ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

新しい扉

2009年05月11日 | Weblog
 いよいよ私の任期もあと2日となってしまった。1979年、県議会議員に初当選、2期目の1983年(昭和58年)には、私の先輩が全て引退され、早くも私が、足利市選出県議の代表格となってしまった。以来、お陰様で県議会の中心を歩くことができた。一重に私がラッキーな星を持っていたからなのだろう。そして今、いよいよ市長の職を辞することになった。
 昨日、県知事にあいさつに行った。両副知事も同席された。最後ということで、会話は決して弾みはしなかったが、有意義な懇談が出来た。これで県庁に来る機会もなくなると思うと、来し方、今迄の道程を思い、胸にじーんと来るものがあった。
 足利市の新しい扉が開く。今回の市長選挙では、閉塞感からの脱却という言葉が叫ばれた。選挙を総括した地元紙を読み、私は今まで何をしてきたのか、私自身が市の閉塞状態を作ってきたのか、古い扉の中に閉じこもって何もしてこなかったのかと、深く自問させられてしまった。
 8戦8勝、これは私の選挙の戦績である。応援した人の選挙とはいえ、最後の1敗が、私の人生をうたかたの如く否定されたような、空しい気持ちにさせるのは、私の思い過ごしだろうか。


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