先日またまた庄司さんの実家のスナックで集まりがあったのに、忙しすぎて行けなかった。
あの穏やかな時間に癒されるはずが、行けなかった寂しさばかり残っている。
しかも今回はママさんのバースデーとお兄さんの長男誕生のお祝いが重なり、みんなでプレゼント買出しツアーまで企画されていたのに・・・。
ルミネで(またしても)偶然隣り合わせになったKとはちゃんから詳しい報告を聞いたら、行きたかったという思いがさらに募ってしまった。
ここはプレゼントのエプロンをつけたママさんの姿と、産まれたばかりの長男クンを抱いた幸せそうなお兄さんの姿を想像しているしかない。
(ところで庄司さんは、ちゃんとお祝い上げたのかな?)
そんなこんなで、文化の日のルミネの幕が開く。
今日はネタバラエティで、前説ふくろとじ(写真)、演者さんは―
前半:Bコース、ぜんじろう、品川庄司、ザ・プラン9、ジャリズム、南海キャンディーズ
後半:ショウショウ、2丁拳銃、ハリセンボン、コンマニセンチ、バンクブーブー
今日の(品庄を除いた)オモシロNO.1はBコース。
Bコースは前回のネタから、生まれ変わったみたいに面白くなった。
バトン1つでナベさんと羽生さんがボケまくり、タケトさんが今時古風なスリッパでツッコミまくる展開は今回にも引き継がれている。
タケト=ピッチャーに対して、ハブ=バッター&ナベ=キャッチャーがボケまくる。
タケトさんもスリッパを振りかざしてツッコミ。
次にルミネから飛び出すのはBコース?と思うほど笑った。
そして今日のビックリさんは何と言ってもコンマニセンチだ。
K太さんから聞かされていたが、パイプ椅子を使う体を張ったアクションがすごい。
お笑い用語でなんと言うのか知らないが、ショートコントの合間をつなぐ、アンガールズで言えば「ジャガジャガ」部分を、パイプ椅子でやるのだ。
隣り合わせに座ったパイプ椅子を(本人共々)横倒し。
向かい合わせに座り、互いの足の裏を蹴って真後ろにパイプ椅子ごと引っくり返る。
極めつけはラスト。
横1列に並べたパイプ椅子に座っている相方めがけて、もうひとりがフライングアタック。
パイプ椅子と二人がガラガラとすっ飛んでいく。
ここはプロレス会場か!
生で観ると、すごい迫力だった。
ただその部分だけが印象に残りすぎて、実はネタ内容を忘れてしまっている。
あまりのテンションの高さに、引いてしまうお客さんがいるのも確かだ。
彼らが出てくるだけで、パイプ椅子アクションを期待する拍手が起こるようになるには、まだまだ日がかかりそうだ。
さて、品庄なんだが・・・。
なんかもう恒例となってしまった前半と後半の温度差はどうしようもない。
初めて見る人は前半から笑うが、慣れすぎてしまうと後半からしか笑えない。
後半は例によって怒涛のボケ連続で、大いに盛り上がるんだけどね。
実は私、未だにM-1の言葉に反応する。
もう聞きたくない。言われたくない。思い出したくない。忘れてしまいたい。
そんな気持ちでいっぱいになるのだ。
もちろん今年のM-1を観る気はない。
「漫才」と言うのは、本来お客さんの前で『見せる』ものだ。
だがコンビによって、その意識はかなり異なる気がする。
お客さんの反応は関係なしに、完成された漫才を一言一句変わらず舞台の上で見せ続ける。
そういうコンビがいる反面、お客さんの反応しだいですっかりテンションが変わってしまうコンビもいる。
品庄は典型的な後者タイプだ。
例えば4分の漫才で、前半2分にまったく笑いが起こらなくても気にしない。
そこは伏線の部分なので、後半のオチにつなげられれば、笑いがなくてもいいのだと思わないと、M-1は勝ち抜けない。
品庄は最初の10秒で笑いが取れないと、そのまま凹んでしまう。
それはアウェィで顕著に起こる現象だ。
この前の『笑点』もそうだったような気がする。
そしてM-1でも。
ただ完成された芸術美のような漫才より、ライブの雰囲気の中でフェイクしていく漫才の方が、私は好きだ。
クラシックのコンサートとロックのライブを比べても始まらない。
フェイクするロッカーが、クラシックのコンクールに出てしまったことが間違いなのだろう、多分。
話が逸れまくった。
後半のフェイクは凄まじかったよ、今回も。
それも毎回違ったフェイクを見せてくれる。
前回やった庄司さんの髪のかきあげを、今回は品川さんもやる。
「前髪ないだろう!」
だが品川さんはめげずにかきあげをシンクロさせる。
例の顔ペロン~ペロンペロン~指折り1・2、に加えて前髪かきあげ。
それに庄司さんの肩から脇の下辺りの部分を叩く。
これもなんだか偶然に生まれた感じだ。
前半元気のなかった庄司さんにカツを入れる感じで、「おい、庄司!」と怒鳴りながら叩いたのが始まり。
二度目のセットの時、品川さんがそれを省いたら、庄司さんから「叩かないのかよ!」と苛立ったようなツッコミ。
当然これもセットに加わり、恐ろしいほど息のあった動作で決めていく。
お客さんからは思わず大拍手が巻き起こるほど、見事にシンクロしていた。
漫才は「言葉」で笑わせるものだとしたら、品庄は邪道を歩んでいるのかもしれない。
だけど新しい形はいつの時代も「邪道」と蔑まれてきた。
品川庄司の新しい漫才の形が、私には何よりも合っている。
あの穏やかな時間に癒されるはずが、行けなかった寂しさばかり残っている。
しかも今回はママさんのバースデーとお兄さんの長男誕生のお祝いが重なり、みんなでプレゼント買出しツアーまで企画されていたのに・・・。
ルミネで(またしても)偶然隣り合わせになったKとはちゃんから詳しい報告を聞いたら、行きたかったという思いがさらに募ってしまった。
ここはプレゼントのエプロンをつけたママさんの姿と、産まれたばかりの長男クンを抱いた幸せそうなお兄さんの姿を想像しているしかない。
(ところで庄司さんは、ちゃんとお祝い上げたのかな?)
そんなこんなで、文化の日のルミネの幕が開く。
今日はネタバラエティで、前説ふくろとじ(写真)、演者さんは―
前半:Bコース、ぜんじろう、品川庄司、ザ・プラン9、ジャリズム、南海キャンディーズ
後半:ショウショウ、2丁拳銃、ハリセンボン、コンマニセンチ、バンクブーブー
今日の(品庄を除いた)オモシロNO.1はBコース。
Bコースは前回のネタから、生まれ変わったみたいに面白くなった。
バトン1つでナベさんと羽生さんがボケまくり、タケトさんが今時古風なスリッパでツッコミまくる展開は今回にも引き継がれている。
タケト=ピッチャーに対して、ハブ=バッター&ナベ=キャッチャーがボケまくる。
タケトさんもスリッパを振りかざしてツッコミ。
次にルミネから飛び出すのはBコース?と思うほど笑った。
そして今日のビックリさんは何と言ってもコンマニセンチだ。
K太さんから聞かされていたが、パイプ椅子を使う体を張ったアクションがすごい。
お笑い用語でなんと言うのか知らないが、ショートコントの合間をつなぐ、アンガールズで言えば「ジャガジャガ」部分を、パイプ椅子でやるのだ。
隣り合わせに座ったパイプ椅子を(本人共々)横倒し。
向かい合わせに座り、互いの足の裏を蹴って真後ろにパイプ椅子ごと引っくり返る。
極めつけはラスト。
横1列に並べたパイプ椅子に座っている相方めがけて、もうひとりがフライングアタック。
パイプ椅子と二人がガラガラとすっ飛んでいく。
ここはプロレス会場か!
生で観ると、すごい迫力だった。
ただその部分だけが印象に残りすぎて、実はネタ内容を忘れてしまっている。
あまりのテンションの高さに、引いてしまうお客さんがいるのも確かだ。
彼らが出てくるだけで、パイプ椅子アクションを期待する拍手が起こるようになるには、まだまだ日がかかりそうだ。
さて、品庄なんだが・・・。
なんかもう恒例となってしまった前半と後半の温度差はどうしようもない。
初めて見る人は前半から笑うが、慣れすぎてしまうと後半からしか笑えない。
後半は例によって怒涛のボケ連続で、大いに盛り上がるんだけどね。
実は私、未だにM-1の言葉に反応する。
もう聞きたくない。言われたくない。思い出したくない。忘れてしまいたい。
そんな気持ちでいっぱいになるのだ。
もちろん今年のM-1を観る気はない。
「漫才」と言うのは、本来お客さんの前で『見せる』ものだ。
だがコンビによって、その意識はかなり異なる気がする。
お客さんの反応は関係なしに、完成された漫才を一言一句変わらず舞台の上で見せ続ける。
そういうコンビがいる反面、お客さんの反応しだいですっかりテンションが変わってしまうコンビもいる。
品庄は典型的な後者タイプだ。
例えば4分の漫才で、前半2分にまったく笑いが起こらなくても気にしない。
そこは伏線の部分なので、後半のオチにつなげられれば、笑いがなくてもいいのだと思わないと、M-1は勝ち抜けない。
品庄は最初の10秒で笑いが取れないと、そのまま凹んでしまう。
それはアウェィで顕著に起こる現象だ。
この前の『笑点』もそうだったような気がする。
そしてM-1でも。
ただ完成された芸術美のような漫才より、ライブの雰囲気の中でフェイクしていく漫才の方が、私は好きだ。
クラシックのコンサートとロックのライブを比べても始まらない。
フェイクするロッカーが、クラシックのコンクールに出てしまったことが間違いなのだろう、多分。
話が逸れまくった。
後半のフェイクは凄まじかったよ、今回も。
それも毎回違ったフェイクを見せてくれる。
前回やった庄司さんの髪のかきあげを、今回は品川さんもやる。
「前髪ないだろう!」
だが品川さんはめげずにかきあげをシンクロさせる。
例の顔ペロン~ペロンペロン~指折り1・2、に加えて前髪かきあげ。
それに庄司さんの肩から脇の下辺りの部分を叩く。
これもなんだか偶然に生まれた感じだ。
前半元気のなかった庄司さんにカツを入れる感じで、「おい、庄司!」と怒鳴りながら叩いたのが始まり。
二度目のセットの時、品川さんがそれを省いたら、庄司さんから「叩かないのかよ!」と苛立ったようなツッコミ。
当然これもセットに加わり、恐ろしいほど息のあった動作で決めていく。
お客さんからは思わず大拍手が巻き起こるほど、見事にシンクロしていた。
漫才は「言葉」で笑わせるものだとしたら、品庄は邪道を歩んでいるのかもしれない。
だけど新しい形はいつの時代も「邪道」と蔑まれてきた。
品川庄司の新しい漫才の形が、私には何よりも合っている。