだけである。ますます東京への一極集中は強まるばかりである。
 都会と地方の較差はさることながら、地方の中でも立地条件の優位差で較差は広がってしまう。今こそ、大きな課題として捉えなければならないだろう。