ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

福祉を大切に

2006年11月14日 | Weblog
 11月12日日曜日、第11回足利市民福祉大会が、福祉関係団体との共催により市民プラザ文化ホールにおいて開催された。福祉には昔から福祉6法といって有名な法律がある。平成に入って、精神保健福祉法と障害者基本法が加わり、現在は福祉8法といっている。
 それぞれの法律のもとに協議会あるいは連合会なるものが構成されている。従って9団体もの後援により合同大会になるのである。福祉事業に係る多くの皆さんが表彰された。被表彰者の方はすべて見えないところで地道な活躍をされている。
 今、国では予算の関係上、ついに福祉の後退ともいえることを進めるようになってきた。誠に残念なことである。
 翌13日宇都宮市文化会館において、栃木県民生委員児童委員大会が行われ、私は県内市町長を代表して挨拶をした。そのとき、「生活保護法が制定されたのは昭和21年(1946年)、児童福祉法は翌22年(1947年)であり、長い歴史をもっており、大切にしなければならない法律である」と触れたのである。
 民生委員は児童委員を兼ね、民生委員法により市町村が設置した推薦会の推薦を受け都道府県知事が推薦し、厚生労働大臣が委嘱する。現在、県内3768人が委嘱されている。社会福祉の精神をもって、常に住民の立場になって相談に応じ、必要な援助を行い、社会福祉の増進に努めることを任務として、任期は3年で無給の民間の奉仕者である。また、職務はプライバシーに介入するなど重大であり、なり手が少なく定員が充足しない地域もあると聞いている。
 福祉事業に携わる多くの皆さんの日頃のご尽力に心から感謝申し上げたい。