ヴィンセント・ギャロの「バッファロー'66」は優れた恋愛映画だった。
そういう括りでいいのだと思うが、私はラブコメよりこんな感じの恋愛映画が好きだ。
だからギャロの新作(単館上映)「ブラウン・バニー」を観る気になった。
観た後で、こんな言葉が浮かんできた。
「誰でも一生に一度は小説を書ける。自分の半生の物語だ」
「バッファロー」はギャロの自伝的映画だったらしい。
彼が映画で表現したかったことは、この一作に集約されてしまったのかもしれない。
両親の家を訪ねていった時の、あの何とも言えない雰囲気こそ、彼の自伝だ。
ラスト、誘拐した女性とベッドで並んで寝てるいる時の、微妙に変わる距離感。
あれが彼の恋愛観だ。
ギャロは他にも絵画や音楽で自分を表現してるから、映画はこれだけでよかったのだ。
「ブラウンバニー」
この映画をどう表現したらいいか迷う。
多くの人が最初の30分で眠ってしまうような映画なのだ。
私は基本的にロードムービーが好きなので、かなり楽しみにしてた。
そしたらホントにロードだけのムービーだった。
ニューハンプシャー(アメリカ大陸のカナダに近い東海岸の州)からカリフォルニアまで、ギャロはひたすら車を走らせる。
まさしく大陸横断の旅だ。
その間3人の女性と浅い関係を持つ。
それ以外、カメラは車内からの景色、車内のギャロのアップしか映さないのだ。
無言のまま、ギャロを傷つけたのが「デイジー」と言う名の女性であることがわかる。
誘ってはそれ以上の関係に踏み込むことが出来なかった3人の女性の名は「マーガレット」「リリー」「ローズ」
ストーリーはこれだけだ。
ラストに問題の(衝撃の)シーンがあるにはあるが、そこは映画的付け足しに過ぎない。
ギャロが描きたかったのは、オートレーサーの男の孤独と、底知れない憂鬱だけだ。
余り底知れないので、観てるうちにすっかり憂鬱になってしまった。
憂鬱な気分を疑似体験したい、ポジティブ人間にはお勧めの映画かもしれない。
そういう括りでいいのだと思うが、私はラブコメよりこんな感じの恋愛映画が好きだ。
だからギャロの新作(単館上映)「ブラウン・バニー」を観る気になった。
観た後で、こんな言葉が浮かんできた。
「誰でも一生に一度は小説を書ける。自分の半生の物語だ」
「バッファロー」はギャロの自伝的映画だったらしい。
彼が映画で表現したかったことは、この一作に集約されてしまったのかもしれない。
両親の家を訪ねていった時の、あの何とも言えない雰囲気こそ、彼の自伝だ。
ラスト、誘拐した女性とベッドで並んで寝てるいる時の、微妙に変わる距離感。
あれが彼の恋愛観だ。
ギャロは他にも絵画や音楽で自分を表現してるから、映画はこれだけでよかったのだ。
「ブラウンバニー」
この映画をどう表現したらいいか迷う。
多くの人が最初の30分で眠ってしまうような映画なのだ。
私は基本的にロードムービーが好きなので、かなり楽しみにしてた。
そしたらホントにロードだけのムービーだった。
ニューハンプシャー(アメリカ大陸のカナダに近い東海岸の州)からカリフォルニアまで、ギャロはひたすら車を走らせる。
まさしく大陸横断の旅だ。
その間3人の女性と浅い関係を持つ。
それ以外、カメラは車内からの景色、車内のギャロのアップしか映さないのだ。
無言のまま、ギャロを傷つけたのが「デイジー」と言う名の女性であることがわかる。
誘ってはそれ以上の関係に踏み込むことが出来なかった3人の女性の名は「マーガレット」「リリー」「ローズ」
ストーリーはこれだけだ。
ラストに問題の(衝撃の)シーンがあるにはあるが、そこは映画的付け足しに過ぎない。
ギャロが描きたかったのは、オートレーサーの男の孤独と、底知れない憂鬱だけだ。
余り底知れないので、観てるうちにすっかり憂鬱になってしまった。
憂鬱な気分を疑似体験したい、ポジティブ人間にはお勧めの映画かもしれない。
ビンセント・ギャロの映画は未だ見ていませんが、どうなのでしょう?ヴェンダース監督の「パリ・テキサス」のような作りの映画なのでしょうか?後者の映画は何年もブルーだったころの僕の心に響きました...とても見ていて心が苦しかったのを覚えています。(今の精神状態では何も響かないかも知れませんね^^)前者の映画はどうなのでしょう?昔の僕なら意外とはまったかも?
結局見てみないと判断できませんが、今は暗いだけの映画はきらいです。楽しめないと、それは自分にとって映画とは思えません。
「バッハロー'66」がすごくいい映画だと言いたかったんですが、こちらは5年前の映画なので、新作と組み合わせた方がいいかと思ったんで。
「ブラウン…」は、映画祭でも絶賛と酷評の両極端に分かれたそうです。
物凄く映画好きの、さらに1割くらいが評価する映画ですね。
満点か0点みたいな。
namさんには是非「バッファロー…」を見ていただきたいです。
こちらは憂鬱の中にユーモアが味付けされてますから。