ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

お年寄りが住みやすい街に

2006年08月29日 | Weblog
 県内の男性最高齢者は、足利の人である。現在、市内のあるケアハウスで生活している。先日、表敬訪問した。きわめてお元気できちんと不動の姿勢であいさつを受けた。とても106歳には見えない。県内の最高齢者は109歳の女性ときく。少し頑張れば県内一も決して夢ではない。
 さて、高齢化が進むとお年寄りが老後に住みたい街かどうかということ、それが良い街であるか否かの大きな要素であると思う。
 足利市はいかにと考えると、バリアフリー化はある程度進み、近くに公園や緑地などの空間も整備されている。また、ものづくりの街であるので元気なお年寄りには仕事の機会もある。生涯学習にも力を注いでいるつもりである。もちろん、すべて十分であるとは思っていない。
 団塊の世代の大量定年退職も間近である。あるまちで60代前半と40~50代との筋力を比較したら、さほど差がなかったという。つまり60代は元気である。団塊の世代が再来年から退職するが、この人たちのすばらしい能力をいかに社会に還元してもらうのか大きな課題であろう。
 恵まれた自然と都市化された街の空間、この調和(ハーモニー)を大切にしながら、お年寄りが住みやすいまちづくりを心がけないといけない。

万歩計

2006年08月24日 | Weblog
 最近万歩計を腰につけて生活している。市役所内で執務するか、車に乗り降りし会場に赴いてあいさつする。こういった生活程度の行動ではせいぜい2000歩くらいである。だから、ブログによく書いている渡良瀬川を歩くことになる。
 過日、夏休みをとって、家内と孫と三人で初めて佐渡ヶ島に行った。佐渡は面積854.6k㎡。東京23区の1.5倍で、本市の4.8倍であり、日本一大きな島である。旅行会社主催のツアーで、新潟駅集合であった。2泊3日の旅だったが、わがままはゆるされないので、みんなのあとを懸命についていった。足のよくない家内を気遣いながらの旅だった。5年生の孫がこれ程役にたつとは思わなかった。途中でわれわれ3人のリーダーに格付けした。大いに助けてもらった。あまり見たことのない日本海はとてもきれいだった。内地では海から日が昇り、海に日が沈むのはここだけのようだ。
 佐渡の金山がリニューアルして観光資源として復活させたのが見事だった。今は全く金がとれない。しかし、土産物店には金細工がたくさん並んでいる。それなりに高い。もちろん買わなかったが足尾の銅山と比較した。何らなすすべもなく置き去りにされている足尾町(現日光市)の現実に思いを馳せた。最盛期には共に4万人の人が鉱山で働いていた。金と銅の差があるが、足尾町の実体を知っているだけに複雑な心境だった。
 旅行中、いつの間にか万歩計の歩数が毎日1万歩を超えていたので驚いた。しかし、足も痛くならないで、きわめて元気に佐渡から帰宅できたのが嬉しかった。日頃のウォーキングの成果だろうか。

課長職昇任試験制度

2006年08月23日 | Weblog
 この度足利市では、課長職への昇任試験制度を導入することになった。私はかねがね職員に対して、男女を問わず「上昇志向を持ってほしい」と言っている。上昇志向とは肩書を得ることではない。チャレンジする気概、或いは重い責任を引き受ける覚悟を持って仕事に取り組む姿勢である。
 私は民間から出て来た市長である。勤務者としての経験も持っている。短い期間だったが懸命に働いたものである。とても「休まず、遅れず、働かず」などというものではなかった。勤務医として、大学助手という立場であった。勤めなければ、穴があいてしまうのである。市の場合、穴があいてもそれを周りの人が埋めてくれる。こんな状態はよくない。いわゆる管理職である課長は、部下の一人ひとりの能力をきちんと見極めて、それを最大限に発揮させ、仕事の管理、部下の指導をしなくてはならない。
 「やってみせ、いって聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」という山本五十六元帥の有名な言葉があるが、リーダーである課長職は大変な職務である。今月末、昇任試験の応募が締め切られるが、一人でも多くの職員が、市のため、市民のためという気持ちを、この試験に挑戦することで示してほしいと思っている。

若い二人の市長の活躍に期待

2006年08月19日 | Weblog
 昨日の午後、みどり市(笠懸町、大間々町、東村の合併により、群馬県内48年ぶりに新たに誕生した12番目の市)と太田市の市長を表敬訪問した。 41歳という新進気鋭の石原条みどり市長、今が旬といった印象の清水聖義太田市長、お二人とも県議経験者で気脈が通じ合う仲である。それぞれ会話を重ね、有意義な訪問だった。特に、石原市長は若い。私のことを「おやじさん」と思ってくれ大変慕ってくれている。
 両毛地区ではみどり市が新たに加入して6市となったが、同じ地域の仲間としてこれからも親しくつきあっていきたい。みどり市は南北に細長く広がった市である。その延長は37kmに及ぶという。笠懸にある市庁舎からは、旧東村地区に行くより足利のほうが近いと笑っていた。
 昼間は、この前書いた下野市長広瀬寿雄氏の訪問を受けた。47歳の若さでやる気十分な様子が伺え、嬉しかった。なお、この二人の若い市長はお互いにたいへん仲が良い。二人の活躍に期待したい。

終戦記念日におもう

2006年08月15日 | Weblog
 すべての生物は必ず死を迎える。人間も同様である。人の生命の終焉は、病によるもの、事故等によるもの、老齢化による自然死などとさまざまある。
 イラク・バグダッドでは、すさまじいロケット弾や車爆弾などを使用した連続テロが続いている。先日も、何の罪もない市民が62人死亡、140人以上が負傷したという報道がされている。ロケット弾は、イスラム教スンニ派地域から発射されたとみられているようだ。なぜこんな争いが果てしなく続くのだろう。宗教の違いによる怨念が背景にあるようだが、われわれ日本人には想像できない根深い理由があるようだ。こんなことで大切な命を突然失った人は、どんな思いで死んでいくのだろうと考えると、いたたまれない。
 この時期テレビでは、戦争とは何かと問いかける色々な番組が放送されている。
 今日は終戦記念日。61年前の当日を私も鮮やかに記憶している。玉音放送を聞いた後、今の足高に集まった。校長から、「戦争が終わった。日本が負けた。」と聞かされた。私はなぜかほっとした。これで空襲警報で避難しないですむのか、ちっぽけな竹槍で大きなアメリカ兵と戦わなくてすむのかと、心から嬉しかった。当時15歳、戦争は怖かった。
 終戦記念日の今日、小泉首相は公約したとの事で靖国神社に参拝した。賛否両論ある。ご自分の哲学もあろうが、最も大切な近隣諸国との付き合いを考えると、複雑な心境である。黒い車を5台並べて官邸から靖国神社に向かう列を見ながら、61年間平和であった日本に感謝の念を抱きながらテレビを見ていた。

両毛地区中学生ふれあいネットワーク

2006年08月11日 | Weblog
 8月10日、「両毛地区中学生ふれあいネットワーク」が足利市で開催された。本年から両毛5市にみどり市が新規に加入して6市となり、相互理解と親善を深めるため、各市の中学生が一堂に会しての交流が行われた。
それぞれの市の中学生10名、6市で60名が鑁阿寺や友愛会館などを見学した後、足利学校の方丈に集合し、1日の感想を述べあった。
 かなり暑い日だったが、皆元気に感想を述べてくれた。非常に雰囲気がよかった。私も持論の「両毛地区は渡良瀬川により一衣帯水の間柄で、言葉も文化も一緒である。だから、共通の理解になる。道州制が進めば、将来6市が合併して一緒の地域になる。」とあいさつをした。中学生の頃から、自分のふるさとが、今どんな状態にあるのか知っておく必要があるだろう。
 このふれあいネットワーク事業は、中学生のときからお互いのまちの文化に触れあい、仲間として交流しあえることは、とても良いことだと思った。

長崎平和祈念式典に想う

2006年08月10日 | Weblog
 8月になるとすぐ来る事業は、6日の広島、9日の長崎の『平和祈念式典』である。私の父が長崎出身であることと、長崎市長の伊藤一長氏と最近全国市長会でしばしば一緒になり気脈が通じているので、特に長崎には強い関心を持った。伊藤市長は「人間はいったい何をしているのか。被爆から61年を迎えた今、ここ長崎では怒りといらだちの声が渦巻いています。」という言い出し方をした。1945年8月9日午前11時2分、長崎はたった一発の原子爆弾で壊滅し、一瞬にして7万4000人の人々が亡くなり、7万6000人の人々が傷ついたのである。
 さて、世界中で原爆を体験した国は日本だけであるが、いまだに原爆の本当の怖さを知ってか知らざるか、核兵器開発に血道をあげているのは、どういうことだろう。原子に係る物理学が進めば進むほど、どんな国でも核兵器はできるだろう。地球的問題と捉えて、このことはこれで「おしまい」という決断がくだせないのかとつくづく思った。広島、長崎の犠牲者のことを考えると、世界が平和であってほしいと思うのは人類全ての願いである筈である。
 伊藤一長長崎市長にエールを送りたい。

全日本クラブ野球選手権大会

2006年08月10日 | Weblog
 今日8月10日第31回全日本クラブ選手権大会が始まった。函館、大分等全国から21チームが集まって激戦を展開する。我が全(オール)足利チームがどこまで戦うか期待している。始球式をさせられたが、事前に少し練習したので、キャッチャーミットにストライクボールがおさまったので、ほっとした。
 ところで全国からこのように足利市に集まってくれるのは大変嬉しいことである。この大会を実現するために地元をはじめとするたくさんの野球関係者や市スポーツ課が多くの時間と惜しみない努力をしてくれたことに感謝をしたい。ただ球場の外野席が全くないのが残念である。明日は先日話題を振りまいた欽ちゃんチームこと茨城ゴールデンゴールズが登場する。相当賑わうであろう。警備など大変苦労したとの話を聞いている。
 多くの市民が観戦して、大いに野球を楽しんでいただきたい。

下野市長選に思う

2006年08月08日 | Weblog
 8月6日(日)下野市長の選挙があった。合併により石橋町、国分寺町、南河内町が一緒になって、新しい市が誕生したところである。初代市長が当選したばかりであったが、残念ながら公選法に触れて退職した。つまり、出直し選挙である。投票率もきわめて低く30.77%であった。
 広瀬寿雄氏(47歳)が当選した。県議会議員時代の私の後輩である。また、県議出身の仲間が増えたことになるのでたいへん心強い。広瀬市長は若いが、県議会副議長もつとめた頑張り屋だから、新下野市の将来が楽しみである。
 全国市長会に行くと県議の経験者多いのには驚く。因みに群馬県では、12市のうち9市長が県議経験者である。地方分権が進むと県との係わり合いがさらに大事になる。

第25回足利市長杯選抜ソフトボール大会

2006年08月07日 | Weblog
 第25回足利市長杯選抜ソフトボール大会が花火大会の日にあわせて、今年も8月5日(土)から6日(日)に行われた。優勝チームは、男子が太田市役所クラブ(群馬)、女子が日立ソフトウェア(神奈川)であった。特に、女子は6チーム参加したが、日本の一部リーグで活躍している強いチームばかりだった。
 ソフトボールと野球については、2008年の北京オリンピックを最後に、オリンピック種目から消えるらしい。ヨーロッパ、南米、アフリカ大陸ではあまりやっていないスポーツということらしい。サッカーがあれだけ熱狂的になることを考えると寂しい限りである。競技が同じチームプレーであっても複雑だからかもしれない。いずれにしても、このような大会が足利市で開かれることは大歓迎である。暑い中、ソフトボール大会の運営に尽力された関係の皆さんに感謝申し上げたい。
 ところで、先日花火大会のあった渡良瀬運動場はソフトボール場として6面とれる。近隣でも例がない。日陰がないという異論があるが、大いに活用してもらいたい。また、6日の日曜日、渡良瀬運動場隣のウォーターパークには、他県ナンバーの車がいっぱい来ており賑わっていた。このように河川敷が活用されることはたいへん結構なことだと思う。