ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

国に対する要望決議

2006年11月22日 | Weblog
 全国市長会理事・評議員合同会議において、副会長という立場で国に対する要望決議の内容を説明する機会を得た。「都市財政基盤の充実強化に関する決議」の中身の解説である。何時ものことながら、用意された原稿は読まないで話し始めた。会議がここに至るまで約2時間かかっている。市長さん方も相当お疲れのようだ。あちこちで、欠伸も散見される。
 まず「お疲れ様です。もう少しの辛抱です。頑張って下さい。」と笑いをとった。そこで解説した。「私の持論である地方交付税は、どうしても生じる地域格差による財政格差、これを是正し、国民が公平な行政サービスが受け付けられるよう財源の均衡化を図ることが目的の筈である」と論じた。また、「頑張る自治体に対しては、今まで通りに交付するというのはそれを判断するのは誰がするのか、きわめて不遜である」といい、「頑張りたくても頑張れない地域もある。いかがなものか」と述べた。拍手が起きた。私は日頃から今のやり方に不満があるので言ったままである。
 説明が終わった後、若い市長が3人ばかり私のところに来て、「いいことを言ってくれた」と誉めてくれた。
 今回は、市長会内部への発言であったが、私の発言に共鳴してくれる市長がいる限り、今後も率直に主張していきたいと思っている。