勝手にお喋りーSanctuaryー

マニアックな趣味のお喋りを勝手につらつらと語っていますー聖域と言うより、隠れ家ー

B'z LIVE-GYM 2010 "AIN'T NO MAGIC" -2-

2010-03-05 | B'zのお喋り
今回のセットは、これまでで一番金がかかってると聞いていた。
確かに今まではかなりしょぼかった。
スポンサーをつけない人たちだからやむを得ないと思っていた。
実際セットを見て、こりゃ赤字だね、と感じた。
赤字解消のために、ぜひDVDを発売してほしい。

あのセットを説明するのは非常に困難だ。
スクリーンが中央にひとつ、ライトが点滅するラインを挟んで左右に2つ。
さらに端の席の人たちの為に、正面から見ると斜めになってるのが左右に2つ。
山に穴を開けたトンネルみたいな形になってる。
実際、中央スクリーンは、未来に続くタイムトンネルだと私は思ってる。

その中央スクリーンに展開されるCGは、受け取る側にとって暗示的なストーリーだ。
何もない大地に芽が出て緑が広がり、文明が現れビルが立ち並ぶ。
やがてビルが崩壊し、文明が破壊され、草木も枯れ果て、1本の葉がない木だけが残る。
そこに楽譜が飛ばされてきて、血の色の雨が降り、音符になっていく。
そして荒れ果てた大地に、また緑が蘇る。

人類の運命とは思わなかった。
これは彼らのストーリーだ。
何もないところから始まって、ひたすら努力を積み上げ、全盛期に到達する。
だが彼らはそれをぶち壊し、血の滴る思いで音を紡ぎ、新たなB'zを作り上げようとしている。
全盛期には及ばないかもしれない。
だけど明日に向かって、彼らはひたすら進み続けようとしている。
いつか枯れ果てて、形も残らなくなってしまうまで。

#01 Introduction
 TAKのギターソロ。 スクリーンの上を高く高く昇っていく。
 ムーンリバーから「MAGIC」のイントロになった時、客が爆発。
 (最初の音をTAKが間違えたような気がしたのは、誰にも言えねぇ)

#02 DIVE
 スクリーンからKOSHI登場。私の好きな紫のスーツとサングラス。
 予習していったから「DIVE!」と叫ぶタイミングバッチリ。
 (最初CMで聞いた時ラララ多すぎと思ったのは、誰にも言えねぇ)

#03 Time Flies
 「MAGIC」から。好きな歌。ここまではALの曲順通り。
 今回のAL「MAGIC」を聞いた最初の印象は、原点回帰。
 曲も詞も、非常にシンプルでストレートだ。
 (最初の音をKOSHIが外したように思えたのは、誰にも言えねぇ)

MC-恒例の「B'zのLIVE-GYMへようこそ!」
 KOSHIとTAKのミニコント付き。爆笑。
 (おまえらダチョウ倶楽部かと思ったのは、誰にも言えねぇ)

#04 MY LONELY TOWN 
 SG曲。TAKが名曲と自画自賛し、KOSHIの詞を「新境地」を評していた。
 こういうわかりやすい(下手をすると青臭い)詞が、TAKは好きなんだなぁ。
 この次から賛否両論のバラード5連発。
 後半の怒涛の展開に持っていくため、バラードをまとめたのはわかる。
 (今月・OCもう飽きたと思ってたのは、誰にも言えねぇ)
  ↑
 この誰にも言えねぇ展開は、本人も飽きてきた。(ちなみに曲名)

#05 今夜月の見える丘に
 それでもやっぱりライブで聴くと、飽きたなんて言ってられない。
 ドラマが嫌いで見ていなかったので、私にとっては不幸な曲。
 (最初から「死」を売り物にするドラマは嫌いです!)

#06 PRAY
 「MAGIC」から。北と南の不平等さを(間接的な表現で)歌ってる。
 予習済みのラストは、貧困に喘ぐ国の人たちを思って、心をこめて一緒に歌った。
 (というより、客が歌わなければいけない)

#07 TIME
 ああああ、大好きな曲!ここで聴ける幸せ!(1993年リリースのSecondbeat)
 KOSHIはマイクスタンドで歌う時、左足前で右足後ろ伸ばしっぱなしポジションになる。
 しかも力が入ると腰がどんどん落ちて、左足膝折り、右足アキレス腱負担になる。
 股関節を痛めやすいのもこのせいじゃないの?

#08 TINY DROPS
 「MAGIC」から。しんみり聴く歌。
 ここでおばさん(わし)は椅子に座りました。
 ずっと海つながりなんだよね、このあたり。スクリーンの水がきれい。
 「たゆたう海へ…」

#09 OCEAN
 双眼鏡でガン見。
 生B'zもどうにか確認。
 スクリーンを双眼鏡で見るとすごいことに…。
 KOSHI、もう汗でびっしょり。

ということで、KOSHIはお着替えタイム。
増田社長のピアノソロきれいだった。
バラードラストにOCEANを持ってくるのは、こういうことが出来るからなのね。
暗転せず、間をおかず、ライブは営々と続いてます。
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B'z LIVE-GYM 2010 "AIN'T NO MAGIC" -1-

2010-03-05 | B'zのお喋り
チケット発売は去年。
ず~~っと先だと思ってた日が、もうやってきた。

今回は転売防止のため、座席番号が当日までわからない。
身分証で住所確認が必要。
ドームなのに平日。
この3重苦で、チケット売り上げは当初伸び悩んだ。

しかも3日、東京ドームの初日に恐れていたシステムトラブルが発生した。
ただでさえ入場が押して、開演時間が軒並み遅れている。
そこにシステムトラブルだ。
ドームの入場口は朝の通勤ラッシュ時の電車みたいだったそうだ。
結局47分押しで、終了は22時半近く。
終電の都合で、アンコールまで見られなかった人もいただろう。

4日は週間予報では曇りだったのに、結局雨マークが出た。
20周年記念ライブで、台風を4日間も遅らせて、最終日に直撃させた人たちだ。
私は晴れ女だけど、雨は覚悟していた。
雪にならないだけマシだった。

早めに行って、グッズを買おうと思った。
ホール限定ツアーTシャツとか、パンフレットとかはすでに買ってあったけど。
だが駅に着いたら、外はもう雨だった。
寒いし、面倒になって、東京ドームホテルに飛び込んだ。
サラダバーでグズグズ時間を潰した。

開演40分前にレストランを出て、入り口に向かった。
すでに列はなく、身分証チェックもなく、あっという間に入れてしまった。
当然グッズはほとんど売り切れで、記念に携帯ストラップだけ買った。

席につき、噂の「客イジリ」を楽しんだ。
何度も「エアーギターやって」と言われ、頑張ったのに「働け!」と言われてしまう係員のオニイチャンGJ。
ときどき流れる「LIVE-GYMのテーマ」
公式HPで聞いた時は、DLのテーマかと思った。
覚えて歌ってね、と言われたって…という残念な歌だ。
B'zが作ったんじゃないからしょうがないか。
(作ったんじゃないよね?!)

10分押しでライトが消えた。
この時点で、前の席が2つ、隣の隣の席が2つ空いてる。
隣の人が隣の隣に移動し、私もちょっとずれた。
前も左右も空いている状態なんて、動きやすくてチョーラッキー!
ちなみにドーム全体は天辺から端の方まで満員御礼になっていた。
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「人」の領域を超えたね

2010-03-04 | B'zのお喋り
人の限界はどうやって決まるのだろう。
「自分で諦めた時に決まる」っていうけど、いろいろあるじゃない。

だって年には勝てないよ?
スポーツ選手が引退する時って、本当に諦めた人がどれくらいいるだろう。
クビになっちゃったとか、みっともないところを見せないうちに止めとこうとか。

すっぱり諦めて「や~めた!」って言えれば、それが一番だと思う。
だけど諦めない人たちは、少しずつ限界の幅を広げ、やがて思いがけない高みにまで登り詰めてしまう。

そのために、彼らは犠牲を払う。
まず、孤独を味わうのだ。
登山道を歩くのはまだ楽だけど、さらにその上に到達するには、道なき道を行かなければならない。
誰もいない。
誰も通らない。
孤独だ。

いつかは諦めなくてはならない日がやってくることを知っている。
だけど怯えてはいない。
いつも「今日が最後」と思っている。
20年を超えた時、そんな心境に達していた。

5年目に「嫌いなら嫌いと合図して そこから始まる」と言った。
いくらでも軌道修正が利くと、自信を持ってそう言った。
そして22年目に「不満なら降りればいい スピードが鈍るからね」と切り捨てた。
もうすべての要望に応えることはできない。
走り続けるしかないから、ついてこられない人はいらない。

そして彼らは、ついに人の領域を超えた。
年と共に衰えない。
衰えるどころか、さらに登り続けている。

東京ドームに、全盛期を凌ぐシャウトが響いた。
渾身のシャウトだ。

すべて受け止めてくれと言われた。
この魂を受け止めると、私もまた高みに登らなければならない。
いいさ、登ってやろう。
どこまで行けるか、一緒に見届けようじゃないか。
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